HOME >> 生産者情報 >> ドメーヌ・メイエ=フォンネ(フランス/アルザス地方) 

↓INDEX↓
ドメーヌ概要
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ドメーヌが所有する
畑の特徴について


>> ヴィネック=シュロスベルグ
>> ケフェルコプフ
>> ヒンターブルグ
>> ドルフブルグ
>> プフラール
>> ドメーヌが新たに
取得した特級畑
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ブドウ栽培について
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ワインの醸造について
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各種ガイドのコメント
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各キュヴェの詳細
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◆ドメーヌ概要◆

フェリックス・メイエ  ドメーヌ・メイエ=フォンネは,コルマール/Colmarの西5キロのところにあるカッサンタル/katzenthal村に本拠を置く家族規模のドメーヌ。カッサンタル,インゲルスハイム/Ingersheim,アメルシュヴィール/Ammerschwihr,キンツハイム/Kientzheim,リクヴィール/Riquewihr,コルマール,ベンウィール/Bennwihrの7つのコミューンにテロワールの異なる35区画の畑を所有している。

 ドメーヌのブドウ栽培は5世代前に遡るが,ドメーヌ元詰めと直売を発展させたのは,現当主フェリックス・メイエ/Felix Meyerの父親フランソワ/Francoisの代から。1972年生まれのフェリックスは,マコンで技術のBTS(高等技術者免状/Brevet de Technicien Superieur)を,そしてパリでは流通のBTSを取得。その後,アルザスのレオナール・ウンブレヒト,モレィ・サン・ドゥニのドメーヌ・デュジャック,ムルソーのコント・ラフォン,そしてグランジと双璧をなすオーストラリア最高峰のカルト・シラー,ヒル・オブ・グレースを生み出すヘンシュケ・ヴィンヤーズ/Henschke Vineyardsといった超一流ドメーヌでの修行を経て,ドメーヌに参画した。『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス/La Revue du Vin de France誌/1998年12月号』において,当時26歳の若さで《アルザスの希望の星》として紹介されたのを皮切りに,メイユール・ヴァン・ド・フランス(旧称クラスマン),グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス,アシェット,ゴー・ミヨ,フルールスなどフランスの主要ガイドに毎年のように掲載され,今や押しも押されぬアルザスのトップ・ドメーヌの1つとなった。『メイユール・ヴァン・ド・フランス/2010年版』で1つ星から2つ星に昇格。3つ星のウンブレヒト,マルセル・ダイスを猛追随している。
(画像右上:フェリック・メイエ)
◆ドメーヌの所有畑の特徴について◆

 ドメーヌは,カッサンタル村を中心とする7つのコミューンに35の区画を所有している。所有する畑のうち,グラン・クリュを含めクリュ名の付く畑が8つある。

 

*ヴィネック=シュロスベルグ
/Wineck-Schlossberg 特級(カッサンタル村,アメルシュヴィール村)

・・・カッサンタル村にあるグラン・クリュ“ヴィネック=シュロスベルグ”は,小さな谷間に位置するため卓越風の影響を受けることがない。また,南-南東に面した斜面にあり,テュルクハイムと呼ばれる細かく砕解した雲母混じりの花崗岩土壌で形成されている。グラン・クリュにふさわしいテロワールとミクロ・クリマを享受する“ヴィネック=シュロスベルグ”の名声は古く,18世紀の文献にもその名が残されている。このヴィネック=シュロスベルグの花崗岩土壌は水はけに優れ,天候に恵まれた年よりも,やや雨の多い年のほうが興味深いキュヴェを生み出す。また,雲母が豊富な土壌であるため,ワインにより繊細さと豊かさが備わる。つまり,リースリングはリースリングらしく,ゲヴュルツトラミネールはよりゲヴュルツトラミネールらしく,それぞれの品種の特性が一層際立つテロワール。ここで生まれるワインからは,ベルガモットやスミレの花,燻した香り,際立ったミネラル分,そしてバラの花のアロマのフィニッシュなどが感じられることが大きな特徴。


↑グラン・クリュ ヴィネック=シュロスベルグ↑
丘の上に見えるのは1200年に建立され,現在,歴史的建造物に指定されているヴィネック城。カッサンタル村のブドウ畑を見下ろし,アルザスで唯一,ブドウ畑に囲まれているこの城は,ドメーヌ・メイエ=フォンネのラベルにも描かれている。

*ケフェルコプフ/Kaefferkopf(アメルシュヴィール村)
・・・カッサンタル村の隣,アメルシュヴィール村にあるケフェルコプフは非常に古くから知られるクリュで,1914年の文献ではアルザス最上のクリュに列挙されていた。また,多くのワイン評論家はケフェルコプフのテロワールの偉大さをはっきりと認めている。 ※2007VTより特級に昇格

「グラン・クリュと同等か,それ以上に素晴らしい!」
ヒュー・ジョンソン著『ワールド・アトラス・オブ・ワイン』,『ポケット・ワイン・ブック』より

「アメルシュヴィール村にあるケフェルコプフは,
数あるアルザス・ワインのなかでも群を抜いて評判がいい」
ワイン・ジャーナリスト,ジェラルド・アシャー著『世界一優雅なワイン選び』より

「ケフェルコプフはグラン・クリュに格付けされるべき。
この区画はアルザス最高のグラン・クリュに匹敵する」
ウェブ・サイト「アルザス・テロワール」より

 ところが,1992年のINAOによるアルザスのグラン・クリュの制定において,ケフェルコプフはグラン・クリュと認められなかった。これは,INAOによって課せられたグラン・クリュにおける様々な条件に対して,ケフェルコプフに畑を所有する栽培者たちが合意できなかったからだと言われている。しかし,生産者とINAOによる長年の討議の結果,2007年1月12日付けの政令で,アルザス51番目のグラン・クリュとして“ケフェルコプフ”の誕生が正式に認められた(2007VTのキュヴェからグラン・クリュを呼称できる)

 粘土,石灰,砂岩の混じったケフェルコプフの土壌で育まれるブドウからは,同じ品種のものでも他のテロワールから生まれるものに比べて,「力強く濃厚で,男性的なワイン」,「熟成しながらさらに力強さを増して,ピークに達するまでに最低でも8年の歳月が必要とされる偉大なワイン」を生み出す。ドメーヌでは,このケフェルコプフでリースリングとゲヴュルツトラミネール,そしてピノ・グリを栽培している。ケフェルコプフは貴腐菌が発生するに理想的なテロワールであるため,特にヴァンダンジュ・タルディーヴやセレクション・ド・グレン・ノーブルは通常のキュヴェを超越した最高品質を誇るキュヴェを生み出す。

*ヒンターブルグ/Hinterburg(カッサンタル村)
・・・アルザスのグラン・クリュの1つであるソメルベルグ/Sommerbergに隣接する東向きのクリュ。心土は風化した粘土石灰質で,表土は花崗岩に覆われた肥沃な土壌。非常に勾配の急な傾斜地(45度)で,ピノ・グリとミュスカは階段状に仕立てられた畑の上で栽培されている。

*ドルフブルフ/Dorfburg(インゲルスハイム村,カッサンタル村)
・・・ドルフブルグは隣接するグラン・クリュ,フロリモン/Florimontと同じく砂利の多い泥灰土石灰土壌。ヴォージュ山脈の最高峰に守られるように東向きに位置するため,年間の降雨量は非常に少ない。ゲヴュルツトラミネールに第一級の個性を与えるのに非常に適しているため,ドメーヌの所有区画には最も樹齢の古いゲヴュルツトラミネールのブドウ樹が植えられている。また,貴腐の発生に非常に好都合なミクロ・クリマであるため,ヴァンダンジュ・タルディーヴやセレクション・ド・グレン・ノーブルの出来が際立っている。一方,ピノ・グリはこの畑の泥灰土石灰土壌と大変良く調和するため,深みと上品さを備えた長熟なワインが生まれる。ドメーヌの区画では,ピノ・ブランとリースリングも栽培されている。

*プフラール/Pfoeller(カッサンタル村)
・・・プフラールは,グラン・クリュ,ソメルベルグ/Sommerbergとヒンターブルグ/Hinterburgのあいだの緩やかな丘の上に広がるクリマ。2億5千万年前のムスケルカルク/Muschelkalk世地層という貝殻を含む石灰質の土壌。ドメーヌではリースリングを栽培し,最もシンプルで長命,そして厳格なリースリングを生み出している。



ドメーヌが新たに取得した特級畑

*フルシュテンタム/Furstentum,スポルン/Sporen,シェーネンブール/Schoenenbourg
・・・ドメーヌは数年前に,“フルシュテンタム/Furstentum”,“スポルン/Sporen”,“シェーネンブール/Schoenenbourg”という3つのグラン・クリュに区画を取得,2007ヴィンテージからキュヴェを生産し始めた。2007ヴィンテージから“ケフェルコプフ”もグラン・クリュに昇格したことから,ドメーヌが所有するグラン・クリュの数は,“ヴィネック=シュロスベルグ”を含め,合計5つとなった。グラン・クリュ“シェーネンブール”ではリースリングの辛口のキュヴェを,“スポルン”ではゲヴュルツトラミネールのヴァンダンジュ・タルディーヴとセレクション・グレン・ノーブルのキュヴェ,“フルシュテンタム”ではヴァンダンジュ・タルディーヴのキュヴェを手がける。
◆ドメーヌ・データ◆
・栽培面積: 13.50ヘクタール
・平均樹齢: 35年
・植樹比率: 1ヘクタールあたり4,500-5,000株。斜面の区画では6,600株。
・台木: メインは3309番,同様に16149番(ゲヴュルツトラミネール),34EM,SO4,FERCALとGRAVESAC
・販売先: 個人客への直接販売50%,輸出(イギリス,アメリカ,日本,オランダ,ドイツ,デンマーク)45%,フランスのレストラン及びネゴシアン5%

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