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◆プレス・ガイド誌評価◆
『ブルゴーニュ・オージュルデュイ ミレジメ2014スペシャル 2015年7-8月号』
“確かなクオリティー”
ヴァンサン・バシュレは2008年に自身のドメーヌを創設して以来，ワインの品質向上に絶えず取り組んできた。区画別赤白ワインの醸造とストックを拡大し，特に白ワインの熟成期間を延ばすためにタンクを増設する計画だ。
「出来る限り早く，白ワインの熟成期間を現在の12ヶ月から18ヶ月に延ばす予定だ。」とヴァンサンは語る。また，次世代を継ぐヴァンサンの子供オロールとエティエンヌのために，来年サン・トーバン一級アン・レミィEn Remilly，サン・トーバン一級サンティエ・デュ・クルSentier du Clouの2ヘクタールにブドウを植える準備をしている。
生産量の70％を占める赤は，発酵を長めにし，新樽20％で丹念に熟成させた骨格のあるしっかりとしたワインだ。実に長期熟成向きである。2014ヴィンテージはブドウが健全に熟した9月23日以降の，遅めの収穫となった。
マランジュ・ヴィラージュ V.V. 赤 2014 （参考商品） 17/20点
熟れて凝縮したカカオのノート。上品なテクスチャーの緻密な味わい。
コート・ド・ニュイだと信じた。
サントネー“クロ・デ・ムーシュ” 一級 赤 2014 16.5/20点
パティスリーの上品なノートに，赤系果実の表現ゆたかな香り。味わいはピュアで，バランスがよく，タンニンが溶け込んでいる。
マランジュ“レ・ロワイエール” 一級 赤 2014 （参考商品） 16/20点
ブラック・チェリー主体のリッチで果実味が豊かな香り。バランスのとれた味わいは，明瞭で果実に溢れている。
『デュセール・ジェルベ2018/2017年版』
コート・ド・ボーヌの主にシャサーニュ・モンラッシェとマランジュに13haを所有するドメーヌ。サントネーとムルソー，ポマールにも所有していることを忘れてはならない。当主ヴァンサン・バシュレは父ベルナール・バシュレの伝統を受け継いでいる。記憶に残る光景をみせる18世紀の見事なカーヴでワインは醸造，熟成される。〕※1
今年ヴァンサン・バシュレは我々に2014年物を提案してくれた。上品に引き締まり，粘性とミネラルがある。赤ワインはよく熟したブドウの果実味があり，マティエールが美しく近づきやすい。よいヴィンテージとなった。娘のオロールがドメーヌに参画しこの年から携わり，今後は家族でこの美しいテロワールでワイン造りを続けていくこととなる。
『デュセール・ジェルベ2016/2015年版』
頂点に君臨。コート・ド・ボーヌの主にシャサーニュ・モンラッシェとマランジュに13haを所有するドメーヌ。サントネーとムルソー，ポマールにも所有していることを忘れてはならない。当主ヴァンサン・バシュレは父ベルナール・バシュレの伝統を受け継いでいる。記憶に残る光景をみせる18世紀の見事なカーヴでワインは醸造，熟成される。2012ヴィンテージ現在，赤はルビー色のローブ。酸が和らいでいるためすぐに心地良く飲める。シルキーなタンニンに，イチゴ，フランボワーズ，カシスの芳醇なアロマを備えている。収穫時，ブドウはかなり熟成していたため，豊富な果実味が際立ち，非常にしなやかなで熟れたタンニンをもつ。このワインはさらに良く熟成していくだろう。この過熟果のアロマは美しいフィネスを備えたグルメなワインであることを実感する。2012の白は，高い粘性とバターのようなニュアンスがあり2011に比べてかなり開いている。酸も突出せず，上品な爽やかさを持った個性があり，愉しませてくれるワインだ。進化は早く，4〜5年で非常に心地良い味わいを愉しめるだろう。
『アシェット2019年版』
シャサーニュ・モンラッシェ“レ・ブノワット” 赤 2016 2ツ星★★
昨年ク・ド・クールを受賞したシャサーニュ白に続いて，粘土質土壌で生まれたこの赤はその栄誉にはやや及ばず。凝縮したグルメな香り。サクランボやフランボワーズの赤い果実に満ち，味わいは率直で首尾一貫し，それを支えるシルキーなタンニンが真の調和を成している。まもなく飲み頃。
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2016
樹齢80年の大変古いブドウ木に由来するこのワインは，白い花の香りにサクランボと樽のタッチが混ざり合う。しなやかなタンニンが円みのある甘美な味わいを支えている。
『アシェット2018年版』
マランジュの旧家のドメーヌ出身，ベルナール・バシュレの息子であるヴァンサン・バシュレは，2008年にシャサーニュ・モンラッシェにあるかつてネゴシアンのマルシィMarcillyが所有した歴史ある醸造所に移り住む前まで，兄弟と共に仕事をしていた。17haのブドウ園は主にコート・ド・ボーヌに広がる。
シャサーニュ・モンラッシェ 白 2015 2ツ星★★ ク・ド・クール
72エーカーの見事な区画からヴァンサン・バシュレはこの傑出したシャサーニュを選別した。繊細な樽香の奥に，白い花，バラ，熟れた果実のエレガントなブーケ。フレッシュなレモンのアロマを中心に，円みのあるシルキーなテクスチャを表現しながら，味わいはエネルギーに満ち，バイタリティを見せる。なんという余韻の長さ！若いうちから飲めて熟成も出来る。
サントネー“クロ・デ・ムーシュ” 一級 赤 2015
1年の樽熟成を経たこの2015年物は黒い果実と芳ばしい樽香，スパイスの調和がとれたブーケ。味わいは爽やかで緻密なタンニンによるストラクチャーがあり，フィニッシュに向けて幾分か安定する。すこし寝かれば角が取れるだろう。
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2015 1ッ星★
ヴァンサン・バシュレはグルメなフィネス溢れるマランジュを生んだ。煮詰めた赤系・黒系果実，芍薬とヴァニラの香りが開く。味わいはふくよかで円みがあり，シルキーで柔らかいタンニン。フレッシュな余韻がダイナミック。
『アシェット2017年版』
ポマール“レ・シャンラン” 赤 2013 1ッ星★
高低差のある6haに広がるシャンランは丘の中腹で1級に変わる。このワインは表現豊かな村名。ニワトコ，芍薬，さくらんぼとカカオのノート。味わいは円みがありしなやかで攻撃的ではないタンニンの骨格がある。
マランジュ“ラ・フュシエール” 一級 赤 2013 1ッ星★
1級最大面積のラ・フュシエールでマランジュの赤と白を造っているヴァンサン・バシュレ。赤は黒系果実とヴァニラの心地よい香り。円みと甘美さと新鮮さを携え，上質なタンニンの味わい。白も引用に値する。
『アシェット2016年版』
マランジュの旧家のドメーヌ出身，ベルナール・バシュレの息子であるヴァンサン・バシュレは，2008年にシャサーニュ・モンラッシェにあるかつてネゴシアンのマルシィMarcillyが所有した歴史ある醸造所に移り住む前まで，兄弟と共に仕事をしていた。14haのブドウ園は主にコート・ド・ボーヌに広がる。
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2013 1ッ星★
教育的テイスティングにお薦めするのは，ヴァンサン・バシュレのアペラシオンで最も偉大なラ・フュシエール赤と白だ。暗めの色調のローブに熟した果実と焼いた樽香の力強い香り。凝縮し，円みがあり，爽やかさと骨格のある余韻，大変バランスの取れた味わい。
マランジュ“ラ・フュシエール” 一級 白 2013
掲載に値するワイン。
ムルソー“クロ・デュ・クロマン” 白 2013
アカシアとマルメロのアロマが織り成す表現豊かな香り。初めは甘美で粘性が感じられ，コンフィチュールと樽の味わい。フィニッシュにむけてより快活になっていく。
シャサーニュ・モンラッシェ“レ・ブノワット” 赤 2013
サントネーからの街道沿いのシャサーニュに2008年にドメーヌを構えて以降，ヴァンサン・バシュレは歩いてブドウ園へ仕事に出かけられる。というのも，ドメーヌは“レ・ブノワット”のクリマから数分の距離にあるからだ。2013ヴィンテージはサクランボとカシス，上品な樽香とヴァニラが利いたあまりにふくよかな香りと，熟成向きの豊かな骨格のあるマティエールに注意をそそられた。“まさしくピノ・ノワール”，それがテイスターの結論だ。ビーフのキノコ添えに合わせたい。
『アシェット2015年版』
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2012 1ッ星★
7つあるプルミエ・クリュ40haのうち最も偉大なラ･フュシエールは，深いガーネットのローブ，腐葉土のタッチのニュアンスをもつサクランボの香りが特徴。力強いマティエールのピノのサクランボとバランスのよい余韻の長さ。長期熟成に適している。飲み頃は2017から2020年。グリーン・ペッパーソースのビーフステーキとあわせたい。
マランジュ“ラ・フュシエール” 一級 白 2012 1ッ星★
見事なストラクチャー，黄色いフルーツのアロマを持ち，引締まったワイン。熟成につれエレガントな樽の香りがたち，味わいにヴォリュームが与えられる。
『アシェット2014年版』
シャサーニュ・モンラッシェ“レ・ブノワット” 赤 2011
2013年版でも掲載された“レ・ブノワット”はヴェルベットのような緋色。レッド・ペッパーとヴァニラの香りが開く。しなやかで率直なアタック。味わいは素晴らしいヴォリューム感と，まだ僅かに固いタンニンの余韻によって支えられている。2年経てば開いて，牛フィレのパイ包みに合うだろう。
『アシェット2013年版』
マランジュ“ラ・フュシエール” 一級 白 2009 1ッ星★
心地良い白い果実とアーモンドのブーケが，澄んだ輝くイエローのローブに広がる。しなやかなアタックは，まろやかな感触。爽やかさが持続する。鱒のアーモンド焼きとあわせたい。
『アシェット2012年版』
ヴァンサン・バシュレは2年前にシャサーニュ・モンラッシェにドメーヌを構えた。しかし，生まれ故郷のマランジュには今なお繋がっている。
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2009 1ッ星★
2年目のヴィンテージは1ッ星を獲得。コート・ド・ボーヌの南部を牛耳るワインの表現を見事に感じさせる新しい“ラ・フュシエール”。
『アシェット2011年版』
ヴァンサン・バシュレはシャサーニュ・モンラッシェのリュー・ディ“ラ・カニエール”にある素晴らしい隠れ家に住んでいる。彼はコート・ド・ボーヌの南を知っている。マランジュからムルソーの間に13haを所有しているからだ。
ムルソー“クロ・デュ・クロマン” 白 2007 1ッ星★
金色に輝くローブにレモンと花のフレッシュな香り。円みがありしなやかで，ミネラルの快活さによって味わいのバランスが取れている。すでに賞賛に値するが，3年弱待ってもよい。海老のアニス風味に合わせてみてはどうだろう。
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2008 1ッ星★
2人の弟とブドウ園を分割し，独立したヴァンサン・バシュレのファースト・ヴィンテージ2008。彼は，アペラシオンで最も大きいプルミエ・クリュの好立地を手に入れている。ビュルラ種のサクランボ色，赤系・黒系フルーツに樽のタッチがテロワールのフィネスと共に表現されている。溶け込んだタンニンの心地良い味わいと長い余韻。
『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 2018年6月号』
“スペシャル・ヴィンテージ2017掲載”
シャサーニュ・モンラッシェ 白 2017 14.5点
スパイスとフルーツが先行する香りを発散する。味わいはヴォリュームと円みに値打ちがあり，まったくもってジューシーな果実味を大いに愉しめる。
マランジュ“ラ・フュシエール” 一級 白 14-14.5点
＜マランジュ白で唯一の掲載！＞
ガスがかすかに残っているが，純化され気品のある，非常に塩味が感じられる心地良いワイン。
『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 2016年6月号』
“今年の最優秀ワイン スペシャル・ヴィンテージ2015”
＜試飲58本のうちのTOPにヴァンサン・バシュレが君臨！＞
マランジュの良好ヴィンテージ。純粋なさくらんぼの果実味が現れている。2015年は暑く，白ワインは豪華な仕上がりとなった。
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2015
溶け込んだ樽のストラクチャー。ふくよかなマティエールとさわやかな伸び。
『ベタンヌ・エ・ドゥソーヴ2019年WEB版』
ポマール“レ・シャンラン” 赤 2015 14.5点
上品な素朴さがあるポマール。粘り強く完全に熟している。燻したサクランボ，甘草のノート，ヴェルベットのようなしなやかなタンニン。若さを堪能すべき。
『ベタンヌ・エ・ドゥソーヴ2018年版』
『ベタンヌ・エ・ドゥソーヴ2018年版』★
“プリ・プレジールPrix Plaisir金賞
消費者が選ぶコスト・パフォーマンスの良いワイン”受賞
マランジュ“ラ・フュシエール” V.V. 一級 赤 2014
＜“主要生産者”に掲載！＞
2007年にヴァンサン・バシュレはシャサーニュに拠点を置き，以降，率直でバランスがとれ直ぐに愉しめるワインを生産している。
ブルゴーニュ 白 2015 14/20点
マランジュ“ラ・フュシエール” 一級 白 2015 15/20点
ポマール“レ・シャンラン” 赤 2015 14.5/20点 他
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