HOME >> 生産者情報 >> ドメーヌ・フィリップ・ブルノ(フランス/ブルゴーニュ地方) 
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■ドメーヌの歴史■
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■栽培と醸造■
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■醸造について■
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■各キュヴェの詳細■

天才ヴィニュロンとして名を馳せているフィリップ・ブルノPhilippe Brenotは、サントネーに本拠を置き、4世代続く蔵元のヴィニュロンです。2011年に所有していたバタール・モンラッシェを売却したのをきっかけに、「ドメーヌ・フィリップ・ブルノ」から「ドメーヌ・ド・ラ・ペロル」へ蔵元の名前を変更。現在は総栽培面積1.5ヘクタールというミクロ・ドメーヌに生まれ変わりました。天才ヴィニュロンとして名を馳せている理由は、ヴェルジェ、ソゼ、ジャン・リケール、ルフレーヴといった超一級ネゴシアンが毎年のようにフィリップ・ブルノの下を訪れ葡萄の提供を懇願して止まないという事実があったから。それほどまでにフィリップの造る葡萄は次元が違うのです。ジャン=マリー・ギュファンス、ジェラール・ブド、ジャン・リケール、オリヴィエ・ルフレーヴ、そして友人であるコシュ=デュリ、稀有な才能に恵まれた彼らが口を揃えて天才と呼ぶその男が、震撼的なテロワールと魔法と呼ばれる葡萄造り、そして驚異的な低収量と樽発酵、高い新樽比率から生み出す幻の元詰めプライヴェート・ワインです。
■ ドメーヌの歴史 ■
ドメーヌは今から約130年前に、現当主フィリップ・ブルノの曽祖父母によって創設されました。それ以前からブルノ家は葡萄畑を所有していましたが、主にワイン商として生計を立てていました。曽祖父母は、小麦粉を作るための風車も所有しており、その後、葡萄畑を買い増した曽祖父は、ワインのネゴシアンを設立。フィリップの父方の祖父が、サントネーの医者の娘と結婚したため、バタール・モンラッシェの区画の一部が持参財産としてブルノ家の所有となりました。同時に、祖父はバタール・モンラッシェのその他区画も購入。以来、ブルノ家は、バタール・モンラッシェ0.37ヘクタールを所有することとなったのです。またピュリニー・モンラッシェ“レ・ザンセニエール”の畑はフィリップの両親が購入しました。サントネー1級“レ・パスタン”は、フィリップの母がブルノ家に嫁いだ際、持参財産として持ってきたものです。その後、現当主であるフィリップと妻クリスティーヌは、ブルゴーニュ赤・白、シャサーニュ・モンラッシェ“ロルモー”の畑を購入し、一時は4.12ヘクタールを所有するドメーヌとなりました。2011年に家族の事情によりバタール・モンラッシェとピュリニー・モンラッシェをアメリカ人ネゴシアンに売却したため、現在所有する区画は、サントネィ、サントネィ1級、ブルゴーニュ赤・白です。 1977年にドメーヌを引き継いだフィリップは、当初は、大部分の葡萄をネゴシアンに売っていました。しかし、フィリップの造る葡萄のクオリティは極めて高く、著名ネゴシアンがこぞって彼の葡萄を買い求めるほど。とりわけ、90年代初頭にスーパー・ネゴシアンの先駆けとして一世を風靡したヴェルジェの名声確立の影には、フィリップ・ブルノが葡萄を提供していたことが非常に大きかったと言われています。事実、ジャン=マリー・ギュファンスがヴェルジェを創設するにあたり、最も重要な葡萄購入先としていたのがこのフィリップ・ブルノで、現在では生産中止になってしまったヴェルジェのバタール・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェ“レ・ザンセニエ−ル”は、フィリップ・ブルノの葡萄から造られていたものでした。ブルノの葡萄から造られたヴェルジェのバタールは、ヴェルジェのワインとして初めてパーカー・ポイント100点満点を獲得し、ヴェルジェのその後の名声に大きな影響を与えたのです。現在ヴェルジェとの取引契約は満了を迎え、畑も売却したためドメーヌは年々元詰めを増やしています。18ヶ月から2年に亘り長期熟成をするドメーヌ・ブルノのワイン造りには一定の資金が必要だったため、エティエンヌ・ソゼ、ジャン・リケール(ヴェルジェの元醸造長が興したネゴシアン)、オリヴィエ・ルフレーヴといったネゴシアンとの取引をしていました。これら超一流ネゴシアンがフィリップの造る葡萄をどうしても購入したいという実情があったことが伺えます。ドメーヌは栽培面積1.5ヘクタールのミクロ・ドメーヌであるため、収穫時などの繁忙期を除きフィリップと妻クリスティーヌの2人で全ての作業を行なっています。年間生産量は僅か6,000本。このため、ドメーヌの元詰めワインは大きなマーケットには殆ど出回らず、限られた人達のみに提供されている幻のブルゴーニュワイン。その葡萄栽培とワイン醸造の腕を見込まれたフィリップは、ワイン造りの傍ら、ボーヌ醸造学校の非常勤講師として教壇に立ち、明日のヴィニュロンを夢見る若者達の指導もしていました(現在は定年退職しています)。
■ 栽培と醸造 ■
ドメーヌは有機栽培の認定は受けていませんが、テロワールに秘められたポテンシャルの高さを頑なに信じ、そのテロワールの個 性を忠実にワインに反映することを目指し、除草剤、人工酵母、フィルター等の使用は80年代に完全に止めています。自らをヴィニ ュロン(栽培家)と名乗るフィリップの畑仕事は、収穫が終り、葡萄の葉が全て落ちた晩秋から、翌年に向けての土起こしからスタ ートします。フィリップ曰く、「土起こしにはその土地に眠る良質な天然酵母を解放する重要な役割がある。」のです。このため、 天然酵母を殺す除草剤はもちろん、肥料も一切撒きません。土深くに眠る豊富で複雑なミネラルを葡萄の根に搾り出して欲しいとい う配慮からです。葡萄の収穫は全て手摘みで、葡萄が仕込みの前に潰れてしまわないように、底の浅いケースで葡萄同士がなるべく 重ならないように丁寧に収穫されます。「ケースの中で葡萄が潰れて果汁が溜まっている収穫なんて論外だ。痛みのない健全な葡萄 で、100%葡萄が運んだ天然酵母と土壌のミネラルを凝縮させた果汁で発酵をスタートさせるのが私の使命。それが果たされてはじめ て今年のヴィニュロンの役目が終わる。」こうフィリップは断言します。輸送が面倒で、人件費等のコストがかかり、近年とみに少 なくなりつつあるケース収穫。効率の面を考え、品質に差ほど大差がないと敬遠されがちな方法をあえて実践し続ける姿勢に、ヴィ ニュロンとしてのフィリップのこだわりが感じられます。選果は、畑とセラーで2回にわたって行われ、最良の葡萄だけが使われます。
■ 醸造について ■
白ワインは、シュール・リーで18ヶ月樽熟成。新樽比率は30%。大部分は無濾過で瓶詰めされます。デカンティング(容器を傾けて上澄みのみを移し取ること)される場合もあります。樽はアリエ産のバリック(225リットルの小樽)で、ドミニク・ローランの樽を手掛けていることで有名なDamyダミー社製のもの。焼きはミディアム。赤ワインは100%除梗し、低温マセレーションを行った後、約15日間発酵します。ACブルゴーニュを除き、木樽で発酵。培養酵母は使用せず、補糖も行わず、自然酵母のみで発酵。サントネーに典型的なタンニンの強い逞しいワインではなく、エレガントで果実味豊かなワインに仕立てるため、ピジャージュは行わず、ルモンタージュのみでタンニンの抽出を出来るだけ押さえ、キュヴェゾンの期間も短期間に留めます。発酵後、ダミー社製のアリエ産のバリックに移し、マロラクティック発酵と熟成。サントネー1級は最長で2年間、他は12〜18ヶ月間樽熟成の後、ドメーヌで元詰めを行います。年間生産量は6,000本で、赤ワイン90%、白ワイン10%です。 <写真:収穫した葡萄を確かめるフィリップ・ブルノ>
■ 各キュヴェの詳細 ■
Batard Montrachet Grand Cru (AOC), Blanc
/バタール・モンラシェ 特級 白 2008 ==>> 詳細はこちら
Chassagne Montrachet 1er Cru Les Remilly (AOC), Blanc  *参考品*
/シャサーニュ・モンラシェ“レ・ルミリー” 一級 白 ==>> 詳細はこちら
Puligny Montrachet Les Enseignieres (AOC), Blanc
/ピュリニー・モンラシェ“レ・ザンセニエール” 白 2008 ==>> 詳細はこちら
Chassagne Montrachet L'Ormeau (AOC), Blanc
/シャサーニュ・モンラシェ“ロルモー” 白 2008 ==>> 詳細はこちら
Santenay Les Caves (AOC), Blanc
/サントネー“レ・カーヴ” 白 2011  ==>> 詳細はこちら
Bourgogne Chardonnay Lavau (AOC), Blanc  
/ブルゴーニュ・シャルドネ“ラヴォー” 白 2011 ==>> 詳細はこちら
Santenay 1er Cru Les Passetemps (AOC), Rouge  
/サントネー“レ・パスタン” 一級 赤 2011 ==>> 詳細はこちら
Santenay Les Perolles (AOC), Rouge  
/サントネー“レ・ペロル” 赤 2011 ==>> 詳細はこちら
Bourgogne Pinot Noir Moiret (AOC), Rouge
/ブルゴーニュ“ピノ・ノワール”モワレ 赤 2011 ==>> 詳細はこちら

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