Saint Aubin 1er Cru "Les Murgers des Dents de Chien" (AOC), Blanc
サン・トーバン“レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シヤン” 1級 白 2015
*ワイン名:サン・トーバン
“レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シヤン” 1級 白
*原産国/地方:フランス/ブルゴーニュ地方
*原産地呼称:AOCサン・トーバン・プルミエ・クリュ
*品種:シャルドネ100%
*土壌:岩の多い痩せた表土に石灰岩が現れた土壌
*向き:南
*樹齢:50年(一部,樹齢78年)
*収量:45hl/Ha
デュセール・ジェルベ2013〜2017年版 ブルゴーニュ白部門
プルミエール・グラン・ヴァン・クラッセ格付 5年連続ランクイン!!
& “Prix d’Excellence”(確かな高価値) 評価獲得

ドメーヌ・デ・メ/Domaine des Meix
(メ/Meix=建物に囲まれた土地の意)

10ha所有。ビオ転換中。当主クリストフ・グイヨの祖父は,今日では偉大な白ワインの突出したテロワールとして知られる“レ・ミュルジェ”と呼ばれる地が,未開の地だった戦前の頃,ブドウを植えた唯一の生産者である。シャルドネと共に,現存するピノ・ブランの栽培・販売を始め,60年台初頭よりピノ・ノワールも植樹。農地開拓された後の90年台にクリストフがドメーヌを継ぎ1995年から2年に亘り継続的に植樹し,面積は2倍に拡大した。現在2haの区画”レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シヤン”には2/3がシャルドネ,1/3にピノ・ノワールが植えられている。1区画で2haの面積の1級を所有するのはドメーヌのみで,そこには1939年植樹の古木も植わっている。ピノ・ノワールはドメーヌ・デ・メのみが栽培するモノポール畑である。妥協を許さぬ伝統的な方法で,ヴィンテージの表現にこだわって醸造をする。流行には乗らない。熟成の時間を長くとり,清澄と濾過は行わない。アロマのポテンシャルと個性的なテロワールの表現を保つよう,人為的介入は最小限にとどめている。

*醸造: 手摘み収穫後,バレルで低温でゆっくり発酵し,2週間に一度ルモンタージュ。オーク樽で12ヶ月熟成。

*コメント: 明るく輝く麦わら色のイエロー。非常に表現豊かな香りは熟れた桃,バナナ,ブラウン・シュガー,アカシアの花,ペーストリー,乾いた石,アーモンドペーストへと続く。味わいはふくよかで凝縮感のあるアタック。豊かさと柔らかさの間を行き来する,見事な凝縮感と快活さが滑らかさを上品に覆っている。刺激的な塩味の盛り上がりと,テクスチャーの密度のコントラストによって,ミネラル感が表現されている。

*マリアージュ: アンコウとポワロー葱のフォンデュ,車海老のアスパラガス添え,仔牛とマッシュルームのダンプリングと相性がよい。サーヴィスは10〜12度。

*評価
◆デュセール・ジェルベ2017年版
プルミエール・グラン・ヴァン・クラッセ格付 & “Prix d’Excellence”(確かな高価値) 評価

サン・トーバン”レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シヤン” 1級 白 (2014VT)
リンゴとアーモンドのノート。淡い黄色のローブ,際立った力強い味わい。 風味がある味わい。

◆インターナショナル・ワイン・チャレンジ2016銀賞 (2014VT)

◆アシェット2016年版
サン・トーバン”レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シヤン” 1級 白 (2013VT) 1ツ星★

ピュリニーに隣接したクリマ。その石灰質土壌は近隣のアペラシオンを思い起こさずにはいられない。低温でじっくりと時間をかけて発酵させる。金色がかったイエローのローブ。柑橘系(みかんやグレープフルーツ)の凝縮した香り。味わいにも柑橘が感じられ,次第に円みと清涼感をおびる。パスティスでフランベした車エビのグリルと相性がよい。

◆パリ農事コンクール2013金賞 (2011VT)

◆アシェット2014年版
サン・トーバン”レ・ミュルジェ・デ・ダン・ド・シヤン” 1級 白 (2010VT) 2ツ星★★ & ク・ド・クール
ボーヌ平野のコンベルトーに創業したクリストフ・グイヨは,その地域でも最も石灰が多い1.9haのクリマを所有している。そこはシャルドネに捧げられ,“威勢の良い”ワインが生まれるリュー・ディ。ピノ・ノワールのモノポール80アール(8000u)も所有する。
この白は最高潮の仕上がり。桃とアカシアのアロマ豊かなフィネスが傑出している。ふくよかで凝縮して新鮮で,よく溶け込んだ樽香の厚みとコクのある余韻。