Bourgogne Blanc AOC, Blanc
/ブルゴーニュ・ブラン 白
*ワイン名:ブルゴーニュ・ブラン 白
*原産国/地方:フランス/ブルゴーニュ地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:シャルドネ
*テロワール
ボージョレ地方に隣接するシャスラ村※に位置するAux Drusの畑。土壌は非常に古く、花崗岩の堆積物が砂状に変化しており、排水性が優れている。2009年に再植されたブドウは、北向きの急斜面(30%の傾斜)に位置し、この特有の条件によって発芽が遅くなり、ワインに強いフレッシュ感をもたらす。また、サン・ヴェランやプイィ・フュイッセに近いことが、このワインの品質の良さの一部となっている。※村の名前はブドウ品種のシャスラとは無関係。

*醸造
摘みで収穫。圧搾機までの輸送にも細心の注意を払っている。圧搾は全房プレスを採用し、空気圧式プレスを使用して段階的に圧力を調整しながら行う。圧搾後、果汁を12時間静置し、上澄みのクリアな果汁を分離し、タンクの底に残る重い澱を取り除く。発酵には天然酵母を使用し、温度管理されたステンレスタンクで自然にアルコール発酵を開始する。ワインは澱の上で熟成される。これはバトナージュによって澱を再び懸濁させ、酵母細胞の分解(自己融解)を促すことで、ワインに厚みを与え、テロワールの特徴的なアロマを引き出す。ブルゴーニュ伝統の「シュール・リー」製法を実施。通常、ワインはマロラクティック発酵を経るが、これは醸造家アントワーヌ・ヴァンサンがその年の酸とアルコールのバランスを考慮して決定する。必要に応じて、ベントナイトで清澄し、軽いフィルター処理を施す。最終的にワインはタンクで長期間熟成され、瓶詰め。

*コメント
透明感のある黄色に緑がかった輝き。柑橘系フルーツと白い花の華やかなアロマ。味わいはフレッシュで丸みがあり、ミネラル感とレモン、青リンゴの風味。爽やかで明るく、しっかりとした密度と構造を持つ。食前酒として最適なワインで、パセリ入りハム、エスカルゴ、牡蠣、甲殻類、キッシュ、ヤギのチーズなどとよく合う。最適サーヴィス温度は11℃