Pouilly-Fuisse Tete de Cuvee AOC, Blanc
/プイィ・フュイッセ テット・ド・キュヴェ 白
*ワイン名:プイィ・フュイッセ
テット・ド・キュヴェ 白
*原産国/地方:フランス/ブルゴーニュ地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:シャルドネ

*テロワール
20を超えるプイィ・フュイッセのアペラシオンの最高の畑のブドウから生産されている。石灰岩の比率の多いプイィの区画は強いアロマと口内に優美さを与え、粘土質の比率の多い区画はアロマが少ないものの、よりフル・ボディで、がっしりとしていて、ストラクチャーのあるワインになる。平均樹齢は30年。

*醸造
最終的にブレンドが行われるまで、醸造、発酵、そして熟成は区画ごと行われる。70%のワインは樽(うち25%は新樽)で熟成し、30%のワインは純粋な果実の風味を保つため、ステンレスタンクで熟成する。

*コメント
緑色のヒントを含む淡い良質で澄んだ黄色の色調。酸味があり、熟したかんきつ類、リンゴ、レモン、アーモンドそしてスモークしたヘーゼルナッツのアロマが感じられる。ミネラルのヒントがあり、良質な新鮮味がある。口内はフレッシュで良質な豊かさがあり、プイィ・フュイッセの典型的なワイン。豊富な熟れた果実、アーモンド、繊細なオークと僅かなスモーキーさを感じさせる。

*評価
『リヴェッツ・ゴーダ・ワイン・マガジンLIVETS GODA WINE MAGAZINE (スウェーデン発のワイン専門誌)』
南ブルゴーニュのプイィ・フュイッセのアペラシオンにある40ヘクタールのブドウ畑の約40区画からシャルドネを使用して造られる。異なるテロワールの多様性を見事にまとめ上げたワインだ。このヴィンテージは収量が良好で、果実の酸が心地よく統合され、熟成による円熟したニュアンスが加わっている。柑橘、桃、リンゴの蜂蜜のような甘い香りが広がり、しっかりとした粘性がエレガントな口当たりを生み出す。樽の影響でスパイシーさと軽いナッツのような風味が加わり、タンニンの締まりがライムを思わせるミネラル感と調和している。リラックスしたエネルギーと奥行きのあるヴィンテージ。熟成はオーク樽とステンレスタンクの両方で行われる。
93点(評価:2022年物)

『インサイド・バーガンディー ジャスパー・モリス』
これは120,000本生産される主力のキュヴェで、粘板岩(シスト)と粘土の要素を除き、樽で仕込まれている。全体の60%が木樽で、そのうち25%は新樽を使用。樽熟成の要素は夏に樽から取り出され、澱とともに保管された後、収穫後に澱を除いてすべてブレンドされ、12月に瓶詰めされる。色調は透明感のあるミディアムイエロー。良質なプイィ・フュイッセのヴィンテージらしい緊張感と果実の厚みが感じられる。
92点(評価:2022年物)

『ベタンヌ・ドゥソーヴ2025年版』
92点(評価:2022年物)

『デカンター・ワールド・ワイン・アワード2024年』
 92点&銀賞 蜜柑、アプリコット、白桃、花のノートを伴う、やや火打石を感じる香り。濃厚なレモンとミネラルのノートに花のニュアンスが加わり、クリーンで繊細。余韻の長い味わい。
92点&銀賞(評価:2022年物)

『バッカス・マガジンBACCHUS MAGAZINE (カナダのワイン専門誌)』
プイィ・フュイッセAOCの名手たちの中でも、シャトー・フュイッセは卓越した存在感を放っている。ヴァンサン家は5世代にわたり、情熱と厳格さをもってこの象徴的なドメーヌの歴史を紡いできた。フュイッセ村の中心に位置する16世紀のシャトーは、40ヘクタールのブドウ畑から最高のものを引き出している。この「テット・ド・キュヴェ」は、魅惑的なワインで、桃、洋梨、柑橘類のアロマが広がり、アカシアやスイカズラの繊細なフローラルノートと調和する。さらに、温かいブリオッシュやほのかなバニラの香りが、樽熟成による澱との接触を思わせる。口に含むと、まるで優しいタッチ、爆発する風味、そして旋律のような調和を感じる。丸みと力強さが絶妙なバランスを保ち、鮮やかな酸が驚くほど長い余韻をもたらす。フィニッシュには、ローストアーモンド、レモンコンフィ、そしてフュイッセの石灰質土壌を思わせる繊細なミネラル感が広がる。まさに、瞑想にも、心地よい語らいにもふさわしいワインだ。
92点(評価:2022年物)

『ヴィノス』
90点(評価:2022年物)

『デカンター・ワールド・ワイン・アワード2020年』
熟した黄色いプラムとネクタリン、砂糖漬けのレモンやライムの柑橘類と、スイカズラで溢れている。心地よくピュアで調和が取れており、温かみのあるクリーミーな樽の調和と上品で巧みな余韻が特徴。長くて豪華。
97点&プラチナ(全体の1%のみのワインが得た栄誉ある賞)(評価:2018年物)