＊原産国／地方：フランス／ブルゴーニュ地方
＊格付け：AOC
＊ブドウ品種：シャルドネ
※シャトー・フュイッセを所有するヴァンサン家が1985年から生産するファミーユ・ヴァンサン・ラベル。
マコネー南部にあるヴァンサン家所有の異なる畑に由来する葡萄をブレンドすることで、産地間の補完的な特徴を高め、バランスのよい完全なワインが生まれている。畑は主に侵食による豊かな土壌が石灰岩と混ざり合う中斜面に位置している。中斜面は日当たりが良く、最適な熟成条件と水はけの良さを保証している。その結果、最適なフェノールの成熟度が得られ、ワインに黄色い石果実の特徴を多くもたらし、白亜質土壌のミネラルの影響とヴィンテージの自然なフレッシュさによってバランスが取れている。この果実の純粋さを保ち、石灰岩の岩盤からくる塩分を強調するために、発酵にはステンレスを選んでいる。
＊醸造：
健全な果実のみ厳選し手摘みで収穫。迅速かつ丁寧に圧搾機まで運搬する。品質と成熟度に合わせ、空気圧式圧搾機を使用している。圧搾果汁はステンレス製タンクに直接送り込まれる。12時間低温で静置した後、透明な果汁を上部から分離し、タンクに残った澱を取り除く。ミネラルの特徴を強調し、果実の純粋さを保つために、透明な果汁はステンレスタンクで醸造される。ヴィンテージの酸とアルコールのバランスとワインメーカーのアントワーヌ・ヴァンサンの判断により、完全または部分的なマロラクティック発酵を行う。畑別に醸造され、澱引きと定期的なテイスティングの後、順次ブレンドされる。ワインは必要に応じてベントナイトで清澄され、軽い濾過が行われる。最終的なキュヴェは、瓶詰めまでタンクで長期間寝かせる。3〜4ヶ月の瓶熟成を経て、各成分の調和が完成する。
＊コメント：
ローブは明るい黄色、反射光は緑を帯びている。爽やかで熟し、前面に出たノーズは、ミカンやオレンジなどのエキゾチックな果実味、控えめなバニラ、リンゴの香り。フレッシュさがあり、濃厚でリッチな口当たり。バランスが良く、凝縮感があり、フレッシュで豊かなハーモニー。甲殻類、貝類、魚のグリルや燻製、鶏肉や仔牛、構成されたサラダ、ペストリーやパイ、パスタ、寿司や刺身、スパイスの効いた料理、または食前酒として。最適サーヴィス温度は11℃。