HOME >> 生産者情報 >> シャンパーニュ・L. オブリ・フィス(フランス/シャンパーニュ地方) 

↓INDEX↓
ドメーヌの概要&歴史
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奇跡のシャンパーニュ
ル・ノンブル・ドール
誕生の経緯
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オブリ兄弟による
シャンパーニュ用
ブドウ品種8種の解説
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シャンパーニュに
使用できる
ブドウ品種
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各キュヴェの詳細
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『ワイン・アドヴォケイト』
192号(2010年12月号)
パーカー・コメント
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『ワイン・アドヴォケイト』
192号(2010年12月号)
高得点シャンパーニュ一覧
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『ワイン・アドヴォケイト』
186号(2009年12月号)
パーカー・コメント
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『ワイン・アドヴォケイト』
186号(2009年12月号)
高得点シャンパーニュ一覧
◆シャンパーニュ・L. オブリ・フィス◆


 モンターニュ・ド・ランス/Montagne de Reims地区ジュイ=レ=ランス/Jouy-les-Reims村に本拠を置くオブリ・フィス/Aubry Filsは,フランス革命の翌年,1790年から200年以上続くRM(レコルタン=マニピュラン)。現在,ドメーヌはピエール/Pierreとフィリップ/Philippeの兄弟(双子)によって運営されています。エグリー・ウリエやジャック・セロスといったRMが隆盛を極めるなか,オブリ・フィスはシャンパーニュ革命の先駆者として20年以上も前に古代品種の栽培に着手。現在のムーブメントを生み出した中心的存在です。オブリ・フィスの成功に触発され,シャンパーニュの若手ヴィニュロンのあいだには,アルバンヌやプティ・メリエ,ピノ・グリ,ピノ・ブランなど主要3種以外のブドウ品種を畑に植樹するものが急増し,新時代シャンパーニュの大きなうねりとなって注目を集めています。

 このオブリ・フィスの造る伝説的シャンパーニュ《ル・ノンブル・ドール“カンパナエ・ウェテレス・ウィテス”》は,シャンパーニュに認められているすべてのブドウ品種8種類ブレンドから造られる超キワ物シャンパーニュとして,7年前(2004年)の発売以来世界中で大反響を巻き起こし,日本でも人気コミック『ソムリエール』の第4巻・第30話「ひとりぼっちのクリスマス」のなかで,<サロンの対極にあるシャンパーニュ>として,印象的に紹介されました。オブリ・フィスのシャンパーニュは,ともすると希少性ばかりがクローズ・アップされがちですが,今や,ロバート・パーカーやステファン・タンザーといった世界的な評論家たちからも高い評価を受けています。

 シャンパーニュの古代品種の復活という伝統を遵守する一方で,創造と革新と独創性を哲学に,21世紀のシャンパーニュ造りに取り組むRMシャンパーニュの革命家オブリ・フィスのシャンパーニュをご堪能下さい。
ドメーヌ・データ
ドメーヌ名:シャンパーニュ L. オブリ・フィス/Champagne L. Aubry Fils
当主:ピエール&フィリップ・オブリ/Pierre & Philippe Aubry
本拠:モンターニュ・ド・ランス地区ジュイ=レ=ランス村
栽培面積:16.85ヘクタール
栽培品種及び
品種ごとの栽培面積:
シャルドネ3.5ha,ピノ・ノワール4.0ha,ピノ・ムニエ8.0ha,
アルバンヌ0.6ha,プティ・メリエ0.15ha,フロモントー0.50ha,アンフュメ0.05ha,ピノ・ブラン0.05ha
ドメーヌの畑は60に及ぶ小区画が,モンターニュ・ド・ランス地区のヴィル=ドマージュ/Ville-Dommage,ジュイ=レ・ランス,パルニィ=レ=ランス/Pargny-les-Reims,クロム=ラ=モンターニュ/Coulommes-la-Montagne,ヴィルニィ/Virgnyの5つの村に分散している。このうち,ヴィル=ドマージュ,ジュイ=レ・ランス,パルニィ=レ・ランスはプルミエ・クリュに格付けされている。
◆奇跡のシャンパーニュ“ル・ノンブル・ドール”誕生の経緯◆

ラベルをクリックしてください  シャンパーニュのブドウ品種といえば,すぐにシャルドネ/Chardonnay,ピノ・ノワール/Pinot Noir,ピノ・ムニエ/Pinot Meunierの3品種が思い浮かびます。しかし,シャンパーニュに使える品種はこの3種類だけではなく,既出の3品種以外にも,アルバンヌ/Arbanne,プティ・メリエ/Petit Meslier,フロモントー/Fromonteau,アンフュメ/Enfumeといった古代品種,そしてピノ・ブラン/Pinot Blancも使用することが可能だったのです。事実,18世紀のシャンパーニュは古代品種4種に加え,シャルドネ,ピノ・ノワール,ピノ・ムニエをアッサンブラージュした正にアッサンブラージュの妙をたくみに表現したものであったことが伝えられています。しかし,歴史の流れのなかでこれらの品種はシャルドネ,ピノ・ノワール,ピノ・ムニエに凌駕され,現在ではシャンパーニュはおろか,フランスでも絶滅しつつある希少な品種となってしまいました。<<== ラベルをクリックしてください

 この希少な古代品種(アルバンヌ,プティ・メリエ,フロモントー,アンフュメ)を使い,シャンパーニュを造り上げたのは,モンターニュ・ド・ランス地区ジュイ=レ=ランス村に本拠を置くオブリ・フィスです。ことの発端は1986年,ドメーヌの200周年を1991年に祝うために,スペシャル・キュヴェを造ろうと計画したことからでした。彼らは,18世紀に彼らの祖先が造っていたシャンパーニュ,つまり古代品種4種とシャルドネ,ピノ・ノワール,ピノ・ムニエ3品種の合計7品種をアッサンブラージュしたシャンパーニュを現代に蘇らせようと考えました。しかし,その道のりは決して平坦なものではありませんでした。なぜなら,既述の通り,アルバンヌ,プティ・メリエ,フロモントー,アンフュメといった18世紀以来のシャンパーニュの伝統品種が,すでにシャンパーニュはおろかフランス全土でも絶滅しつつある品種であったからです。このため,ドメーヌの200周年を祝う1991年に間に合わせることはできませんでしたが,18世紀に現存したシャンパーニュを現代に蘇らせたい・・・という彼らの情熱は変わりませんでした。

 ブドウ品種の研究で世界的に名高いモンペリエの国立農学学士院で醸造学を学び,農業技師の免状を持つ兄フィリップ/Philippeの伝手で,2年がかりでシャンパーニュ地方をくまなく探し,わずかに現存していたアルバンヌ,プティ・メリエ,フロモントー,アンフュメの苗木を手に入れた2人は,1989-90年にかけてこの4品種を自社畑に植樹します。そして,1993年にアルバンヌとプティ・メリエ品種のブドウが,1994年にはフロモントーとアンフュメ品種のブドウを初めて収穫することができたのです。この収穫によってブドウの特性を見極めた2人は,翌1995年から古代品種4品種をアッサンブラージュしたキュヴェの醸造に着手しました。

 シャルドネやピノ・ノワール,ピノ・ムニエも使わないこのキュヴェは“ル・ノンブル・ドール カンパナエ・ウェテレス・ウィテス/LE NOMBRE D'OR CAMPANAE VETERES VITES”と命名され,1995年,1996年,1997年と年を負うごとに完成度が高まっていきました。そして2002年に1997ヴィンテージがリリースされ,日本に初めて輸入されたのです。しかし,残念ながらアンフュメ品種だけは収穫量が少なく(わずか0.05ヘクタールの区画で栽培),1997ヴィンテージにアッサンブラージュすることができなかったのです(*1997ヴィンテージのアッサンブラージュ比率は,アルバンヌ20%,プティ・メリエ50%,フロモントー30%)。しかし,シャンパーニュにとって非常に当たり年になった翌1998年,最後の古代品種であるアンフュメも無事収穫することができ,ついにアルバンヌ,プティ・メリエ,フロモントー,アンフュメ,シャルドネ,ピノ・ノワール,ピノ・ムニエの7品種が揃ったのです(*1998ヴィンテージのアッサンブラージュ比率は,アルバンヌ10%,プティ・メリエ30%,フロモントー30%,アンフュメ5%,シャルドネ10%,ピノ・ノワール5%,ピノ・ムニエ10%)。着想から実に17年,オブリ兄弟の夢のシャンパーニュがついに現実となりました。

 ところが,この夢には続きがありました。それは,ピノ・ノワールの突然変異で誕生し,19世紀末にブルゴーニュで最初に発見されたピノ系のもう1つの品種,ピノ・ブラン/Pinot Blancを加え,正真正銘,シャンパーニュに使用が認められているすべての品種(8品種)をアッサンブラージュしたシャンパーニュを造ることでした。1992年にわずか0.05ヘクタールの区画に植樹されたピノ・ブランは,生産量が少ないこともあり,それまでアッサンブラージュに加えることができませんでした。しかし,1999年,初めて質・量ともに満足のいくピノ・ブランを収穫することができました。こうして,アルバンヌ10%,プティ・メリエ40%,フロモントー24%,アンフュメ1%,シャルドネ10%,ピノ・ノワール5%,ピノ・ムニエ5%,ピノ・ブラン5%の割合でアッサンブラージュされた1999ヴィンテージの“ノンブル・ドール”は,4年に及ぶ瓶内熟成の後2004年春にデゴルジュされ,さらにカーヴで6ヶ月の熟成を経て,2005年9月,ついにリリースされることとなりました。

18世紀に現存した真のシャンパーニュの個性を現代に蘇らせるとともに,失われた品種を通じてシャンパーニュの新たな可能性への扉を開く革命的シャンパーニュ“ル・ノンブル・ドール カンパナエ・ウェテレス・ウィテス”。200年にわたる歴史の重みと21世紀のシャンパーニュのグランド・デザインを垣間見せてくれる至宝の味わいを,ぜひご堪能ください。
◆各キュヴェの詳細◆
Brut Premier Cru AOC, Blanc
/ブリュット プルミエ・クリュ 白・辛口 NV ==>> 詳細はこちら
Rose Brut Premier Cru AOC, Rose
/ロゼ“ブリュット”プルミエ・クリュ ロゼ・辛口 ==>> 詳細はこちら
Ivoire et Ebene Brut Premier Cru AOC, Blanc
       /イヴォワール・エ・エベーヌ“ブリュット”
プルミエ・クリュ 白・辛口 2011 ==>> 詳細はこちら
Sable Brut Premier Cru AOC, Rose/サブレ“ブリュット”プルミエ・クリュ ロゼ・極辛口
(ブリュット・ナチュール)2009  *参考品* ==>> 詳細はこちら
Le Nombre d'Or Campanae Veteres Vites Brut AOC, Blanc
/ル・ノンブル・ドール“カンパナエ・ウェテレス・ウィテス”ブリュット
 白・辛口 NV ==>> 詳細はこちら
Le Nombre d'Or Sable Blanc des Blancs Brut AOC, Blanc
/ル・ノンブル・ドール“サブレ”ブラン・デ・ブラン
 白・極辛口(ブリュット・ナチュール) 2010 ==>> 詳細はこちら

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