Cotes du Jura AOC, Rouge/コート・デュ・ジュラ 赤 2016
■ワイン名:コート・デュ・ジュラ 赤 ■原産国/地方:フランス/ジュラ地方
■格付け:AOC
■ブドウ品種:プルサール,トゥルソー,ピノ・ノワールを各1/3
■コメント
 プルサール,トゥルソー,ピノ・ノワールを1/3ずつ使用。収穫したブドウはすべて除梗・破砕の後,ステンレス・タンクで一緒に発酵を行う。タンクに投入後,48時間経過した時点でルモンタージュを開始(アルコール発酵が促進され,果帽の状態の悪化を防ぐ)。この間,温度が30度を超えないよう,厳密の温度が管理される。8-10日後,最初の澱引き。その後,マロラクティック発酵用のタンクに移し替え,18度でマロラクティック発酵を行う。マロラクティック発酵終了後,オークの大樽に移し,ウイヤージュを行いながら熟成。
 シャルキュトリー(主に豚肉や豚の内臓から作ったソーセージ,ハム,テリーヌ,リエット,パテなどの加工食品の総称)やラクレット,赤身肉やジビエ,家禽のグリエに良く合う。

『ル・ギッド・フルールス・デ・ヴァン/Le Guide Fleurus des Vins』2007年版より
・・・ローブはルビー色で,サクランボのジュースを思わせるような輝きを放つ。また,透明感もある。キルシュ,ミルティーユのジュレ(こけもものゼリー),イチゴや腐植土の新鮮なアロマが,フランボワーズのオー・ド・ヴィや胡椒,シャクヤクを思わせる香りの上に広がる。生き生きとしたアタックと滑らかなタンニンがあり,味わいはバランスが取れていて,非常に新鮮。新鮮な印象のままフィニッシュを迎え,やがてスパイスやきのこの香りが現れる。ピークは2015年。2035年までに飲みたい。牛フィレ肉のロッシーニ風(フィレ肉のステーキにフォアグラとトリュフのソテーを添えたもの)にふさわしい。  ★19/20点(評価は1989年)