Cotes du Jura AOC, Rouge/コート・デュ・ジュラ 赤
■ワイン名:コート・デュ・ジュラ 赤
■原産国/地方:フランス/ジュラ地方
■格付け:AOC
■ブドウ品種:プルサール、トゥルソー、
ピノ・ノワールを各1/3
■コメント
 プルサール、トゥルソー、ピノ・ノワールを1/3ずつ使用。収穫したブドウはすべて除梗・破砕の後、ステンレス・タンクで一緒に発酵を行う。タンクに投入後、48時間経過した時点でルモンタージュを開始(アルコール発酵が促進され、果帽の状態の悪化を防ぐ)。この間、温度が30度を超えないよう、厳密の温度が管理される。8-10日後、最初の澱引き。その後、マロラクティック発酵用のタンクに移し替え、18度でマロラクティック発酵を行う。マロラクティック発酵終了後、オークの大樽に移し、ウイヤージュを行いながら熟成。
 シャルキュトリー(主に豚肉や豚の内臓から作ったソーセージ、ハム、テリーヌ、リエット、パテなどの加工食品の総称)やラクレット、赤身肉やジビエ、家禽のグリエに良く合う。

『ル・ギッド・フルールス・デ・ヴァン/Le Guide Fleurus des Vins』2007年版より
 ローブはルビー色で、サクランボのジュースを思わせるような輝きを放つ。また、透明感もある。キルシュ、ミルティーユのジュレ(こけもものゼリー)、イチゴや腐植土の新鮮なアロマが、フランボワーズのオー・ド・ヴィや胡椒、シャクヤクを思わせる香りの上に広がる。生き生きとしたアタックと滑らかなタンニンがあり、味わいはバランスが取れていて、非常に新鮮。新鮮な印象のままフィニッシュを迎え、やがてスパイスやきのこの香りが現れる。ピークは2015年。2035年までに飲みたい。牛フィレ肉のロッシーニ風(フィレ肉のステーキにフォアグラとトリュフのソテーを添えたもの)にふさわしい。  ★19/20点 (評価:1989年物)