Sancerre Le Chene Marchand AOC, Blanc/サンセール“ル・シェーヌ・マルシャン” 白 2014
*ワイン名:サンセール
“ル・シェーヌ・マルシャン” 白
*原産国/地方:フランス/ロワール地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
*コメント
リュシアン・クロシェの代名詞と呼べるキュヴェ。“ル・シェーヌ・マルシャン”は,ビュエ村にある南向きの“カイヨット”と呼ばれる小石混じりの石灰質土壌の単一クリマ。収穫は手摘みで,空気圧圧搾機で圧搾し,ステンレス・タンクで発酵を行い,澱と接触させたまま熟成させる。

透明感のあるグリーンのニュアンスを伴うゴールドのローブをまとい,アンズや水仙,ミネラル香,さらにはオレンジやグレープフルーツなど柑橘系の香りに富んでいる。力強さのなかに繊細な雰囲気を持つ余韻の長いワインで,深みのある味わいが印象的な辛口。マスのソテーやアスパラガスのオランデーズ・ソース添えに良く合う。サーヴィス温度は9-11度。

2014年物のテイスティングコメント:
透き通った淡い黄色のローブ。新鮮なブドウ,白い果実,洋ナシ,白亜の香り。噛み応えのある美しいアタック。ボリュームがあり粘性,ミネラル,長い余韻が感じられる。サーヴィス温度は10-11度。4〜6年熟成可能。

2012年物のテイスティングコメント:
透き通った薄い黄色のローブ。新鮮なブドウ,柑橘類,レモンの外皮,グレープフルーツの香り。ボリュームと粘性のある美しいタック。湿ったチョーク,ミネラルを感じ余韻が長い。サーヴィス温度は10-11度。2013年10月に瓶詰め。

2011年物のテイスティングコメント:
透き通った薄い黄色のローブ。新鮮なブドウや白い洋ナシの香り。ミネラルがあり,複雑で広がりのある口当たり。余韻が長く,非常にポテンシャルのあるワイン。サーヴィス温度は10-11度。

2010年物のテイスティングコメント:
透き通った薄い黄色のローブ。新鮮なブドウや湿ったチョークの香り。口当たりが良く,ミネラルが存分に感じられる。非常に緊張感のあるワイン。サーヴィス温度は10-11度。

『ワイン・アドヴォケイト215号(2014年10月号)』掲載のコメント(評価:2012VT)
・・・ビュエの小石混じりの石灰質土壌からなる,一流のリュー・ディー“シェーヌ・マルシャン”から造られる。2012年物は複雑さ,深み,新鮮さがあり,ライム果汁を絞ったオイスターのブーケが感じられる。アマルフィのレモンやグレープフルーツ。ル・シェーヌはリッチでフルボディー,まだフレッシュさが残っている。深みと粘性のあるミネラルや,湿ったチョークが感じられる。フィニッシュはやや塩気があり,白い果実やライムのアロマが感じられる。★92/100点

『ワイン・アドヴォケイト201号(2012年6月号)』掲載のコメント(評価:2011VT)
・・・2011年物は,いつも通りふんだんにフルーツのアロマを感じることができる。ライム,パイナップ,甘露のジューシーで豊かな香り。チョークや塩のニュアンスが混ざり合うことで,香りがさらに引き立っている。クロワ・デュ・ロワに通じる表現がある。非常に熟していて広がりのある味わいは,このヴィンテージの一種の特徴でもある。ハーブのエッセンスがフルーツやミネラルと絡み合い,余韻が長い。向こう5〜6年は楽しめるだろう。★91-92/100点

『ワイン・アドヴォケイト190号(2010年8月号)』掲載のコメント(評価:2009VT)
・・・ミントや多様な花の香りを備えたクロシェのサンセール“ル・シェーヌ”2009は印象的に明晰で,爽快で軽やかな口中。結晶や食塩,石灰やミネラルのニュアンスだけでなく,様々な花のノートがライム,マンダリン,マスク・メロン,グレープフルーツなどの風味を通して垣間見れる。この豊満で濃縮した味わいは,柑橘類の刺激的でピリッとする風味とともにフィニッシュを迎える。アルコールは14.8度だが,ビターな風味を全面に押し出すアルコールだけではなく,温かいニュアンスが感じられる。★89-90+/100点

『ワイン・アドヴォケイト172号(2007年8月号)』掲載のコメント(評価:2005VT)
・・・洋ナシの皮,グレープフルーツ,そして熟れたハニーデュー・メロンの香り。素晴らしくジューシーかつ活気あふれる味わいで,つやがあり,クリームのような濃厚さと,メロンやりんごなどの果樹果実,ナッツのオイル,炒ったキャラウエイ(ヒメウイキョウ)の実,そして蜂蜜の深みが美しい層となって押し寄せる。その濃厚さと愛撫するようなソフトな口当たりはミネラルのニュアンスを顕にし,フィネスと繊細さと活気を与えている。今日作られている多くのサンセールのように,クロシェは最も樹齢の高いブドウ樹の果実をバリックで少量ずつ醸している。同じ果実が古い樽やタンクでどう変わるのか疑問に思う人がいると思うが,クロシェはオークのアクセントが付いたサンセールは価値があると反論する。彼も輸入業者も瓶内熟成をしないうちに飲むことをすすめている。★92/100点

『インターナショナル・ワイン・セラー(2014年9月号)』掲載のコメント(評価:2012VT)
・・・緑がかった麦わら色。ヒヤシンスのヒントと共に,フレッシュなレモン,カシス,オレンジの香り。果汁の多い柑橘類の香りが麝香のハーブのニュアンスやミネラルと混ざり合う。立地で力強すぎるくらい。この印象的な刺激的なソーヴィニョン・ブランのフィニッシュは,素晴らしくすっきりとしていながらかなり粘性がある。もしかするとこのヴィンテージのNO.1サンセールのひとつかもしれない。★92/100点

『ル・フィガロ誌(2013年5月)』掲載のコメント
・・・ソーヴィニョン・ブランは石灰土壌の単一区画から造られる。輝く薄い黄色のきれいなローブ。最初に柑橘類(グレープフルーツ)のアロマ,次に白い花のアロマを感じる。生き生きとしていて非常にバランスの取れた口当たり。きれいなミネラルがあり,僅かな塩気と見事にマッチする。魚介類の食事と合わせるのが理想的。★ク・ド・クール