◆各種ワイン・ガイドの評価◆
『ワイン・アドヴォケイト』掲載のコメント
2000VT:ラングドックでもルシヨンでもない,このカシ(プロヴァンス)は,アペラシオンの豪華な例として見なされるべきである。マルサンヌ,クレーレット,ユニ・ブラン,ブールブーランのブレンドは,海の塩,白い花,そしてスパイスのアロマを持つ。ライトからミディアム・ボディで,ミネラル,アプリコット,スパイス,リンゴ,そして洋梨のフレーヴァーが溢れる濃厚なワイン。この美しいワインは豊潤で熟れており,味わい深い。ブイヤベースにもってこい。 ★88/100点
2001VT:カシ“ブラン・ド・ブラン”2001の濃密なアロマのなかからは,蜂蜜漬けのミネラルやメロンを感じることができる。マルサンヌ,クレーレット,ユニ・ブラン,ブールブランのブレンドで,この素晴らしいバリューのワインは,豊潤で純粋,そしてスパイシーで,多くの特質を備えている。寒露メロンを思わせるようなミネラルが長い余韻に続く。今後18ヶ月のあいだに飲むこと。
★88/100点
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『アシェット・ワイン・ガイド/2013年版』掲載のコメント
2011VT:カシのアペラッションで最も大きいドメーヌの一つで、有機栽培に転換している(2012年ヴィンテージより認証取得予定)。ブラン・ド・ブラン2011は、青みがかり黄金色の美しいローブ。白い花やアプリコット、ベルガモットの繊細さがある。豊かな香りをとめどなく感じる。口中は立体感があり、フルーティーで新鮮。僅かに感じるドラジェ(糖衣で包んだアーモンド)の甘みがアクセントになっている。バランスが取れており、生き生きとして上品なフィニッシュ。余韻が長い。ホタテと相性が良いでしょう。ク・ド・クール/☆☆(2つ星)
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『アシェット・ワイン・ガイド/2007年版』掲載のコメント
2005VT:ドメーヌの名前からその歴史にいたるまで,すべてが家族を思い起こさせる。叔父によって創設されたドメーヌの当主を40年以上にわたり務めるジャン=ピエール・サンティニは,現在3人の子供たちと一緒に働いている。8月末に収穫されたこの白ワインのローブは黄緑色に光り輝いている。豊かな香りは,カシのアペラシオンの特長でもあるバラやアヤメ,桃などを彷彿とさせる。豊満で粘性があり,まろやかなアタックのワインは,生き生きとした心地良いアプリコットのニュアンスを感じさせ,フルーティーでフローラルなノートとともに長い余韻を残す。今すぐに味わうことができるが,まだ数年は熟成させることができる。 ク・ド・クール/☆☆(2つ星)
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『フルールス・ワイン・ガイド/2007年版』掲載のコメント
2004VT:黄金色に反射する麦わら色のローブは,澄んで光り輝いている。力強く豊かな香りは,アンゼリカ(セイヨウトウキ)の花を思い起こさせ,ヨードの香りと微かなレモンのタッチへと変化していく。口中はまろやかで,香りから感じられた風味そのままの味わい。ミネラル感のあるフィニッシュ。マグロの切り身のグリエやラタトゥイユに良く合うだろう。 PDF閲覧可→
同ガイドで,ドメーヌ・デュ・パテルネルの白は,ドメーヌ・ドーヴネーのムルソー“グット・ドール”と同ポイントを叩き出し,コント・ラフォンのムルソー“クロ・ド・ラ・バール”や,フランソワ・ミクルスキーのムルソー“ジュヌヴリエール”を超える得点を獲得しました。
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