HOME >> 生産者情報 >> レ・ヴィニュロン・パリジャン(フランス/パリ) 

↓INDEX↓
■パリ3区で醸造
■都会のミニチュア醸造所
“ミクロ・ワイナリー”
■パリジャンが立ち上げ
■ブドウ畑について
■醸造について
■パリのオンリストレストラン
■パリジャンの反応は?
■新聞やテレビが注目
■商品ラインナップ
■新聞やテレビが注目■
ル・パリジャン紙に掲載(2016.9.22) ル・パリジャン紙に掲載(2016.9.22)
「パリの中心でワイン造り」

ベルシ/Bercyの醸造所が閉鎖されてから50年後、
レ・ヴィニュロン・パリジャンがレ・アールの真ん中に登場

首都パリでは屋上でイチゴを作るし、ワインだって造る。貴重なボトルが高値で売られているのはモンマルトルだけではない。アールの中心で、レ・ヴィニュロン・パリジャンが頭角を現した。ベルシのカーヴが閉まってから50年経って、パリにワイン醸造の伝統が復活した。
ビオディナミで造られたブドウが、昨日の朝、ヴォークリューズから直接テュルビゴ通り(3区)にある醸造所に届けられた。「火曜日に摘んだシラーの房が冷蔵トラックのパレットで運ばれた。果実のアロマを保つため、前発酵段階を低温で輸送中に行った」と、醸造家で工程を監修するフレデリック・デュセイニュールは詳細を語った。リラックとシャトーヌフ・デュ・パプで元々ワインを造っていた彼は、「果柄と果皮を分け、醸造タンクにマールを入れ、3週間してからバリックで11ヶ月熟成する。瓶詰めもパリで行われる」と説明してくれた。
今年は25,000本を生産
「このワインは非常にナチュラルワインに近い。何かを混ぜることはないし、亜硫酸塩の添加は非常に少ない」とビオディナミ専門のコンサルタントは強調する。先週グルナッシュ・ブランが醸造された。「多くのパリジャンはワインに興味はあるが、ブドウ畑まで旅行には行かない。私のアイディアは、家から2駅先でどのようにワインが造られるかを見せることだった」と、2015年1月にこのプロジェクトを始めたマチュー・ボセは説明する。
現在パリにちなんだ名前を持つ5つのキュヴェが販売されている。“リュテス”(ヴィオニエ、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ)、“テュルビゴ”(100%サンソー)は3月に瓶詰めされた。その他、“オスマン”(100%シラー)、“レ・タンプリエ”(100%グルナッシュ)、クロヴィスがパリを首都にした年を記念として名付けられた“アン508”(100%グルナッシュ・ブラン)。昨年は19,000本を生産、今年は25,000本を生産予定。
ワインは醸造所やボン・マルシェ(老舗百貨店)で販売されている。またパリのレストランでは、ニル/Nil通り(2区)のフレンチー/Frenchie、パヴィヨン・レドイヤン/Pavillon Ledoyen(8区)のバー、ボン・サン・プルサン/Bon Saint Pourcaint(6区)でオンリスト。醸造所では醸造見学や試飲会も開催している。

フランスのテレビ(M6)で紹介 (2016.10.22放送)

“フランス都会の醸造所”として取材を受けた。(以下抜粋):
『2008年版レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』 ワイン生産といえば、ボルドーやブルゴーニュのようにブドウの生産地で醸造を行うと真っ先に思うが、実は都心でもワインを造っている人がいる。これは“ミクロ・ワイナリー”と呼ばれている。50年代にニューヨークで誕生し、フランスではパリとマルセイユに存在し、教育的な役割も担っている。
ローヌのワイナリーで収穫が行われている。しかしこのブドウはこの地方ではワインにならない。100キロ以上離れたここ、パリのマチュー・ボセの醸造所まで運ばれる。
「パリでブドウが圧搾されたのは歴史的にみても初めての試み。喜ばしい。」とマチュー。既に都会の人の心を惹き付けているようだ。「ワインに興味を持つ人は沢山いますが、畑まで足を運ぶパリジャンは多くありません。ここでは醸造を身近に感じてもらうことができます」。
ミクロ・ワイナリーのブームはフランスでも広がっている。マルセイユのミクロ・ワイナリー(ミクロコスモ)では年間100,000本を生産。都会のワインは平均約15ユーロで販売されている。
名だたるレストランでソムリエを歴任した“エマニュエル・デルマス”(※)も
カーヴに足を運び、ブログで2度推薦!

エマニュエル・デルマス <2016.6.28のブログより抜粋>:
「マチュー・ボセの頭で芽生えたアイディアから始まった。パリを美味しいワインでいっぱいにしよう、質の良いワインでしかもパリの街のイメージを持つワイン。パリやパリ郊外で畑を確保するのは難しく、その質に至っては・・・ここで話すのはやめよう。マチューは3人の冒険家と組んだ。・・・ヴァンサンが地下のカーヴでバリックやタンク、瓶詰などの説明をしてくれる。ブドウはパリのものではないが、収穫以外の全てのステップはここ、テュルビゴ通りで行われる。ブドウは収穫後パリまで冷蔵トラックで運ばれる。
パリのワイン専門家は早くもこのプロジェクトに興味を持っているようだ。ワインリストに定評のあるレストランやブラスリーが、すぐに自分たちの店にオンリストした。
“リュテス”と“テュルビゴ”の2アイテムを試飲したが、クオリティーが高く非常に気に入った。白も赤も無駄な飾り気がない。はっきりとした輪郭があり、たっぷりとしたストラクチャーが感じられる。フィニッシュはフレッシュで活き活きとしていて、調和が取れている。間違いなく未来があるワイン。」

<2016.11のブログより抜粋>:
「ブドウはローヌ渓谷に由来しているので、もちろん100%パリのワインというわけではない。しかし、率直に言ってワインの品質は保証されていると確信した。実際、私がカーヴにいた1時間の内に、老若男女、何人ものお客さんがワインを購入して行った。彼らは既にワインを試飲しており、虜になった人たちだ。
私は数日前に、“リュテス2015”をブラインド・テイスティングに選んで顧客に提供したところ、エチケットを見て非常に驚かれた。大半の人が南の白だと当てたが、そのフレッシュさに驚き、非常に美味しいと言っていた。 多くのワイン専門家やレストラン、ソムリエでさえ、このプロジェクトに賛同し、虜になっている。美味しくて、かつ驚きがあるワインを探している者にとって、ヴィニュロン・パリジャンのワインは期待できるものだろう。」

(※)エマニュアル・デルマス:1995年から2010年まで、ギィ・サヴォワやラ・トゥール・ダルジャン、アラン・デュカス・オ・ プラザ・アテネ、ラセール、フーケとグランド・メゾンでのソムリエを歴任。2012年にはテイスティングに関する著書("Vins-Lecons de degustation")を発刊。ブログも好評を博している。現在は、すべての人にワインを親しみやすくすることを信条として、ワインのコンサルタントと教育面で活躍している。(Sopexa Japon発行メールマガジンより抜粋)
ヴィヴル・パリ / Vivre PARIS (2016.4掲載)

VIVREPARIS
キュヴェ・パリジェンヌ
首都のど真ん中でワインを造る。突拍子もないアイディアだろうか?これはマチュー・ボセの大きな賭けだ。3人の仲間とレ・ヴィニュロン・パリジャンを立ち上げた。ミクロ・ブラスリーの発展を目にして、ネゴシアン兼販売員のマチューはオー・マレ地区で醸造所をオープンすることを思い着いた。『高品質のワインを品の良いボトルで造るために』。
ベルシの倉庫が閉鎖して以来、パリで初めての醸造所だ。ローヌでビオディナミにより造られたブドウを選果してからパリに運ぶ。パリで圧搾、発酵、醸造、瓶詰めを行う。赤3、白2アイテムの全5アイテムが、10月までにリリースされる。内2アイテムは、既に4月始めのオープンを待っている。『パリジャンは、どのようにワインが造られるかを、メトロに乗るだけで知ることができる』とマチューは強調する。テイスティングクラスでは、『それぞれの味わいは、ワイン造りの全ての工程を理解することで、より具体的なイメージと結びつく』と話す。同じブドウから2種類の方法で造られるワイン(ドメーヌで直接造られたものと、パリで造られたもの)を毎月紹介している。ヴィニュロンの仕事をより理解するための良い機会だ。

レ・グラップ/ LES GRAPPES(2016.9掲載)*ル・パリジャンのワイン専門マガジン
ミクロ・ワイナリー:フランスに来た新しいトレンド!

“ミクロ・ワイナリー”はフランス語では“小さな醸造会社”という意味で、新しい波だ。アメリカで90年代に誕生したコンセプトで、地方の小さな村でワインを醸造すること。このプロジェクトは北米で飛躍的に発展したが、ワイン業界では懐疑的な見方もあった。計算ずくで世界的に拡大したわけではないが、話題になっている。 果たして、アーバン・ワイナリは業界だけの話なのか、本当にトレンドになっているのか?調査してみた。 グラップ

ミクロ・ワイナリーはどのようにして広まったのか?
そもそものきっかけは2008年のブルックリン、ニューヨーク。最初のミクロ・ワイナリーが世界的なこの街にオープンした。その名前は?Red Hook Winery。Mark Snyderが2人の友人と設立した。出だしは苦労したが、結果的に賑わっている。アメリカの流行りは世界を制覇し、徐々に真面目なものになっていった。最初の波はアジアに訪れ、香港で2010年にミクロ・ワイナリーが誕生した。多くの支持者が自分たちの街でもビジネスを展開し始め、どんどん増えていった。また、2010年にロシアの黒海周辺でも、ワイン愛好家のAlexey Tolstoyがミクロ・ワイナリーを設立した!
フランスでの第一歩は、マルセイユだった。2012年の初めにMicrocosmosがオープンし、新しい流れの出発となった。続いて2013年にロンドンでLondon Cruというヨーロッパでは最も有名なミクロ・ワイナリーができた。この現象は次第に広がり、パリでは2015年に2つの醸造所がオープンした。ワイナリー・パリジェンヌとレ・ヴィニュロン・パリジャンだ。

都会でとのようにワインを造るのか?
自分の畑を所有し、醸造はどこか別の醸造所で行うか、もしくは逆にブドウを農家から購入し、ブドウの品質を保ったまま街の醸造所まで運ぶ。それから瓶詰めまで全ての工程をミクロ・ワイナリーで行っている。

なぜミクロ・ワイナリーが流行るのか?
今日、私達はどこで造られたものかに執着する傾向にある。ワインツーリズムも増えている。“アーバン・ワイナリー”は、私たちに醸造の世界とのつながりを提供し、そこで行われている仕事を見て理解し、造り手とつながりを持つ機会を与えてくれる。それを今は自宅から徒歩圏内で体験できるのだから、これは革命だ! 大都会の暮らしは醸造家の暮らしとは比較できないが、醸造中のブドウを気軽に見に行くことができるようになった。
ワインは飲む人のために造られる。ミクロ・ワイナリーは、多くの人がワインを消費する場所に位置している。従って、ミクロ・ワイナリーは今日のワイン醸造の世界、そして未来においても重要な役割を担っている。ニューヨーク、ロンドン、また50年前に閉鎖されたパリのベルシの後に誕生したパリのミクロ・ワイナリーは、ただ一時の流行に終わらず、マーケットで多くの機会をつかむ本物のビジネスだ。

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