*カーヴ・デュ・マルマンデについて*
カーヴ・デュ・マルマンデは、南西のマルマンド/Marmande村から数キロ離れた場所にある。ガロンヌ河両岸の斜面に広がる27のコミューンに、850ヘクタールのブドウ畑を所有し、119の生産者が加盟する、マルマンデ最大のカーヴ。マルマンデがAOCに認定された1990年からAOCコート・デュ・マルマンデを生産し続け、現在AOCマルマンデの生産の95%を占める。責任者はコラリ・バルー/Coralie Baloup、エノログは2010年から、元ラガーマンのフレデリック・コステラ。『ベタンヌ&ドゥソーヴ2015年版』では、南西で“成長中の生産者/Les producteurs en progression”に選出され、『新しい責任者、そして技術責任者が就任したことによって、成長しているカーヴ。全体的に非常にコスパに優れている。』とコメントされている。また近年では、スミス・オーラフィットに6年、アンジェリュスに2年、オー・バイィに勤めていたジェローム・ヴェイシエがセラーマスターに就任し、彼の提案でマルマンデの土着品種である”アブリュー“を主体にしたキュヴェを造ることになった。醸造も新樽比率を減らすなど彼のコンサルで改良している。
栽培品種はメルロー(40%)、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、マルベック、アブリュー(土着品種)と、白ワイン用のセミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン。特に土着品種のアブリューをカーヴの象徴として大切にしている。年間生産本数は約6万本。
2011年に50ヘクタールでAB認証を取得済み。また、2008年の時点で畑の20%はアグリコンフィアンスの第二段階を取得している。アグリコンフィアンスとは、フランスの農業関連の共同組合が参加し、環境に配慮しながら高品質の商品を生み出していることの証として認定される。
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*コート・デュ・マルマンデについて*
マルマンド村は、ボルドーの南東に位置。ベルジュラックからは南西に20kmの場所に位置する。1955年にVDQSに格付けされ、1990年にAOCに認定された。AOCコート・デュ・マルマンデはガロンヌ河右岸と左岸に広がり、右岸は粘土・石灰質土壌で、特にメルローとアブリューが栽培される。左岸は砂・砂利質土壌で、海や河の波後や牡蠣の殻など堆積物が見られる。
土着品種のアブリューは、19世紀にロット=エ=ガロンヌに現れた赤ブドウ品種。20世紀に絶滅の危機にさらされたが、2004年に創設された醸造学校の研究者、ヴィニュロン達により保護された。深みのある濃い色調で、黒い果実のアロマを持つ。ヴィロードのような上品なマティエールがあり、絹のようなタンニンを持つのが特徴。
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*商品ラインナップ*
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Quezaco AOC Cotes de Marmandais, Rouge/ケザコ(コート・デュ・マルマンデ) 赤 2017
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Chateau Campot Lafont AOC Bordeaux, Rouge/シャトー・カンポ・ラフォン(ボルドー) 赤 2016
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