Campanaio IGT Toscana, Rosso/カンパナイオ(IGT トスカーナ) 赤 2014
*ワイン名:カンパナイオ 赤
*原産国/地方:イタリア/トスカーナ州
*原産地呼称:IGT トスカーナ
*ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン50%,
メルロー50%
アレッサンドロ・チェライが,尊敬するジャコモ・タキスが手掛けたサッシカイヤやパートナーであるシャトー・ラフィット・ロートシルトを彷彿とさせる重厚なボルドー・スタイルを目指して造ったワイン。2006年物がワイン・アドヴォケイトとワイン・スペクテーターの両誌で90点を獲得した。2001年に植樹されたカベルネ・ソーヴィニョン(169クローン)とメルロー(181クローン)から産み出される。

畑は1.5haの区画で,標高495メートルの南向きの砂質石灰土壌。ブドウ樹の仕立てはコルドン。植樹比率は1ha当り5,900本。剪定時のブドウ樹1本当たりの芽は5-6個。収穫時に残す房の数は最大で2房。1株から収穫するブドウは650グラム以下に押さえる。

*醸造
手摘みで収穫したブドウを100%除梗した後,ステンレス・タンクでアルコール発酵。発酵温度は26度で,発酵期間は約1週間。発酵終了後も21日間の果皮浸漬を行う。発酵と果皮浸漬の間,1日2回のポンピング・オーバーと1日1回のパンチング・ダウンを実施する。

圧搾後,ミディアム・トーストのフランス,アリエ産のバリック1/2(新樽90%)とアメリカンバリック1/2(新樽90%)でマロラクティック発酵と熟成。ブレンドはマロラクティック発酵終了後に行う。

ブレンド比率は,カベルネ・ソーヴィニョン50%,メルロー50%。熟成はシュール・リーの状態で行い,バトナージュは行わない。熟成終了後,無清澄・無濾過で瓶詰め。

カンパナイオとは,昔,礼拝の時間を知らせるために教会の鐘を鳴らしていた人達のこと。教会は報酬として彼らに石の多い貧しい土地を与えていたが,その土地が今の区画であることからカンパナイオと命名された。ラベルに描かれているのは鐘の建物。

*各誌の評価
『Vinous ヴィノス(アントニオ・ガローニ)』のコメント
2013 カンパナイオ  ★91点
2013年のカンパナイオ=ポデーレ・モナステロのカベルネ・ソーヴィニヨン/メルローのブレンドは,深くて力強く,大胆でダークな表現力がある。今のフレーバーはまだ第一段階だ。今後,瓶内で複雑さが開花すれば面白い。スイート・レッド・プラム,ミント,シナモンとフランス産オーク樽のニュアンスは,飲み頃の果実味豊かな余韻に近い。

2012 カンパナイオ  ★91点
2012年のカンパナイオ,ポデーレ・モナステロのカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンドは,ジューシーでしなやか,そして表現豊かである。プラム・レッド・チェリー,なめし皮,杉,タバコ,スパイスのすべてが個性豊かで豪華,しなやかなボルドー・ワインにインスパイアされた赤ワインのシルキーなタンニンにサポートされている。チェライは若く瓶詰めすることを好むため,現時点では果実の平等な第一表現がある。第三段階の凝縮感を好む読者は,この2012年をセラーに入れ,2-3年寝かせる必要がある。

2011 カンパナイオ  ★94点
このヴィンテージはピノ・ノワールよりも優れたカンパナイオとして記憶に残るだろう。しっかりとしたタンニンはこのヴィンテージに必要な力強さや活気を与えてくれる。プラム,ブラックチェリー,メントール,カンゾウ,パインアップルなどすべてがワインのなかで弾けている。しかも上品で個性的。

2011 ラ・ピネタ  ★93点
濃厚で活気あるワイン,ラ・ピネタ2011年物は,グラスのなかでジューシーなレッドチェリー,カンゾウ,ミント,スウィート・スパイス,そして飴のニュアンスを感じさせる。凝縮感があり果実味が豊かで,すべてのバランスが良い。ここのワイン(カリフォルニア)にとても良く似ている。

ジェームス・サックリングのコメント
2013 カンパナイオ  ★94点
鼻腔や口内で,ブルーベリーやホワイト・チョコレート,シトラスのアンダートーンを感じさせるワイン。フル・ボディ。ビロードのようなタンニンがあり,長く風味豊かな余韻。豪華でエネルギッシュ。

『ワイン・アドヴォケイト(アントニオ・ガローニ)』のコメント
2010 カンパナイオ  ★94点
黒スグリやチェリーやラズベリーの香りがする凝縮感のある赤ワイン。テロワールの特徴が反映し,フィニッシュにはスパイスのアクセントが残りタンニンが広がる。品種はカベルネ・ソーヴィニョンとメルローで2014年から2023年が飲み頃。

2007 カンパナイオ  ★94点
2007年のカンパナイオ(カベルネ・ソーヴィニヨン50%,メルロー50%)は柔らかく,豊満なワイン。絹のようなタンニンが過熟したブルーベリー,ブラックベリー,そして焦がしたオークの核を縁取っている。バランスは良いが長く熟成する運命にはないようだ。カンパナイオは一部アメリカン・オークで熟成されており,これによりスパイシーさに幅が加えられている。

2006 カンパナイオ  ★90点
カンパナイオ2006はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが同比率でブレンドされている。ワインはスティール・タンクで発酵され,フレンチ・オーク(新樽50%)で熟成されている。カンパナイオはピネタと似たような力強さと超熟したスタイルを持つが,ピネタほどの香りの複雑さと言うか,品種の個性のレベルには達していない。それでもこれは美しいワインで,かなり生き生きしており,一層の瓶内熟成を要する。ブドウ樹は若く,間違いなく今後が楽しみである。

『ワイン・スペクテーター』のコメント
2011 カンパナイオ  ★89点
スミレ,ラズベリー,ポイズンベリーとスパイスのフレーバーが爆発している。ローズマリーとビャクシンのアロマティックなノートが,フルーティーさとセイボリーのあいだに存在。タンニンは誇りっぽい。今から2018年までが飲み頃。

2010 カンパナイオ  ★91点
黒スグリやラズベリーの香りを持つ凝縮感のある赤ワイン。テロワールの特徴が反映し,フィニッシュにはスパイスのアクセントが残り,タンニンが広がる。2014-2023年が飲み頃。

2009 カンパナイオ  ★89点
若々しいカベルネ・ソーヴィニョンとメルロー。口に含んだ後の香りにはやや欠けるがクリーンでフルーティー。驚くべきことにわずかなタンニンしかフィニッシュに感じない。

2008 カンパナイオ  ★88点
花の強い印象と快活なベリーのアロマは,軽快なタンニンとフルーティーなフィニッシュの豊満なボディまで続く。快活でフルーティーな若いワイン。今が飲み頃。。

2007 カンパナイオ  ★88点
力のあるワインで焦がしたオークやグリルした肉の豊かな香り。フル・ボディでフィニッシュはビロードのようなタンニンとヴァニラを感じる。コクがあり今はアグレッシブだが,少し寝かすと良い。2010年以降が飲み頃。

2006 カンパナイオ  ★88点
フル・ボディで,ヴェルヴェットのようなソフトなタンニンに溢れ,チョコレートやヴァニラでいっぱい。余韻は長く,バランスが良い。既に美しい。これ以上の熟成が必要か?

<イタリア国内の評価>
『エスプレッソ 2013年版』
2010 カンパナイオ  ★17/20点

『ガンベロ・ロッソ 2013年版』
2010 カンパナイオ  ★2ビッキエーリ