Chianti Classico Casanuova di Nittardi DOCG, Rosso
/キャンティ・クラッシコ“カサヌォーヴァ・ディ・ニッタルディ” 赤 2013 《アート・ラベル》
*ワイン名:キャンティ・クラッシコ
“カサヌォーヴァ・ディ・ニッタルディ”
*原産国/地方:イタリア/トスカーナ州
*原産地呼称:DOCG キァンティ・クラッシコ
*ブドウ品種:サンジョヴェーゼ100%
*醸造
 “ヴィーニャ・ドゲッサ Vigna Doghessa(標高450メートル,片岩石土壌/南東向き)”に由来するサンジョヴェーゼを丁寧に手摘みで収穫後,容量105ヘクトリットルのステンレス・タンクで発酵を行う。発酵温度は24-28度,発酵期間は8日間。その後,フランス,アリエ産のバリック(500リットル))で14ヶ月間熟成(2年使用の樽/ブランド:ナダリー及びダンプトス社)。その後,2-3ヶ月間瓶内熟成。

*コメント
 生き生きとしたルビー・レッド。チェリーとスミレの香り。香草やスパイスのヒントと丸みのあるタンニンと長い余韻が口内に広がる。パスタ料理全般,肉料理と相性が良い。サーヴィスは16度で。


 2013年のラベルをデザインしたアーティストは,アラン・クレマン Alain Clement(フランス人/1941年生まれ)。
 彼の作品の多くは,2つのことが表現されている。1つは優しさと柔軟性。もう1つは,彼のアトリエがある南フランスの都市ニーム Nimesの自然の強い光である。

 ニームにあるエコール・デ・ボザール美術学校の教師兼ディレクターを務めていたクレマンは,自身の絵画に永続的な存在の光と色の統一を目指している。初期の頃の作品は「形象芸術」と定義されていたかもしれないが,50年の知識と経験を積んだ後,色と形の第2ステップ:抽象芸術に辿り着いた。ポール・ゴーギャンの影響を強く受けており,ニッタルディのラベルとラッピング・ペーパーの制作中は,まるでゴーギャンが筆に乗り移ったかのようだった。


*各誌の評価
『ビベンダ』   ★5/5房
・・・カサヌォーヴァは標高450mの南東向きの単一畑“ヴィーニャ・ドゲッサ Vigna Doghessa”に由来する。この畑に植わるのはサンジョヴェーゼのみ。土壌はガレストロ及びアルベレーゼの岩石から成る。歴史の浅い畑だが,ギョーム(苗木業者)の特定のクローン・セレクションと高密度植樹により,まだ樹齢の若いブドウ樹にもかかわらずヘクタールあたりの収量がすでに低い。ポンプ・オーバーとパンチ・ダウンを行いながら2-3週間発酵させた後,ワインは500リットルのバレルで14ヶ月熟成。異なるバレルをブレンドするため,瓶詰め前の数ヶ月間コンクリート製のタンクでワインを寝かす。2014年のラベルとラッピング・ペーパーは,中国人アーティストのHsiao Chinによる作品である。(2014VT)

レストラン・ニュース誌 by ロン・ウィーガンド
(世界で初めてマスター・オブ・ワインとマスター・ソムリエを有した人物)
  ★4+5/5星(2012VT),4/5星(2011VT),5/5 星(2010VT)

・・・ニッタルディはカステリーナ地区を牽引する生産者で,かつてはルネサンス期の芸術家で彫刻家のミケランジェロ・ブオナロティが所有していた。1982年,フェムフェルト家がこの土地を購入し,すべてを改装した後,最高品質のワインが造られるようになった。“ヴィーニャ・ドゲッサ”は,所有する5つの畑の1つで,最も若いブドウ樹が植わる。ワインはミディアム・リッチで,最高に熟している。

・2012年物:これも素晴らしい。丸みのあるフル・ボディ。適度に濃厚なフレーバー(プラム,チェリー,カシス,トースト香)と素晴らしいバランスを持ち合わせ,長い余韻と謙虚なタンニンがある。もう少し寝かせても良い。サンジョヴェーゼ100%。生産数は2,500ケース。飲み頃は2016-2019年。

・2011年物:複雑な性格を呈し,しなやかでリッチ,そしてバランスの良いワインで,長いフレーバーの展開と持続的な軽いタンニンの余韻がある。プラム,トースト香,ブラックペッパー,チェリー,そして赤すぐりと赤甘草の味わい。

・2010年物:格別。リッチなフル・ボディでバランスが良く,熟成した果実の性格(ブルーベリー,バラの花弁,チェリー,ホワイト・ペッパー)や樽の特性,また,とても長く滑らかで絶えることのない余韻がある。カリオーロ3%。小さなオーク・バレルで6ヶ月熟成。

ジャンシス・ロビンソン 2015年9月11日/ワインズ・オブ・ザ・ウィークに選出!   ★17/20点
・・・深いルビー色のサンジョヴェーゼは,純粋な黒い果実の風味豊かで,レッド・フルーツのヒントがグラスから感じられる。新鮮でクール。果実がとても純粋なのに,単一な表現に留まらない。スパイスとわずかな花のノートがあり,黒い果実の複雑さが続く,タンニンは滑らかでドライ,存在感があるが,支配的ではない。口内では果実の魅力が発揮されている。深みと余韻が長く,きれいで明快。片岩土壌と450メートルの標高のおかげで,全体的に上品で素晴らしい余韻が新鮮だ。たとえ14ヶ月500リットルのフレンチ・オークで熟成させていても,樽のニュアンスは控えめで,濃いワインに仕上がるのではなく,美しい果実味を強調させている。(2012VT)

ジャンシス・ロビンソン  ★17/20点
・・・風味,肉付きが良い。純粋なダーク・フルーツの豊かさや,レッド・フルーツのヒントがグラスの中から香る。新鮮で純粋な果実味が溢れているが,深みがないわけではない。これは見事だ。タンニンは滑らかでドライ。存在感があるが,支配的ではない。明快で深い広がりがある超新鮮なキァンティ・クラッシコは,今,飲んでも十分満足できるが,さらに複雑さを増す素晴らしいポテンシャルを備えている。エレガント。新鮮!新鮮!(2012VT)

ジェームス・サックリング  ★90/1000点

『ワイン・エンスージアスト 2014年4月号』  ★4キァンティ・クラッシコ特集で,最高得点93点獲得(2011VT)
・・・フローラル,そしてブラックフルーツのアロマは,スパイシーなノートによってより強調されている。心地よい口当たりはジューシーなブラックチェリー,胡椒,ミント,セージが感じられ,熟成したタンニンと尖った酸とのバランスが良い。

『ビベンダ 2015年版』  ★4房(2012VT)
『ビベンダ 2014年版』  ★4房(2011VT)
『ビベンダ 2013年版』  ★4房(2010VT)
『ドゥエミラヴィーニ 2012年版』  ★4房(2009VT)
『ドゥエミラヴィーニ 2011年版』  ★4房(2008VT)