As Sortes DO Valdeorras, Blanco/アス・ソルテス(バルデオラス) 白 2016
*原産国/地方:スペイン/ガリシア地方
*原産地呼称:DO バルデオラス
*ブドウ品種:ゴデーリョ
*栽培地域:サンタ・クルス・ド・ボロ
*土壌:削剥された花崗岩の重い砂質
*地形:テラス式の丘,緩やかに傾斜,北向き
*標高:680メートル
*気候:大西洋の影響を受ける大陸性気候
*ブドウの平均樹齢:40年以上
*整枝法:コルドン・ロヤ
*栽培面積:3.8ヘクタール
*収量:1ヘクタールあたり32ヘクトリットル
*コメント
 1970年代に植樹されたバイオダイナミック農法及びオーガニック農法を導入している6つ小区画(標高:680m)のブドウに由来。発酵に先立ち,6時間のスキン・コンタクトを施す。その後,ミディアム・ローストのフランス中部産の容量500リットルの樽で天然酵母を用い,アルコール発酵。発酵温度は17度。発酵終了後,引き続き樽で熟成を行う。熟成はシュール・リーの状態で行い,15日に1度バトナージュを実施。熟成期間は8ヶ月間。2016年5月瓶詰め。生産本数18,800本。

『ワイン・アドヴォケイト 2016年4月(224)号』
樹齢40-96年の古木が植えられた7区画のゴデーリョのブレンド。2014年物はpHが低く,また完熟のスタイルが融合されていて,見事に熟成していくはずである。果汁は500リットルのフレンチ・オーク・バレルを用い,自然酵母で発酵を行い,澱と一緒に6ヶ月熟成させる。まだまだ若いが本来のクリーミーさが少しあり,あと1年瓶内熟成することによって更に良くなるだろう。パラシオスによると,天候条件は2011年に酷似していて,収穫前の雨と穏やかな夏がゆっくりとブドウの完璧な熟成を促し,最適なレベルの酸が備わったと教えてくれた。それが実際にワインに表現されている。つまり,精密で,何層にも重なる凝縮感があり,深みのあるフレーバーと刺激的でシャープな酸とミネラル感がある。力強さとエレガンスの見事な融合だ。長期熟成型の“アス・ソルテス”になるに違いない。  ★94/100点(2014VT)

『ワイン・アドヴォケイト 2015年1月(216)号』掲載のコメント
アス・ソルテスの2012年物は,樹齢34-94年の小区画のゴデーリョのブレンドによる。区画は,Sortes O Soro,Antiga,Alexos,Os Carneiros,A Coalleira,A Falcoeira,そしてSorte dos Santosで,現地の言葉で“ソルテス”と呼ばれている。いずれも標高680-720メートルのきめ細かい砂地。500リットルのオーク・バレルで発酵,シュール・リーの状態でバリック熟成8ヶ月。その間,定期的にバトナージュを行う。きれいで複雑な味わい。バルデオラスの他のワインとは明らかに異なる。シトラスの黄色い果実とクリーミーなタッチ,そしてほのかにスモークのアクセントのあるスパイスのノート。ミディアム・ボディで,シャープなフレーバーが感じられる。見事な酸味,スパイシーで風味の良いしなやかなフレーバー。余韻はまるで塩味のようなミネラル。グラスのなかでオークのニュアンスが表現されており,オレンジとマンダリンの果皮のノートが強調される。長期熟成型。15,000本生産。

『ヴィノス 2016年1月号』掲載のコメント
軽く霞んだ黄色。深みのある果実味とアロマのピットは,ヨウ素やスモーキーな折,ミネラルによって完璧になる。口内では,洋梨,桃とオレンジのフレーバーが滑らかに広がり,後半は強い花のノートを感じる。力強さとフィネス,そして融合に納得させられ,花とミネラルのノートの共鳴する印象深い余韻が続く。  ★93/100点(2014VT)

『ギア・ペニン 2015年版』 ★96/100点(2012VT)

『ジャンシス・ロビンソン』
2015年6月瓶詰め。この果実は申し分ないほど純粋だ。口内は凝縮感があるが,重たくない。重厚感があり,ヴォリュームを伴う繊維質のテクスチャー。まじめで素晴らしく,健全。  ★17+点(2014VT)

すべての果実は標高620-780メートルの削剥された花崗岩の自社畑に由来。ブドウの樹齢は35-92年(ここまで古いのは,極一部らしい)。収量は1ヘクタールあたり29ヘクトリットル。一部はダイナミック農法。酸度は1リットルあたり7.5グラム。500リットルのフレンチ・オーク・バレルで8ヶ月発酵。生産量22,500本。何層にも重なっており,非常に精密。この美しいワインは数年にわたり上品に広がりを見せるだろう。  ★18.5点(スペイン産白ワイン最高得点)(2011VT)