Chateau Patache d’Aux　AOC Medoc / Cru Bourgeois, Rouge ／シャトー・パタッシュ・ドー（メドック／クリュ・ブルジョワ）赤
	＊ワイン名：シャトー・パタッシュ・ドー　赤 ＊原産国／地方：フランス／ボルドー地方 ＊原産地呼称：メドック／クリュ・ブルジョワ ＊ブドウ品種：カベルネ・ソーヴィニョン主体、メルロー、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルド ＊平均樹齢：39年（最長88年） ＊植樹比率：8,500本/ha
アルマニャック伯の末裔、Aux/オー騎士が1632 年にドメーヌの最初の所有者となった。その後メドックで“パタッシュ”の名 で乗合馬車の宿として繁栄した。1932 年にクリュ・ブルジョワに格付けされ、シャトーは1964 年にラパリュ家のものとなった。コンサルタント　ステファン・ドゥルノンクールのチームの賢明な指導と正確な専門知識の下で、卓越性を追求し続けている。 ＊醸造： コーティングされていないコンクリート・タンクと温度調整機能付きのステンレス・タンクで発酵。キュヴェゾンの期間は3〜4週間。フランスの中部産のオークのバリックで12ヶ月熟成（新樽比率：1/3、1年使用樽1/3、2年使用樽1/3）。2019ヴィンテージを含め、近年は樽の焼き加減を弱め、よりテロワールに根差したワイン造りを行っている。（2015、2016ヴィンテージは樽の焼きは強め） ＊コメント： 色は濃く、輝いている。スパイシーなアロマを持ち、口中は豊満で複雑で肉付きが良い。ブラックベリーの美しいアロマを感じる。タンニンは良質である。口中での持続がとても美しい。 力強く凝縮感があり、熟成させると見事に花開く。驚くべき新鮮なアロマを持ち、ヴィンテージによっては10〜15年経っても力強いストラクチャーが感じられる。 ＊ペアリング： 若い時期に飲むには、スパイスの効いた肉料理、グリル（BBQ）、ソース添えなど、牛肉や羊肉、豚肉料理に合う。また、シャルキュトリーやタパス、チーズ、そしてカレーとの相性も良い。熟成が進んだら、ヒレ肉の鉄板焼きに、少々の胡椒で味付けした程度のより繊細な料理との相性が良い。少しデキャンタージュさせれば、カカオ90%のチョコレートに最高のペアリングが楽しめる。 ＊評価： 『ワイン・アドヴォケイト』 2019 シャトー・パタッシュ・ドー 90-92 点（2020年7月10日） 2019年物のパタッシュ・ドーは深みのあるパープルガーネットで、グラスに注ぐと、心地よい赤スグリ、黒ラズベリー、そしてカシスの表現豊かな香りだけでなく、赤いバラ、プロヴァンス地方のハーブ、そして燻製肉のわずかな香りも漂う。ミディアムボディの味わいには、はっきりとして噛み応えのある赤果実や黒果実に溢れている。ストラクチャーにはざらざらとしたタンニンや大胆なフレッシュさがあり、フィニッシュはスキップのように軽やかで余韻が長い。 『デカンター』 2019 シャトー・パタッシュ・ドー 92点（2022年1月5日） ゴージャスなダークチョコレートと黒スグリの香り。ブルーベリーとミントのフレッシュなアンダートーンが味わいを落ち着かせ、鉄のやすりと黒鉛によって補完されている。上品で自信に満ちたワインで、気に入った。口いっぱいに広がるタンニンはまだかなり若々しいが、甘草とミントの清涼感が非常によい。2023〜2031年が飲み頃。

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