Sancerre Le Cul de Beaujeu AOC, Blanc/サンセール“ル・キュ・ド・ボージュ” 白 2016
*ワイン名:サンセール“ル・キュ・ド・ボージュ”
*原産国/地方:フランス/ロワール地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン
*コメント
2009年に初めて造られたドメーヌの新しいキュヴェ。2010年物がワイン・アドヴォケイトで92点を獲得。これは,サンセールの巨匠,フランソワ・コタのキュ・ド・ボージュと同点という輝かしい功績。さらに2011年物は,フランソワ・コタ(89+点)を上回る,90-91+点を獲得した驚愕のキュヴェ。

泥灰土土壌で白い土のシャヴィニョールの丘に位置する区画から造られる。傾斜(20-50%)の険しい南南東向きの畑で,リュット・レゾネに則りソーヴィニョン・ブランを栽培。剪定はギュイヨ式。当主の義理の兄弟が分益小作している区画で,ドメーヌが収穫の1/3を購入している。ただし,収穫は自ら手作業で行う。24時間のデブルバージュ後に,300リットル入りの新樽及び古樽(2回使用)で35日間発酵。引き続き,シュール・リーの状態で8ヶ月間樽熟。8月に澱引きを行い,軽く濾過して9月に瓶詰め。生産本数は2009年物:1,850本,2010年物:1,600本,2011年物:2,400本,2013年物:2,000本の希少キュヴェ。

2013年物のテイスティング・コメント:
透き通った黄色いローブ。メントール,スパイス,ヴァニラの香り。きれいなアタックで、口中は粘性があり、洋ナシや新鮮なブドウ。非常に余韻が長い。白い土地のテロワールそのもののミネラルを感じる。サーヴィス温度は12度で。高級魚や,白身肉,クリームとキノコのソースの鶏肉と相性が良い。8〜10年熟成が可能。

2011年物のテイスティングコメント:
透き通った薄い黄色のローブ。メントールやスパイスの香り。きれいなアタックで,粘性があり,ライチ,ユーカリ,新鮮なハーブの味わい。非常に余韻が長い。白い土地のテロワールそのもののミネラルを感じる。サーヴィス温度は12度。高級な魚や,グリルしたオマールエビと相性が抜群。

2010年物のテイスティングコメント:
澄んだ薄い黄色のローブで,非常に熟れたフルーツ,桃やポワール・タタン(洋ナシのタルト)の香り。フレッシュなアタックだが粘性があり,僅かにミントのアクセントがある。余韻がとても長く,白い土のテロワールのミネラルが感じられる。白い肉やクリームソース添え鶏肉と合う。5-8年熟成が可能。サーヴィス温度は12度。

『ワイン・アドヴォケイト201号(2012年6月号)』掲載のコメント
・・・2つの300リットル入のハーフ樽で,1つは新樽で熟成されたワイン。梨やピンク・グレープフルーツやオレンジのよく熟れた香りがいっぱいに広がる。僅かにオイリーで白墨のノート。ボトリティスのスパイスがエキゾチックで,柑橘系果物の皮のスパイシーさがある。フィニッシュもフルーティー。瓶の中でどのように変化していくか楽しみなワイン。3-4年は熟成するだろう。  ★90-91+/100点(評価:2011VT)

『ワイン・アドヴォケイト201号(2012年6月号)』掲載のコメント
・・・2つの300リットル入の樽と新樽で熟成した,樽香のあるワイン。ジューシーでライムやオレンジ,パイナップル,マルメロが混じりあい,豊かでフレッシュな味わい。柑橘系の甘みがある。ハーブのエッセンスやハチミツ,フローラルなフィニッシュで,テロワールが反映されている。ル・キュル・ド・ボージュのファースト・ヴィンテージだが,10年間寝かせて開かせることができるだろう。  ★92/100点(評価:2010VT)