Leucquois, Vin Gris/ルークォワ(ヴァン・グリ) NV スパークリング・ワイン(瓶内二次発酵)
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*ワイン名:ルークォワ(ヴァン・グリ)
*原産国/地方:フランス/ロレーヌ地方
*品種:ガメィ95%,オーセロワ5%
ダヴィッド・ルリエーヴルによる テイスティング・コメントをご覧いただけます。
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近い将来AOC クレマン・ド・ロレーヌとなるかもしれない
珍しいヴァン・グリのスパークリング・ワイン
*醸造:
ヴァン・グリ同様,収穫後直ちに圧搾,ステンレス・タンクを用い低温(約17度)で発酵。発酵期間は約12日。その後,ステンレス・タンクで12ヶ月熟成させ,原酒のヴァン・グリを完成させてから瓶内二次発酵に移る。リュミュアージュ(動瓶)は今も伝統的に手で行い,5-6週間かけて毎日8分の1ずつボトルを回転させていく。瓶内二次発酵の期間は18ヶ月。
*コメント:
オレンジがかった薄いバラ色の輝くローブ。イチゴや木イチゴを思わせる繊細な香り。イチゴやグレープフルーツの風味を発散する細かい泡とともに,まろやかで爽やかな味わい。
サーヴィスは,6-8度に冷やして。アペリティフとして,シンプルにブリオッシュとともに,また,果物のデザートと一緒に召し上がっても良いでしょう。ミラベルのリキュールと割る「キール・ロレーヌ」もおすすめ。
ルークォワ/Leucquoisとはモーゼル地方からロレーヌ地方にまたがる多くの村を興した最初のケルト民族のことで,トゥールは当時の首都だった。シャンパーニュ製法によるスパークリング・ワインは,ロレーヌ地方で昔からある伝統品。事実,1860年当時は5万ヘクタール以上のブドウ畑があり,ロデレールなどの大きなシャンパーニュ・ハウスは,ロレーヌのブドウを使ってシャンパーニュを醸造していた。規模の小さいシャンパーニュ・ハウスでも,ロレーヌのネゴシアンから原酒となるワインを購入し,ランスやエペルネィの醸造所でシャンパーニュに仕立てていた。ロレーヌの伝統を現代に蘇らせて造られたのが,このスパークリング・ワイン。
現在,AOC モーゼルとAOC コート・ド・トゥールはスティル・ワインしかAOCに認可されておらず,この2つの産地の生産者はロレーヌ地方で造られてきた伝統的なスパークリング・ワインがAOC クレマン・ド・ロレーヌを呼称することができるようにINAOに働きかけを行っている。
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