Auxerrois AOC Cotes de Toul, Blanc/オーセロワ(AOC コート・ド・トゥール) 白 2018
*ワイン名:オーセロワ 白
*原産国/地方:フランス/ロレーヌ地方
*原産地呼称:AOC コート・ド・トゥール
*品種:オーセロワ100%


ダヴィッド・ルリエーヴルによる
テイスティング・コメントをご覧いただけます。
2011年版アシェット・ワインガイドで2つ星を獲得
「ク・ド・クール=最も心に残るワイン」にも選出されたキュヴェ
うさぎのラベルとともに心を癒してくれる優しい味わい。
10年熟成させても新鮮で美味しい。 長期熟成も可能な貴重なワイン!

*醸造
 東向きの斜面(ジュラ紀の粘土石灰土壌)に植樹したオーセロワを手摘みで収穫。直ちに選果を行い,熟れすぎたブドウはオーセロワ品種に特有のフルーティーさや豊潤さを消してしまうため,すべて取り除く。また,ブドウが潰れて酸化しないように,小さなケースで醸造所に運ぶ。迅速かつ強めの圧搾を行うことによって,酸化を防ぎ,タンニンも抽出できる。その後,ステンレス・タンクに移し,アルコール発酵を実施。発酵は低温(約17度)で行い,発酵期間は約12日。発酵終了後,引き続きステンレス・タンクでシュール・リーの状態で定期的にバトナージュを施しながら熟成を行い,収穫の翌年の春に瓶詰め。マロラクティック発酵は行わない。

*コメント
 青みがかった黄色のローブとパールの反射。ライチやマンゴーなどのエキゾチック・フルーツが支配的で,生き生きとした香り。微かにレモンのノートを伴ったポワール・ウィリアムを思わせる風味で,まろやかさとハーモニーが感じられる味わい。

 サーヴィスは,8-10度で。アペリティフとして,あるいはエスカルゴやカエルの腿肉の料理,白ブーダン,山羊のフレッシュ・チーズとともに。

 オーセロワはフランス北東部の北の気候(半大陸性気候)に適した白ワイン用ブドウ品種。リュセでは他のブドウ品種に比べ早熟。オーセロワ独特の香りは,ワインを飲みなれた人には高く評価されている。

『アシェット・ワインガイド 2018年版』
・・・非常にアロマティックな香りがソーヴィニヨン・ブランを彷彿とさせる。柑橘とパッション・フルーツのニュアンス。桃と白い花,ふくよかで溌剌とし,それと同じくらい魅力が備わる味わい。鯛の刺身と合わせたい。  2つ星(評価:2016VT)