Bandol Cabassaou AOC, Rouge/バンドール“カバッソウ” 赤 2018




*ワイン名:バンドール“カバッソウ” 赤
*原産国/地方:フランス/プロヴァンス地方
*格付け:AOC
*ブドウ品種:ムールヴェードル91%,シラー8%,サンソー1%
*平均樹齢:50年
*平均収量:30-35ヘクトリットル/ヘクタール
*醸造
 ブドウはすべて手摘みで収穫され,選果台を使って傷んだブドウや未成熟なブドウはすべて取り除かれる。完全に除梗し,野生酵母のみを用いて発酵を行う。発酵は温度管理機能付きのステンレス・タンクとセメント・タンクで15-21日かけて行われ,その後,フランス産オークの樽(容量25-75ヘクトリットルまで様々な容量の樽を使用)に移し,マロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は18-20ヶ月。無清澄・無濾過で瓶詰め。

*コメント
 深黒のローブ。香りは若いうちは慎み深いが,年月とともに開花し,スミレや皮,ブラック・フルーツのアロマを発散するようになる。タンニンは絹のように極めてしなやかで,複雑な口中には果物や香辛料のノートが感じられる。非常に長命なワイン。

『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2021年版』掲載のコメント
・・・煌びやかなカバッソウ2018は,崇高なビロードのような質感を現わしている。絹のようなタンニン,ガリッグを連想させる調和のとれた長い余韻,そしてはっきりとした果実によって構成され,これぞ,完全に仕込まれた偉大なバンドールの原型。 ★95点(評価:2018VT)

<カバッソウ>の畑について
 “カバッソウ”は,ムールヴェードルの例外的な完熟が可能になる傑出したミクロクリマに恵まれた小さな畑。約1億年前のサントニアン期の粘土石灰質土壌。“ラ・トゥルティーヌ”と同じ丘の斜面に位置するが,“ラ・トゥルティーヌ”の畑の下部にある。南南西に面した非常に日照に恵まれた畑で,カストゥレの丘を背後にしているため,“ラ・トゥルティーヌ”に見られるような過激なミストラルから守られている。また,棚田状になった丘の斜面を昇ってくる温暖気流による風の影響を常に受けている。このため,夏の最も暑い時期にも心地よい通り風がもたらされる。このような特異希な自然環境によって,ムールヴェードルの理想的な完熟が可能となっている。また,非常に低い収量と,平均樹齢50年のブドウ樹に由来するため,フル・ボディで大変力強く,非常に密に詰まったタンニンを備えたワインが生み出される。“カバッソウ”は味わう人に衝撃を与える極めつけのバンドール。“カバッソウ”のブドウ樹は,かつて“ラ・トゥルティーヌ”の畑の一部にあったものを,リュシアンとフランソワ・ペイローの時代に取り木を行い,“カバッソウ”に植樹したもの。“カバッソウ”ではムールヴェードルが95%栽培されている。

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