Clef de Saint-Thomas AOC Chateauneuf-du-Pape, Blanc
クレ・ド・サン・トマ(シャトーヌフ・デュ・パプ) 白 *参考品







 *ワイン名:クレ・ド・サン・トマ 白
 *原産国/地方:フランス/コート・デュ・ローヌ地方
 *原産地呼称:AOC シャトーヌフ・デュ・パプ
 *ブドウ品種:ルーサンヌ50%、クレレット20%
グルナッシュ・ブラン20%、ブールブラン10%
 *収量:1ヘクタールあたり20ヘクトリットル
*醸造
 1株当たり8房になるようグリーン・ハーヴェストを行う。収穫は手摘み。完全除梗。発酵はステンレス・タンクを用い、16度で18日間。この間、1日に1度のルモンタージュを行う。MLFは3日間。バリックで6ヶ月熟成。澱引き、濾過(クロス式フィルター)後にボトリング。

*コメント
 エニシダの花、ウイキョウ、砂糖漬けした柑橘フルーツの表現豊かなノート。フィネスの感じられる厚みと骨格のある味わい。ミネラルと果実味のタッチが完璧に調和する喜びのワイン。ブールブランの爽やかさとグルナッシュ・ブランの恰幅の良さが、クレレットのフィネスと肉付きの良いルーサンヌによって高められている。

*マリアージュ
 魚介のグラタン、フォア・グラのポワレと相性が良い。サーヴィスは9-11度で。

★ヴィナリー・インターナショナル・コンクール 2016 金賞

★『アシェット 2017年版』掲載のコメント
 ・・・ココナッツとヴァニラと果実味が、奥に宿るミネラル感とともに複雑なアロマとなる。火打石とメンソールのアクセントが、上品な清涼感をもたらし、余韻のアタックとなっている。粘性があり、良く溶け込んだ樽香に縁取られている。調和が取れ、更なる熟成への準備も整っている。  ★1つ星

『ワイン・アドヴォケイト(2016年10月号)』掲載のコメント
 ・・・低収量。ハードな岩を思わせる印象的な白。リッチでしなやかで、酸が穏やか。フレッシュで生き生きとした味わいは、重みを感じさせない。リンゴの皮、柑橘の花、パイナップルにブリオッシュのようなヒント。ディナーの食卓に花を添える一品だろう。  ★89/100点(評価:2015VT)