Confidence AOC Vinsobre, Rouge コンフィダンス(ヴァンソブル) 赤 2015
*ワイン名:コンフィダンス 赤
*原産国/地方:フランス
/コート・デュ・ローヌ地方
*原産地呼称:AOC ヴァンソブル
*ブドウ品種
  2015, 2013VT:シラー50%,グルナッシュ50%
  2012VT:シラー60%,グルナッシュ40%
  2010VT:シラー40%,グルナッシュ60%
  2009VT:シラー50%,グルナッシュ50%
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールから譲り受けた
ダミー社製のバリックでマロラクティック発酵と熟成を行った
ドメーヌのミドル・レンジのキュヴェ

*醸造
手摘みで収穫したブドウを厳格に選別し,100%除梗。発酵に先立ち,低温マセレーションを1日施す。その後,温度管理機能付きのステンレス・タンクでアルコール発酵を行う。発酵温度は28度で,発酵期間は28日間。発酵期間中,1日1回のルモンタージュと5日に1回のデレスタージュを行う。櫂入れは行わない。発酵終了後,さらに5日間の果皮浸漬を実施。圧搾後,ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールから譲り受けたダミー社製のバリック100%でマロラクティック発酵と熟成を行う。熟成期間は,12ヶ月。アッサンブラージュはバリックに移す直前に実施。清澄は行わず,ごく軽く濾過して瓶詰め。瓶詰めは太陰暦に応じて行う。

当初,“コンフィダンス”の生産量は非常に少なく,秘密のキュヴェであったことから“コンフィダンス”と命名された。“コンフィダンス”とは,フランス語で「秘密の話」という意味。

*コメント
深いルビー・レッドの色調に,スミレ色の反射。赤スグリや香辛料,そして微かにオークを思わせる香りがある。口中はハーモニーが取れ,果物の風味が感じられる。スパイシーなフィニッシュには,リコリスのノートがある。サーヴィスは17-19度で。赤身肉やチーズなどと相性が良いでしょう。

『ワイン・アドヴォケイト 228号(2016年12月号)』掲載のコメント
・・・ドメーヌのトップ・ワインはヴァンソブル“コンフィダンス”だ。グルナッシュとシラーの半々の混醸で,バレルで熟成された。読者の皆さんがセラーに保有して幸せを感じるであろう美しいワイン。カシスの高級なノート,ブラック・ラズベリー,胡椒とバリックのヒントが現れたミディアム-フル・ボディ。凝縮してエレガント,余韻が長いスタイル。今後10年は進化していくだろう。  ★91-93/100点(評価:2015VT)

『ヴェール・ド・ヴァン』掲載のコメント
・・・香りはアロマティックでパワフル。強さと同時にやや濃縮している。カシス,潰したブラックベリーのノート。四川唐辛子とビガロ種のさくらんぼが潰したラズベリー,酸味のある赤スグリのキャンディ,グレイペッパー,ライム,感知できないほどのローズマリーのヒントを持つタッチに結び付く。味わいはフルーティーでバランスが良く,わずかに引き締まっている。ジューシーで味わいの定義が正確。見事な明確さ。ブラックチェリー,ブラックベリー,ブルーベリーのノートに潰したラズベリーと熟れたレッド・ベリーがスパイスのタッチと結び付く。余韻は長く,タンニンは溶け込み,やや硬い。トンカ豆のヒントが長く続く。  ★90-91/100点(評価:2015VT)

『ワイン・アドヴォケイト 216号(2015年1月号)』掲載のコメント
・・・2012VT同様,凝縮感とリッチさにかけるものの,この2013VTはすべてが順調にある素晴らしい作品。ブラックチェリー,ローストした肉,キャンプ・ファイヤーと甘いスパイスのような香りが続くミディアム・ボディ。上品なピュアさと磨かれたエレガンス。7-8年が飲み頃。  ★90/100点(評価:2013VT)

『ワイン・アドヴォケイト 210号(2013年12月号)』掲載のコメント
・・・すべての限界を越えたオファーとなった2012年物は,ノック・アウトされる作品。十分なベリーとブラック・ラズベリー,カンゾウ,トースト,スパイスと土のニュアンスの香りを表している。フル・ボディでふくよかな味わいと見事なバランス,継ぎ目なくピュアな感触が飲むものをグラスに引き付ける。全体的に素晴らしい新鮮さと甘美なタンニンが,7-8年は優雅に進化するであろうことを暗示している。  ★90-92/100点(評価:2012VT)

『ギド・アシェット 2013年版』掲載のコメント
・・・2005年にブドウ樹を購入し,誕生したドメーヌ。以来,アペラションの真価を発揮している。特にジェラール・コンスタンの初ヴィンテージに与えたク・ド・クールを思い起こす。このコンフィダンス2010は筆舌に尽くし難い。香りは一挙に現れ,繊細な焙煎,申し分なく熟れた果実,甘いスパイス,甘草,下草の爽やかなノート。表現豊かで味わいはフルーティーでスパイシー,甘く凝縮した溶けるようなタンニンと巧みに加えられた樽の香りが見事なバランスを醸し出している。仔羊のタイム風味におすすめ。  ★★(2つ星)(評価:2010VT)

『ワイン・アドヴォケイト 203号(2012年10月号)』掲載のコメント
・・・もうひとつの素晴らしいオファーがこの2010年物のヴァンソブル“コンフィダンス”。グルナッシュ60%と,フレンチ・オークで1年熟成させたシラー40%。1ヘクタールあたりの収量は,わずか20ヘクトリットル。ブラックベリー,カシス,キルシュ,お香,樟脳,削った鉛筆のようなアロマ。リッチでフル・ボディ。そして,2011年よりも更に深く長く,美しさは,今後7-8年は余裕で続いていくだろう。ヴァンソブル2011同様,シャトーヌフ・デュ・パプから北東におよそ29キロ離れた地に20エーカーの小さなドメーヌを完璧に運営するジェラール・コンスタンが造り出す衝撃的オファー。標高300-400メートルの石灰岩.沖積土壌に植樹されている。  ★90-92/100点(評価:2010VT)

『ワイン・スペクテーター(2012年9月号)』掲載のコメント
・・・ふちに沿って木炭の色合いを帯び,肉厚なイチジク,プラムのコンポートとスグリのコンフィチュールの融合とともに,ダークで引き締まっている。フィニッシュは決して重くはない心地よいロースト香と,かすかに削った鉛筆のような黒鉛の鋭さを感じさせる。濃厚。  ★92/100点(評価:2012VT)

『ワイン・アドヴォケイト 191号(2010年10月号)』掲載のコメント
・・・ジュヴレィ・シャンベルタンのドゥニ・モルテから購入したフランス産のバリックで1年間熟成させたグルナッシュとシラーを均等の割合でブレンドしたワイン。深いルビー・パープルの感銘的に恵まれた色合いで,レッド・フルーツやブラック・フルーツ,ガリーグ,ペッパー,チョコレート,砕いた石,春の花などの豊かなノートを発散する。豊かで,ミディアム・ボディからフル・ボディ。今後5-7年後に飲むことが望ましい。  ★90-92/100点(評価:2009VT)

『ワイン・アドヴォケイト 181号(2009年2月号)』掲載のコメント
・・・魅力的なグルナッシュとシラー半々のブレンドで,ブルゴーニュのジュヴレィ・シャンベルタンのドメーヌ・モルテから購入したオークの小樽で熟成したこのヴァンソブル“コンフィダンス”2007VTは,素晴らしい成果である。インクのような紫の色調で,春の花,クレーム・ド・カシス,墨・黒鉛,トリュフの香りが感じられる。濃厚でフル・ボディ,力強さ(アルコール度数15.6%)を持ちながらも,信じられないような純粋さがあり,しっかりとバランスが取れている。ヴァンソブルの高い標高と涼しい気候が,ワインのパワーとアルコール度数とは対照的なさわやかさと溌剌さを与えている。  ★93/100点(評価:2007VT)