HOME >> 生産者情報 >> ドメーヌ・コンスタン=デュケノワ(フランス/コート・デュ・ローヌ地方) 

↓INDEX↓
ドメーヌの概要
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ドメーヌの畑と
テロワール
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ヴァンソブルについて
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ワインについて
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ドゥニ・モルテ,ギガル
ルネ・ミュレとの
親交について
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デカンター/2009年6月号
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キュヴェの詳細
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 すべては亡きドゥニ・モルテの一言から始まった。長年,ドゥニ・モルテのワインを購入し続けていた無類のワイン愛好家,ジェラール・コンスタン/Gerard Constantとドゥニーズ・デュケノワ/Denise Duquesnoy夫妻は,ワイン好きが高じて2004年にベルギーからローヌに移住,2005ヴィンテージからAOCに昇格したヴァンソブル/Vinsobreでワイン造りを始めた。翌年,師と仰ぎ,家族ぐるみの友人であるドゥニ・モルテを訪ね,初めて手掛けた2004年物を彼に試飲させると,ドゥニ・モルテは,「私のバリックを提供するから,それでワインを熟成させたらどうか・・・?」と提案してくれたのである。以来,コンスタン=デュケノワ夫妻は,ドゥニ・モルテのフラッグシップの1つである“ラヴォー・サン=ジャック”の熟成に使われたフランソワ・フレール社製のバリックで自身のワインを熟成させ,今は亡き不世出のスーパー・スターの魂を継承し続けている。

 また,パーカー・ポイント100点満点を4度獲得したシャトーヌフ・デュ・パプの“クロ・サン=ジャン”を筆頭に,100点満点2回の“レ・カイユ”,1回の“クロ・デュ・カイユ”,同じく1回の“サン・プレフェ”など,南ローヌを本拠に40以上のドメーヌをコンサルタントしている「パーカー・ポイント800点満点」の天才醸造家,フィリップ・カンビをコンサルタントに招聘した。同時にアルザスのルネ・ミュレの指導を受け,バイオダイナミック農法にも取り組み始め,ドメーヌは短期間で劇的進化を遂げた。その必然的帰結が,この論評だ。パーカー・ポイント95点は,同ヴィンテージのギガル,シャーヴ,シャプティエ,グラムノンを超える圧倒的評価である。パーカーは「真の超大作!目の覚めるようなワイン造りの成果!」と激賞している。
*ドメーヌの概要*

 ドメーヌ・コンスタン=デュケノワは,2004年7月に創設されたヴァンソブルの新興ドメーヌ。ジェラール・コンスタンは20年以上も前からワインに魅了されていたベルギーのワイン愛好家で,金融マンとして世界中を飛び回っていたが,ワイン造りの夢を捨てきれず,長年の夢を実現させるために夫人であるドゥニーズ・デュケノワとともにローヌに移住して,ドメーヌを興した。

 ジェラールは金融マン時代,ヨーロッパや北米への海外出張の際には必ず現地のワイナリーを訪れて見聞を広め,また,フランスでもアルザスやシャンパーニュ,ブルゴーニュ,コート・デュ・ローヌのドメーヌを訪問していた。特にローヌでは,ドメーヌ・デュ・ヴィユ・テレグラフ(シャトーヌフ・デュ・パプ),ドメーヌ・ド・ラ・モナルディエール(ヴァケラス),ドメーヌ・ド・ロラトワール・サン=マルタン(ケランヌ)など,隣接するアペラションを代表するドメーヌを訪ね,造り手から直接話を聞き,自身のドメーヌを創設する場所を検討した。

 ドメーヌはドローム/Drome県のヴァンソブル村の南,ニヨン寄りに位置する。ドメーヌの起源は100年以上前に創設されたドメーヌ・レ・ゾスロン/Domaine les Aussellonsのブドウ畑に由来する。ドメーヌ・レ・ゾスロンは,ヴィルデュー/Villedieuとヴァンソブルの村に合計25ヘクタールの畑を所有していたが,自宅のあるヴィルデューにある畑のみを残し,ヴァンソブルにある12ヘクタールの畑を売りに出していた。それを購入したのが,ジェラール・コンスタンだ。現在ジェラールは53歳。学生時代にプイィ・フュイッセのドメーヌで働いた経験を持つが,大学では(夫人のドゥニーズ・デュケノワとはそこで知り合った)経済学を専攻していたため,ドメーヌ創設の前にシュズ=ラ=リュスのワイン大学で栽培学と醸造学を修めた。その後,友人であるドゥニ・モルテとその家族,マルセル・ギガルの息子のフィリップ・ギガル,アルザスのルネ・ミュレと深く交流し,ワイン造りを究めていった。
*ドメーヌの畑とテロワールについて*

 畑は松林に囲まれた10ヘクタールと5ヘクタールの区画に分かれている。松林の自然の防壁がミストラルを和らげ,ブドウ畑を守る働きをしている。土壌は砂利が混じった粘土石灰質。非常に砂利が多く,活性石灰の割合が高く,ペーハーは8.2に達するアルカリ性。標高は250-400メートル。傾斜は20度。3/4のブドウ畑が丘陵の斜面に段々畑状に広がっている。向きはほぼすべての区画が南東,標高と傾斜の関係で,ブドウの生育期に最良の太陽の光を受ける条件が整っている。

 ヴァンソブルの年間平均降水量は790ミリメートル(ニューデリーの年間平均降水量と同じ)。ブドウの生育期である4-9月の間は390ミリメートルの降水量しかない。水が欠乏するため,必然的にブドウ樹は水分を求めて地中深く根を伸ばし,地中のミネラルや養分を吸収する。7-9月にかけては気温が30度を超える日が月平均27日もある。この気候のおかげで,ヴァンソブルでは灰色カビ病やべと病が発生することがほとんどない。

 ブドウ樹の平均樹齢は30年。黒ブドウのみが栽培され,65%がグルナッシュ,35%がシラー。ブドウ樹には,平均樹齢12年の若いものから,樹齢54年に達する(1956年の甚大な霜害の後に植樹された)ものまで,様々な樹齢のブドウ樹が平均的に植えられている。また,ブドウ畑と同じ丘陵には,多種多様の植物が自生しており,美しい景観を作るとともに,植物の多様性を保証している。

 栽培に関しては,現在はリュット・レゾネに則っているが,3年以内に有機栽培に移行する計画。また,バイオダイナミックの手法にも関心を持ち,調剤などの一部はすでに導入している。バイオダイナミックのコンサルタントであるジャック・メル/Jacques Mell()に指導を仰ぎ,同じジャック・メルに指導を受けているラストーのグール・ド・モータン(ジェローム・プレッシー),ケランヌのマルセル・リショーが加盟するバイオダイナミックのグループの集まりにも定期的に参加し,バイオダイナミックに関して研鑽を積んでいる。ドメーヌが日々の仕事において実践している哲学は,「ワイン造りはなによりもブドウ樹を育て,手入れするということから始まる。ブドウが果物であることを忘れてはならない。ヴァンソブルの傑出したテロワールを忠実に表現する・・・」ということ。

ジャック・メル:マルセル・ラピエール,クロ・デュ・カイユ,ロシニョール・トラペ,ベレッシュ,レイモン・ブラール,ベリヴィエールなどから絶大な信頼を受けているバイオダイナミック農法のコンサルタント。

 また,植物や羊糞の堆肥を使用し,トラクターを使って年に5回中耕除草(固まってしまった土を浅く耕して,土を柔らかく保つ方法)を行っている。除草を行う際は,除草剤をまったく使用せず,インターセップと呼ばれる機械(畝の間を通り,地中の草の根を切断するトラクターに似た機械)を使って草を取り除いている。しかし,いくつかの区画では,下草を生やし,ブドウ樹が草と競合するように促し,収量をコントロールしている。また,すべての区画で芽かきを行っている。摘芯は専用の機械を用い,すべての区画で行っている。ブドウが良く熟成するように,また,灰色カビ病の発生を避けるために,除葉はすべての畑で行う。平均して約半分の葉を取り除く。収穫時には1株につき平均6房のブドウが残るようにしている。収量は25ヘクトリットルという低さに抑え,ドメーヌの傑出したテロワールを忠実に表現することを目指している。
*キュヴェの詳細*
Vinsobre AOC, Rouge/ヴァンソブル 赤 2013 ==>> 詳細はこちら
Confidence AOC Vinsobre, Rouge
/コンフィダンス(ヴァンソブル) 赤 2013 ==>> 詳細はこちら
In Fine AOC Vinsobre, Rouge  *参考品*
/イン・ファイン(ヴァンソブル) 赤 ==>> 詳細はこちら

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