Campanaio IGT Toscana, Rosso/カンパナイオ(IGT トスカーナ) 赤
*ワイン名:カンパナイオ 赤
*原産国/地方:イタリア/トスカーナ州
*原産地呼称:IGT トスカーナ
*ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン50%、
メルロー50%
サッシカイヤやパートナーであるCh. ラフィット・ロートシルトを彷彿させる
重厚なボルドー・スタイルを目指して造ったワイン

アレッサンドロ・チェライが、尊敬するジャコモ・タキスが手掛けたサッシカイヤや、パートナーであるシャトー・ラフィット・ロートシルトを彷彿とさせる重厚なボルドー・スタイルを目指して造ったワイン。2001年に植樹されたカベルネ・ソーヴィニョン(169クローン)とメルロー(181クローン)に由来。

畑は1.5haの区画で、標高495メートルの南向きの砂質石灰土壌。ブドウ樹の仕立てはコルドン。植樹比率は1ha当り5,900本。剪定時のブドウ樹1本当たりの芽は5-6個。収穫時に残す房の数は最大で2房。1株から収穫するブドウは650グラム以下に押さえる。

*醸造
手摘みで収穫したブドウを100%除梗した後、ステンレス・タンクでアルコール発酵。発酵温度は26度で、発酵期間は約1週間。発酵終了後も21日間の果皮浸漬を行う。発酵と果皮浸漬の間、1日2回のポンピング・オーバーと1日1回のパンチング・ダウンを実施する。

圧搾後、ミディアム・トーストのフランス、アリエ産のバリック1/2(新樽90%)とアメリカンバリック1/2(新樽90%)でマロラクティック発酵と熟成。ブレンドはマロラクティック発酵終了後に行う。

ブレンド比率は、カベルネ・ソーヴィニョン50%、メルロー50%。熟成はシュール・リーの状態で行い、バトナージュは行わない。熟成終了後、無清澄・無濾過で瓶詰め。

カンパナイオとは、昔、礼拝の時間を知らせるために教会の鐘を鳴らしていた人達のこと。教会は報酬として彼らに石の多い貧しい土地を与えていたが、その土地が今の区画であることからカンパナイオと命名された。ラベルに描かれているのは鐘の建物。

*各誌の評価
『ワイン・アドヴォケイト』  ★92点(評価:2018年物)
カベルネ・ソーヴィニヨン50%とメルロー50%のブレンドであるカンパナイオ2018年物は、濃く、厚みがある。ブラックベリーなどの黒果実やプラムのドライフルーツ、スパイス、タール、そして燻製タバコのアロマが香る。このヴィンテージでは特に、香りや味わいの特徴が強調されている。心地よい濃密さと豊かさが口中に広がるが、決して重くはない。

『ワイン・スペクテーター』  ★91点(評価:2018年物)
濃厚なブラックチェリーやブラックベリー、鉄分、そしてベーキングスパイスの香りを伴ったコクのあるテクスチャーがあり、豊かで滑らか。全体的なバランスがよく、力強さと余韻の長さがある。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのブレンド。 2027年まで飲み頃。