HOME >> 生産者情報 >> シャトー・レイモン・ラフォン(フランス/ボルドー地方) 
*ヴィンテージ・チャート98点は1988、1990年と同点
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畑について
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葡萄樹について
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収穫について
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最終厳選
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レイモン・ラフォンの
ワインが
ノーベル賞受賞晩餐会に
使用された
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『ゴー・ミヨー2010年版』評価
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商品の詳細
貴腐ワインで有名なアペラシオン、ソーテルヌで決して無視できないシャトーがある。それは、世界3大甘口ワインの1つ、イケムの管理、醸造を手掛けていたピエール・メリエが、イケム同様の畑の手入れ、醸造を施すシャトー・レイモン・ラフォンである。このシャトーは1850年にレイモン・ラフォンによって創設された。シャトー・ディケムの真隣に位置し、周りは1級シャトーに取り囲まれている、貴腐葡萄栽培に最適な条件を備えている畑にも関わらず、レイモン・ラフォンは1855年の格付けの年にはまだそれほどワインを生産していなかったこともあり、格付けがなされなかった。しかし、元々名声はあり、1972年以降、ピエール・メリエがこのシャトーを購入してからはさらに高まり、当初3.5ヘクタールしかなかった畑も少しずつ買い足し、18ヘクタールまでに拡大した。 ピエール・メリエと息子のシャルル=アンリ 1989年ピエールが引退し、彼の3人の子供が後を継いでいる現在でも変わらぬ実力で、『パーカーズ・ワイン・バイヤーズ・ガイド第7版』で★★★★(4ッ星)を獲得し、また、偉大なシャトーばかりが選出された『レ・プリュ・グラン・ヴァン・ド・フランス』にも掲載されるなど、1級シャトー並み、あるいはそれを凌駕する高評価を受けている。。2000、2004、2010年ノーベル賞受賞晩餐会のデザート・ワインとしても選ばれるという、輝かしい実績を手に入れた。
<右:ピエール・メリエ、
       左:息子のシャルル=アンリ>
■畑について■
ボルドー地方の地図 レイモン・ラフォンはガロンヌ川右岸、ボルドーから40キロほど南西のところに位置する。畑の表面は礫土で覆われていて、下層は石灰粘土質である。レイモン・ラフォンは、シャトー・ディケムの真隣に18ヘクタールを所有していて、うち栽培面積は16ヘクタールで、植樹品種の比率はセミヨン80%、ソーヴィニヨン・ブラン20%である。1ヘクタール当り6,666本植えられており、平均樹齢は35年である。



レイモン・ラフォン周辺の地図
■ レイモン・ラフォン周辺の地図 ■
■葡萄樹について■
コット(ゴブレ) 葡萄樹は厳格な剪定、入念な手入れが施され、収穫時に残す葡萄の房は5〜6房である。これは1本の葡萄樹からグラス1杯分のワインしかとれないほど極僅かな量である。

セミヨンはコット(ゴブレ)法で剪定を施す。1本の葡萄樹につき3本のみ枝を残し、その枝には2つの芽しか残さない。

ソーヴィニヨンは6つの芽を残すグイヨ・サンプルで、セミヨン同様厳格に行われる。
                               コット(ゴブレ)
■収穫について■
貴腐葡萄 一般的に“貴腐葡萄”と呼ばれるボトリティス・シネレアはシロン川によるミクロ・クリマのおかげで繁殖する。つまり、シロン川によって生じる朝霧と、午後の日当たりが交互に訪れる状況が、ボトリティス・シネレアの繁殖を進めるのだ。
この菌が付き貴腐化すると、果実中の水分が蒸発し、より濃縮しアロマティックになる。
しかし繁殖の速度は1房をとってみても違うため、十分貴腐したものを1粒1粒摘み取っていく必要がある。故に畑を3〜10回も回らなければならず、収穫終了まで2ヶ月かかることもある。
収穫したもののうち、優れたものだけを選別するのだが、例年全体の20%は落とされる。
■最終厳選■
蔵の画像 ワインは3年間バリックで熟成されるのだが、その後瓶詰め前に厳選され、シャトー・レイモン・ラフォンに相応しいものだけが瓶詰めされる。その結果、毎年全体の1/5が選別から漏れる。このシャトーはワイン造りに対して妥協を許さないため、時には1985年のように2/3も撥ねられることもある。また、1974年のように存在しないヴィンテージも出てくるのである。
■2000、2004、2010年ノーベル賞授賞晩餐会で
レイモン・ラフォンのワインがデザート・ワインとして選ばれました■

世界で最も権威のある、100年以上の歴史を持つノーベル賞の晩餐会で使用されるという名誉に輝きました!
<2000年晩餐会のメニュー>

2004年晩餐会のメニュー
<2004年晩餐会のメニュー>

2010年晩餐会のメニュー
<2010年晩餐会のメニュー>
『ゴー・ミヨー2010年版』掲載記事 以前ディケムの監督を務めていたピエール・メリエは、偶然にもディケムの隣にあるレイモン・ラフォンを1972年に購入した。このことは、イケムの技術を適用し、レイモン・ラフォンが素晴らしいソーテルヌを造るために多くの要素をもたらした。現在はマリー=フランソワーズによって運営され、ワインは常に貴腐葡萄や長期の樽熟成によって傑出している。初物の2008年は柑橘類の砂糖漬けを表現している。口中はエレガントでとても長く、フルーティで、非常に美しい深みがあり、完璧なバランスである。2005年物は見事である。極めてエレガントな中に素晴らしい繊細さとフレッシュさが調和している。最高のレベルに返り咲いた。
『ゴー・ミヨー2010年版』

2003 ソーテルヌ
シャトー・レイモン・ラフォン 18/20点

2005 ソーテルヌ ジューヌ・プス・ド・
レイモン・ラフォン 16/20点
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Chateau Raymond Lafon (AOC), Blanc
/シャトー・レイモン・ラフォン 白 2003 <貴腐ワイン> ==>> 詳細はこちら
Jeunes Pousses de Raymond Lafon (AOC), Blanc
/ジューヌ・プス・ド・レイモン・ラフォン 白 2005 <貴腐ワイン> ==>> 詳細はこちら
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