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◆プレス◆
『ル・プログレ/Le Progres』 2006年5月掲載(一部抜粋)
オリヴィエ・プシエ/Olivier POUSSIER(2000年度世界ソムリエ・コンクール優勝者)、エリック・デュレ/Eric DURET(ヨーロッパ最優秀ソムリエ)、ピエール・シュヴリエ/Pierre CHEVRIER(作家)、そしてベルナール・ピュジョル/Bernard PUJOL(ジュラ出身のワイン・コレクター)等が、ブザンソン/Besanconにあるクリストフ・メノッツィ/Christophe MENOZZIのレストランに一堂に介し、トップ試飲会が行われた。
この試飲会のために、アルレィ/Arlayに本拠を置くドメーヌ・ブルディが醸造したヴァン・ジョーヌ、白、赤、そしてヴァン・ド・パイユなど1888から2003ヴィンテージまで、実に115種類に及ぶジュラ・ワインが勢揃いした。
ブドウ醸造学的に、そして科学的にワインのテイスティングを行う機に及び、私(ジャン=フランソワ・ブルディ)は、いかなるうぬぼれも手段も、そして奇計もない、シンプル且つ自然、とりわけ力強い言葉を紹介したいと考えています・・・。ここにご用意した115のヴィンテージに点数を与えるような評価をお願いするわけではありません。そうではなくて、もしご納得いただけるのであれば、今日のようにワイン・ビジネスが困難な時期に直面していても選択可能な道が存在することをこの場で確認していただきたいのです。それが、私がお話しするテロワールなのです。ジュラ・ワインのキャラクターを擁護するブルディ家の世襲財産を継承する弟のジャン=フィリップ/Jean-Philippeとともに、今年(2006年)からドメーヌが所有する9ヘクタールの畑の大部分をビオディナミに転換したことを告げた。
『エスト・レピュブリカン/Est Republicain』 2006年5月11日掲載(一部抜粋)
「Le vin du Jura, c'est pas du marketing! - ジュラのワイン、それはマーケティングではない。」
クリストフ・メノッツィのレストラン(在ブザンソン)で華麗なジュラ・ワインの垂直テイスティングが企画された。
テーブルの上にざっと120種ものボトルが並んだ。赤ワインは2002年から1915年まで、白ワインは1888年まで、そしてヴァン・ジョーヌは1895年まで。ジュラで造られる三色のワインが、驚くべき垂直試飲会のために集められた。しかも、ワインはアルレィ/Arlayの1ドメーヌが醸造したものばかりだ。
この垂直テイスティング「ソムリエの夢」は、ブザンソンにあるムンゴ・パーク/Mungo Parkの経営者、クリストフ・メノッツィと、16世紀以降15世代続くドメーヌ・ブルディの現在の経営者であるジャン=フランソワとジャン=フィリップとのコラボレーションによって実現した。十数名の招待客のなかには、2000年度世界ソムリエ・コンクールの優勝者であるオリヴィエ・プシエをはじめ、ワイン愛好家でオールド・ヴィンテージのコレクターでもあるフランソワ・アンドゥーズやピエール・シュヴリエの姿もあった。(略)
1947ヴィンテージの赤ワインにさしかかった際、会場がどよめいた。そして、先代のクリスティアン・ブルディが解説を始めた:
1947ヴィンテージのワインは、私が天と太陽の力を借りて造った最初のワインです。瓶詰め時のアルコール度数は14.2度でした。1947ヴィンテージのワインに再開するために、2005年まで待たなければなりませんでした。
オリヴィエ・プシエは「Merci monsieur!/ありがとう、ムッシュー」と投げ返し、さらに続けた:
このワインにはジュラ・ワインの真摯さが感じられます。まさしく、ガストロノミー・ワインです。ピュアな感動と隣り合わせの、複雑で熟成の素質が備わっている。(略)
シャトー・シャロンの1895ヴィンテージにいたっては、若々しささえ感じられた。このワインはフィロキセラ禍の前の最後のヴィンテージで、これからも熟成を続けるに違いない。また、オリヴィエ・プシエはヴァン・ジョーヌの1911ヴィンテージとボルドーのプリムール2005年を比較し、同等の価値があると締め括った。
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