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◆クロ・フォルネリのワインを取り扱った ミシュラン星付きレストラン◆
※ミシュラン格付評価は当時のもの
・ラストランス L'Astrance(パリ7区) ☆☆☆ ミシュラン3つ星
・ル・グラン・ヴェフール Le Grand Vefour(パリ1区) ☆☆ ミシュラン2つ星
・ザ・ヴィンヤード・アット・ストッククロス The Vineyard at Stockcross(ニューベリー)
☆☆ ミシュラン2つ星
*ロンドン近郊、ニューベリーの五ッ星ホテル、オーナーはカリフォルニアのカルトワイン、ピーター・マイケル・ワイナリーの当主ピーター・マイケル卿
・レピュイゼット L'Epuisette(マルセイユ) ☆ ミシュラン1つ星
・ル・ピラート Le Pirate(バスティア) ☆ ミシュラン1つ星
・ル・ベルヴェデール Le Belvedere(ポルト=ヴェッキオ) ☆ ミシュラン1つ星
・ピエ・ア・テール Pied a Terre(ロンドン) ☆ ミシュラン1つ星
・ラ・トロンペット La Trompette(ロンドン) ☆ ミシュラン1つ星
・レ・ゼリゼ・デュ・ヴェルネ Les Elysees du Vernet(パリ1区) ☆ ミシュラン1つ星
・グラン・ト(ホ)テル・ド・カラ・ロッサ Grand Hotel de Cala Rossa(ポルト=ヴェッキオ)☆ ミシュラン1つ星
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『ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2023年版』
ロブ・ダンジュ白2021年のヴェルメンティーノは、とても熟していて誤魔化しのない味わい。ヴィニ・ナヴィガティ2021年は、上品に酸化した特徴を持ち、少しコンパクトで、フィニッシュに温かみのある個性で驚かせてくれる。ビアンコ・ジェンティル2021年は、肉付きが良いが、太陽を浴びた分、新鮮さとフィネスが少し欠ける。ジェノヴェーゼ2021年は藤の香りと蜂蜜の風味で、悩まし気に花開き、植物性のよい苦みが交差している。ステラ・ローズ赤は納得がいかず、2017年は辛口で痩せ、2019年は砂糖漬けで疲弊する。ロブ・ダンジュ赤2021年は、抽出され繊細なワインで、すでに非常に魅惑的であり、タンニンはまだ少し硬い余韻。そして何よりもミニュステリュ2021年は、丁寧に醸造され非常に美味しく、その明確な個性を否定されていない。
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『ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2022年版』
ロブ・ダンジュ赤2020年はフレッシュで柔らかいがやや漠然としない。ロブ・ダンジュ赤2019年は少々素朴。ステラ・ローズ赤2018はかなり力強く、輪郭がはっきりしている。さらなる熟成によって、このタンニンは恩恵をうけるだろう。ヴィニ・ナヴィガティ赤2017はドライでやや熟成段階にある。コクがあり快活で素朴な個性を持つ、がっしりとしたミニュステリュは見過ごせない。ロブ・ダンジュ白2020はジューシーで噛み応えがあり、率直でダイナミックなビアンコ・ジェンティル。蜜のようなステラ・ローズ白2013は、わずかな苦味と予想外のエネルギーをもち、インフュージョンのノートへと発展している。ジェノヴェーゼ白はその本来の個性が認められる。上品に蜂蜜がかった質感、藤とドライフラワーのノート、輝きと精力が際立つ2020年。2019年はもう少しリッチ。
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『ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2020年版』
エントリーレベルのワインは、良いレベルである。ラ・ロブ・ダンジュの白は若干活気が足りないが、赤は甘美で熟した果実味が表れている。ジェノベーゼは、藤と黄色い果実の風味を持つ、この珍品種の非常にユニークな個性が顕わになっており、我々は虜になってしまう。ヴィニ・ナヴィガティ ヴェルメンティーノは、力強く、ほとんど滑らかなマティエールであり、しなやかで塩気のある広がりを見せる。風味のある、非常に生き生きとした白だ。ヴィニュ・ディ・シミア スキアカレッロはそのボリューミーさと、ジューシーな果実のフレッシュな成熟度で魅了する。大樽で醸造されたステラ・ローズは少し厚みがあり、果実はエネルギッシュさが少々欠けている。黒い果実をふんだんに使用した、ソフトでジューシーなミニュステリュは、この品種が持つ素晴らしい性質を証明している。ニエルッチオ100%のヴィニ・ナヴィガティはフレッシュさとボリューム感で溢れている。
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『ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス 2019年版』
クロ・フォルネリはカスタニクシア山塊の麓、タロンヌ村にある。ジョゼ=ヴァヌッチ・クルメールは、夫のファブリスとともに父親のドメーヌを2005年に継ぎ、初めて手がけたワインを2006年にリリース。2009年にはビアンコ・ジェンティルとミニュステリュを植樹。すべてのワインが土着酵母で醸造される。クロ・フォルネリのシリーズはスキアカレッロ、ニエルッチオ、ミニュステリュ。ラ・ロブ・ダンジュの赤はピュアなスキアカレッロ、ステラ・ローズはスキアカレッロとニエルッチオのデュオの成果。
ロゼは率直で、2種類のロブ・ダンジュのほうがより骨格がある。人を惹きつけ、かなり欲求を掻き立てられる。クロ・フォルネリ白はかなりシンプル。ヴォリューム感とフレッシュさを備えたダイナミックなボディ。ロブ・ダンジュ白は首尾一貫して余韻に心地良い苦味が高まる。2017は、2016よりもフレッシュ。クロ・フォルネリ赤 2017年はやや肉付きと深みに欠ける。第一にとても柔らかく、念入りに手がけた痕跡と上品なスパイスの味わい。ロブ・ダンジュ赤は余韻が長く、上品で上質なワイン。純粋なスキアカレッロのセレクション、ヴィニュ・ディ・シミアは本当に舌を喜ばせる。入念に作られたフレッシュなキュヴェを、ボトリング後、またお目にかかれるのが楽しみだ。ミニュステリュは熟成によりさらに磨かれるだろう。ピュアなニエルッチオのセレクション、ヴィニ・ナヴィガティ(未入荷)は、偉大なフィネスを与えられている。活力ある痩せ型で垂涎の余韻。甘草が感じられるタンニンは、瓶内で少し溶け込むだろう。(2018年版に初掲載)
2016 ロブ・ダンジュ(AOC コルス)白 ク・ド・クール
なしやバナナのイエロー・フルーツのノートに、グリセリンや甘いスパイスが感じられる。味わいはふくよかで円みがあり、それでいてアンバランスな部分は全くない。ヴォリューム感と持続性によってフレームにひきつけられる。
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『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 2018年6月号』 :ヴィンテージ2017のコルシカの大成功キュヴェ5選に選出
2017 ロブ・ダンジュ(AOC コルス)ロゼ
16.5-17/20点
香り高く、ジューシー。砂糖菓子やメントール、フレッシュな果実味にグルメ満載。
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『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス2016年6月号』
:今年の最優秀ワインスペシャル・ヴィンテージ2015
おいしいミニュステリュ2015に大変満足している。
2015年からクロ・フォルネリはジョゼ・ヴァヌッチ=クルメールの家族が醸造に携わっている。島の東側ではジョゼ・ヴァヌッチ=クルメールが性格で一貫性のあるワインを造っている。栽培と同様に熟成における木樽の適切な使用において控えめさを優先している。ジョゼはこるすの土着品種とテロワールの価値を高めることをミッションに掲げるコルスブドウ栽培研究所の所長を務めている。まさしく私たちがここで夢中になっているミニュステリュ2015が古代品種の1つである。味わい深く、樽香の美しいアクセント。ミニュステリュは自らの個性をも示すことができる表現の手段である。
2015 ロブ・ダンジュ(AOC コルス)赤
15-16.5/20点
ピュアなスキアカレッロ。砂糖漬けのイチゴを彷彿とさせる味わい。絹のようなタンニンがあり、極めて飲み心地の良い上品でグルメな1本。
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『ワイナート 2016年1月(No. 81)』:今号のワイン
2013 ステラ・ローズ 赤・白
可憐さを伴う、リリカルな美しさと洗練された美しさ
そしてワインに込められた母から愛娘への愛情
コルシカ島の才能豊かな栽培醸造家が娘に送るワイン
いつの世も母から娘への愛は変わらない・・・
ジョゼ・ヴァヌッチは、パリのIBMのシステム・エンジニアを辞して、コルシカ島にある家業のドメーヌを継いだ。2005年、ワインがリリースされるやいなや、ラストランスなどの3つ星レストランでオン・リスト。彼女は新進の栽培醸造家として注目を集めた。そして3年後、愛娘の誕生を機に、限定生産品の赤ワインを発売。ワイン名には、“ステラ・ローズ”という娘の名を冠した。ステラは星を、ローズはバラを意味する。ラベルにあしらわれたバラのイラストが愛おしい。女性の娘への愛情、そして期待が伝わってくる。同時に、ワインを造った母親の女性像までうかがえ、興味深い。
いずれもコルスの地場品種で醸造。赤はニエルッチオ80%、スキアカレッロ20%。白はヴェルメンティーノ100%。
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『ル・フィガロ 2015年6月15日』:ロゼの革命
ラ・ロブ・ダンジュ ロゼ
コルスの潅木、ドライ・ハーブの香りがあなたの手を取り、ヴァカンス気分へと誘う。プロヴァンスのキャンディー・タイプとはかけ離れている!力強さの面とたっぷりとした蓄えがあり、冬にも似合うイメージだ。ガス抜きにワインを揺らしても良い。品種はスキアカレッロとニエルッチオ。
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『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 2015年4月22日号』
2012 ラ・ロブ・ダンジュ 赤
熟成感にただちに魅了される。ヴォリュームある味わいは厳格さは微塵もなく、上品な存在感。
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