HOME >> 生産者情報 >> ドメーヌ・デ・ゾビュイジエール(フランス/ロワール地方) 

↓INDEX↓
ドメーヌ概要
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ワイン・アドヴォケイト227
(2016年10月26日)号
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ドイツの著名グルメ誌
ディアファインシュメッカー
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ジェームス・ターンブル著
仏の最も偉大なワインより
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各キュヴェの詳細
「全世界の白ワインのなかで,もしこれ以上に価格と品質のバランスが
優れたワインがあるなら,ぜひ教えて欲しい!」 ロバート・パーカー談

◆ドメーヌ概要◆

ヴーヴレのトップ生産者として直ぐに名前が挙がるのが,ドメーヌ・ユエとクロ・ノーダン(フィリップ・フォロー)だ。

しかし,日本ではあまり知られていないが,この2つのドメーヌと並び,ヴーヴレの最高峰ドメーヌとして広く認知されている蔵元がある。それが,Bernard Fouquet ベルナール・フーケが当主を務めるDomaine des Aubuisieres ドメーヌ・デ・ゾビュイジエールだ。

2008年10月に発売されたロバート・パーカーの『ワイン・バイヤーズ・ガイド 第7版』においても,このドメーヌ・デ・ゾビュイジエールはロワールの生産者として,故ディディエ・ダグノー,フランソワ&パスカル・コタと完全同格の5つ星に格付けされている。しかも,「全世界の白ワインのなかで,もしこれ以上の価格と質のバランスが優れたワインがあるなら,ぜひ教えて欲しい!」とまで絶賛されている。

また,ミシュラン2つ星の“ル・ピュイ・サン・ジャック”(トゥールーズ)や,ブルターニュきってのリゾート地,ラ・ポールの高級ホテルに併設されたレストラン,“ル・カステル・マリー=ルイーズ”(1つ星),リヨンの“レストラン・ジャン・ブルイィ”(1つ星)など,フランス国内の星付きレストランが採用している。

ドメーヌは2013年にアペラション・ヴーヴレの粘土石灰質土壌のなかで最良のテロワールの1つとみなされている“Le Petit Clos ル・プティ・クロ”の2ヘクタールの区画を新たに購入。現在,粘土石灰質及び粘土ケイ素(シレックス)土壌に8区画30ヘクタールのブドウ畑を所有し,シュナン・ブランを栽培している。
 *粘土石灰質:Le Marigny ル・マリニィ,Le Bouchet ル・ブシェ,Le Plan de Jean ル・プラン・ド・ジャン,Le Clos de l'Auberdiere ル・クロ・ド・ロベルディエール,Le Petit Clos ル・プティ・クロ

 *粘土ケイ素(シレックス)土壌:Les Girardieres レ・ジラルディエール,Les Perruches レ・ペリュシュ,Les Chairs Salees レ・シェール・サレ
すべての畑で恒常的に下草を生やし,リュット・レゾネを実践している。


醸造に就いては,手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスの後,果汁の酸化を避け,二酸化硫黄の添加量を少なくするために,不活性炭酸ガスを充満させたタンクでデブルバージュ(前清澄)を行う。その後,キュヴェに応じて温度管理機能付のステンレス・タンク,若しくは容量400リットルのオークの大樽で発酵。

セックの“ル・マリニィ”,そしてモワルーのすべてのキュヴェは,容量400リットルのオークの大樽で。その他のセックのキュヴェとドゥミ・セック,スパークリング・ワイン向けのキュヴェは,すべて温度管理機能付のステンレス・タンクで発酵を行う。発酵終了後,引き続き発酵と同じ容器を用い,シュール・リーの状態で熟成させる。さらに,セックはステンレス・タンクで熟成させているキュヴェにはルモンタージュを,樽で熟成させているキュヴェには定期的にバトナージュを施す。

◆ワイン・ガイド掲載コメント◆

以下,『ワイン・アドヴォケイト 227(2016年10月26日)号』

かつてのドメーヌ・デ・ゾビュイジエール,ベルナール・フーケはヴーヴレのトップ生産者であり,今回,このリポートのためにテイスティングを行ったアイテムのなかでも,極めて魅力的なモダン・シュナン・ブランを提供している。ワインは純粋で甘さを兼ね備え,ソフトでフルーティーな味わいがあり,丸みを帯び,魅力的で洗練されたキャラクターを呈している。2つの異なる土壌(粘土石灰岩/シルト質粘土)に30ヘクタールの畑を有しており,セック及びドゥミ・セックのワインは天然酵母を用い,ステンレス・タンク,そして温度制御されたオークの大樽で発酵が行われる。




以下,ドイツの著名グルメ雑誌,
同誌のなかで,ジャーナリストのJens Prieweが,グルメな読者に6つのワイン(うち2つは白)をオススメとして挙げている。

・・・白ワイン?今,ドイツではリースリングのワインに関心が高まっているが,世界には他にも白ワインがあることを忘れてしまいかねない。

たとえば,ドメーヌ・デ・ゾビュイジエールのヴーヴレ“キュヴェ・ド・シレックス”だ。飲みやすく,なんと言おうと求めやすい。シレックスとは火打石を意味する。私自身,心の奥底から,このフレッシュなワインを牡蠣とともに流し込み,陶然としているフランス人たちを想像してしまった。



以下,ジェームス・ターンブル著
『Les Plus Grands Vins de France フランスの最も偉大なワイン』

(ロマネ・コンティ,ラフィット・ロートシルト,ペトリュスなどフランスを代表するワインとともに,ドメーヌ・デ・ゾビュイジエールが紹介されました。)

「良質なヴーヴレを造るためにはいかなる秘密のレシピもない・・・」
ベルナール・フーケは慎み深く説明する。

「ただブドウ畑で仕事をすれば良いだけだ。なぜなら,それがトゥーレーヌ地方の気まぐれな天気や自然が仕掛ける罠から逃れ,素晴らしい収穫ブドウを醸造所に持ち込むことができる唯一の方法だからだ」

ブドウ栽培にフーケが払う注意は,彼の言葉を強固にするものだ。なぜなら,ドメーヌのセラーから出荷されるヴーヴレのすべてが非の打ちどころのないものだからだ。

フーケの父は,ドメーヌの畑の穂木に使うことができ,副収入をもたらす苗床を所有していた。しかし,ベルナールは苗木には関心がなく,ワインを造ることを優先した。彼は自身で開拓するための畑を探し,購入した。また,畑の近くに醸造所を借りるチャンスにも恵まれた。醸造設備を整えた後,高校卒業後に習得したブドウ栽培と醸造学を実践に移すため,彼は1982年から自身のワイン造りに着手した。しかし,当時は大部分をバルクで売却していた。

1988年にベルナールはドメーヌ元詰めワインの販売に踏み切った。現在も顧客である英国の著名なワインショップのチェーン店が,その年に早速彼に発注した。その他,1988,1989,1990年物の彼のワインに関する魅力的なコメントがメディアに掲載されると,ドメーヌの電話は鳴り止まなくなった。英国以外の海外のインポーターも彼のワインを購入し始め,雪だるま式に顧客が増加した。現在,彼の父は完全に引退し,ベルナール・フーケは家族で所有する醸造所に移り,仕事を続けている。

成功は彼の習慣を大きくは変えなかった。彼は畑の人であり続け,先端技術に懐疑的であった。「技術に頼ることは安易過ぎる。畑や醸造所で何らかの仕事の決定をする際に,自分自身の観察力を信じず,コンピューターを信じる造り手は失敗を覚悟しなければならない。ブドウ栽培家の基本たる仕事は,偉大なブドウを育てることである・・・」フーケは,こう強調する。

ブドウ果汁が凝縮していればしているほど,より簡単に良いワインを造ることができる。だから,難しいことではあるが,収穫を幾度にも分け,選別してブドウを収穫することが大切である。また,ヴーヴレの造り手は機敏な適合力を持っていなければならない。なぜなら,ヴーヴレの天候は非常に変わりやすく,数日の間でワインがセックになるか,ドゥミ・セックになるか,あるいはモワルーになるかが決まってしまうからである。

“ル・マリニィ”はヴーヴレ村の最上の粘土石灰土壌の区画。この区画のブドウは,条件が揃えば素晴らしいブドウをフーケに与え,彼は偉大な甘口ワインを造り出すことができる。傑出した1996年物はドライフルーツとハチミツ,香辛料などの香りが支配的。口中には完璧な酸と白亜質のミネラルの要素に支えられたボトリティスの凝縮した甘さがある。“ル・マリニィ”はフィネスとハーモニーの崇高な証明である。ワインは単体で味わうか,あるいはモリーユ茸のトゥルトやコース産のブルーチーズと一緒に味わいたい。

◆ワインの詳細◆
Vouvray Sec Cuvee de Silex AOC, Blanc
/ヴーヴレ“キュヴェ・ド・シレックス”セック 白 2017 ==>> 詳細はこちら
Vouvray Sec Le Marigny AOC, Blanc
/ヴーヴレ“ル・マリニィ”セック 白 2016 ==>> 詳細はこちら
Vouvray Demi-Sec Les Girardieres AOC, Blanc
/ヴーヴレ“レ・ジラルディエール”ドゥミ・セック 白 2014 ==>> 詳細はこちら
Vouvray Brut Methode Traditionnelle AOC, Blanc  *参考品
/ヴーヴレ“ブリュット”メトッド・トラディショネル 白・辛口 NV ==>> 詳細はこちら

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