HOME >> 生産者情報 >> シャトー・ド・ヌーヴェル(フランス/ルシヨン地方) 

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◆ドメーヌの歴史◆
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◆土壌について◆
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◆畑での仕事◆
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◆各誌の評価◆
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◆商品の詳細◆
 フィトゥ内陸部の小さな村テュシャンに、このアペラションのワインの質を向上させ、最初に元詰めを始めたパイオニアがいる。それがシャトー・ド・ヌーヴェルだ。家族経営の小規模なドメーヌだが、フランスの評価誌『メイユール・ヴァン・ド・フランス』、『アシェット』に毎回掲載され高評を受けている手腕の持ち主。ミシェル・ベタンヌとティエリー・ドゥソーヴが2008年から発行している『グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス』で、フィトゥ ヴィエイユ・ヴィーニュが既に2度も「最も素晴らしいフィトゥのワイン」に選出された。まさにフィトゥの模範と言えるワインである。平均樹齢104年のウルトラ・ヴィエイユ・ヴィーニュのカリニャンを主体とする鮮烈な1本をぜひご堪能下さい。
◆ドメーヌの歴史◆
 ドメーヌはアルビジョワ十字軍によって崩壊した12世紀の封建社会の時代のあるシャトーの敷地に位置する。14世紀アヴィニョンの3代目教皇ジャック・フルニエ・ド・ノヴェリが所有していたシャトーで、彼の名をシャトー名に引用し、1834年に設立された家族経営のドメーヌ。3代目のジャン・ドラ=フォールが2021年2月に逝去し、現在は息子のジャン=レミーが運営をしている。
ジャン=レミーはブドウ栽培とワイン醸造、ワイン商取引の免状を取得している。
 ドメーヌのワインはナルボンヌの1ッ星レストランLa Table de Saint Crescentラ・ターブル・ド・サン・クレサン、カルカッソンヌの1ッ星レストランDomaine d’Auriacドメーヌ・ドーリャック、他ガイドに載っている多数のレストラン、またパリの20数件のレストランで取り扱われている。また毎年フランスで30もの試飲展示会に出展し、消費者に直販している。ワインショップはこのような試飲会で消費者が見つけられないワインを販売することを望んでいるため、ヌーヴェルのワインはあまりワインショップには置かれていない。海外には、ヨーロッパ全土とアメリカ、日本に輸出しているが、輸出量は生産量のわずか10%に過ぎない。
◆土壌について◆
 アペラション・フィトゥは地理的に、地中海沿岸とコルビエール高地の中央部の2つの場所に分かれている。ドメーヌは高地の南部寄り、テュシャンという村に拠点を置く。
 砂交じりのモザイク土壌、中生代の粘土と石灰からできた硬質石灰岩で成り立っており、いくつかの区画は青い結晶片岩、別の区画は片麻岩が広がっている。
◆畑での仕事◆
 栽培面積は41ha、リュット・レゾネで栽培している。防除処置はシステマティックではなく、愚鈍的でもなく、必要なことのみを行っている。肥料は魚または野菜の種子や果物の搾りかすから造るグアノ(人造肥料)や、羊や鶏の糞をベースにした有機肥料を使用している。
 支柱に固定された30haの畑(つまりゴブレ式で剪定されたブドウ樹以外のブドウ樹)は、年4回耕耘を行う。元々は畝を除草してきたが、現在では耕耘機を導入したため、除草剤を使わずに耕耘することができるようになった。古樹のブドウ樹はゴブレ式で剪定され、密集して栽培されているため、古い畑は畝全体の栽培に違いがあり、全てを耕耘することが不可能である。このため一部は耕耘を行い、畝を除草している。

 ドメーヌでは収量を抑制するのは剪定であると考えている。このため、最も古いブドウ樹はゴブレ式で厳格に剪定し、1株に残す芽は10〜12個である。剪定がギヨ・サンプルのブドウ樹は短い枝に最大6つの芽を残し、もう1本の枝を翌年のために残しておく。  コルドン・ロヤは枝を6本残し、各1つずつ芽を残す。 摘芽はもしその年があまりにも豊饒すぎたときに施す。支柱に固定したブドウ樹については、摘枝をするのはわずかで、枝の先端を30cm切る。こうすることによって1〜1.2メートルの(光合成を行うための)葉の表面積が得られる。ドメーヌではグリーンハーヴェストは甘すぎた剪定を修正するための作業で、厳格な剪定のもとでは問題は起こらないと考えている。
 また下草は、特に収量を抑制するために生やしている。収穫時に残っている房の数は、グルナッシュとカリニャンが1株当たり6-8房、シラーが1株当たり8-10房である。
 収穫は手摘みで行い、畑で選果を行ったあと、さらに醸造所でベルトコンベア式の選果台を使用して質の悪いブドウを取り除き、完璧なブドウのみを厳選する。
◆各誌の評価◆
『2023年版アシェット』
 コル・デクストレームの端に位置するドメーヌは、14世紀に教皇ブノワ12世の名で知られ、シャトーを所有していたジャック・フルニエ・ド・ノヴェリの名を引く。1834年から家族経営で、67ヘクタールを所有(ビオ転換)。フィトゥのAOC委員の元理事長で、2021年2月に逝去したジャン・ドラ=フォールの息子、ジャン=レミーが舵を取る。
◆商品の詳細◆
Fitou Vieilles vignes (AOC)
/フィトゥ ヴィエイユ・ヴィーニュ 赤 ==>> 詳細はこちら
Fitou Augusta (AOC) /フィトゥ オーギュスタ 赤 ==>> 詳細はこちら
Fitou Gabrielle (AOC) /フィトゥ ガブリエル 赤 ==>> 詳細はこちら

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