HOME >> 生産者情報 >> ヴァンサン・ドーヴィサ(フランス/ブルゴーニュ地方) 




栽培面積およそ10ha の畑からできるドーヴィサのワインは生産量が限られており、入手困難な幻に近いワインである。1930 年から続くドメーヌのワインは伝統的な醸造方法を守り、今でもフィエット(132 リットル入りのオーク樽)で熟成を行っている。また新樽を20〜40%用いるところもこだわりの1 つである。そして驚嘆するのはワインの長命さである。この不動ドメーヌのけた外れのワインをぜひご堪能下さい。
◆ドメーヌの歴史◆

16 世紀からブドウを栽培しているドメーヌだが、元詰めを始めたのは1931 年のことである。初代のロベール・ドーヴィサがネゴシャンへのワインの販売を止め、元詰めを開始し、直売を始めたのだ。その後、息子のルネがドメーヌを継承し、1989 年以降はルネの息子ヴァンサンが3 代目として運営をしている。 ヴァンサンは一度も醸造学校に通ったことはない。幼少のころから畑で働いていた。醸造の術は全て経験で培ったものなのだ。彼は父ルネの隣でおよそ12 年間働き、様々な実験を試み、最良の醸造方法を探り、自身のものとしていった。その努力がおそらく、彼のワインの驚くべきクオリティの所以である。現在は、彼の二人の子供もドメーヌで働いている。

◆畑について◆

畑は、認証は取ってはいないが、2002 年以降ビオディナミで栽培している。耕耘は年に3 回行い、下草は生やさない。肥料は自身で作った、ビオディナミ調合剤を入れた堆肥を使用している。夏期には摘芽を行う。収穫はすべて手摘みで、ブドウを選別しながら行う。

◆醸造について◆

収穫したブドウは空気圧圧搾機で優しく圧搾する。デブルバージュは短時間行い、発酵は一部タンクで、一部は樽発酵(1/4 は新樽だが、60%までは何年か使用した樽)する。発酵には時に少量の培養酵母を撒いて発酵の開始を促進するが、通常は区画の土着酵母を好む。発酵後、古樽やフィエットで6 ヶ月〜1 年、もしくはそれ以上熟成させる。必要であれば軽くろ過を施し、瓶詰めは重力によって行う。



Chablis (AOC), Blanc/シャブリ 白
Chablis Premier Cru La Forest (AOC), Blanc/シャブリ“ラ・フォレ”1級 白
Chablis Premier Cru Vaillons (AOC), Blanc/
Chablis Grand Cru Les Clos (AOC), Blanc/
Irancy (AOC), Rouge/イランシー 赤
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