HOME >> 生産者情報 >> ドメーヌ・タンピエ(フランス/プロヴァンス地方) 
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ドメーヌ・タンピエの歴史
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ドメーヌの概要
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各キュヴェの詳細
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各種ワインガイドの評価
レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス/2021年版

パーカーワイン・バイヤーズ・ガイド/第7版

ワイン・スペクテーター

タンザーの『インターナショナル・ワイン・セラー』

ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス/2017-8 年版

レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス ゴー・ミヨ/2011年版

ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス/2009年5月号

ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス/2009年4月号

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映画
「プロヴァンスの贈りもの」

◆『ル・グラン・ギド・デ・ヴァン・ド・フランス/2017-18年版』掲載のコメント◆

 ルイ15世の時代から存在するアペラション・バンドールの歴史あるドメーヌ・タンピエは,1834年から変わらずタンピエとペイロー家により経営され,その子孫たちによって高い名声が保たれている。今日では3つのコミューン,ル・カストゥレ,ル・ボーセ,ラ・カディエールに38ヘクタールのブドウ畑を所有。大半が赤,3分の1がロゼ,残りが白の割合でアペラション・バンドールのみを造る。ペイロー家はダニエル・ラヴィエをドメーヌのディレクターに迎え,彼の見事な手腕によりオリジナルと変わらないこだわりで運営されている。赤ワインは生来の気品があり,力強く,更に非常に広がりを見せる香りが長い余韻へと続く。特異な気候条件の恩恵を受けたこのテロワールは,カストゥレの岬によってミストラルから守られ,良好な日照条件下でムールヴェードルが理想的な成熟を迎えるのに適っている。
2017年版,2018年版ともに,プロヴァンスのドメーヌで最高の4BDの格付け

今年のプロヴァンス・ワインに,“ラ・トゥルティーヌ”2015年物が選出!
・・・極めて傑出したクオリティのトップに立つワイン。感動させられ,確かで,テロワールの完璧な表現,またはその逆を辿る意外性のあるワイン。本誌のテイスターたちが個人的に所蔵するであろうワイン。

 しなやかで調和が取れ,今のところ控えめさを保っている。偉大な熟成のポテンシャルがあるワイン。急いではいけない。時とともに開花するだろう。

2009 バンドール“ラ・トゥルティーヌ” 赤
 深みのある香りが,柔らかいタンニンに結びついている。素晴らしい果実味を備えたフィニッシュはスパイシーで,驚愕の余韻。

2014 バンドール 赤  ★ク・ド・クール(心に一撃を与えるワイン)を受賞
 優雅なエトワール(バレエの花形)ダンサーのような力強さとしなやかさを持ち合わせている。調和が取れ,複雑で,味わいは偉大なヴォリューム感と引き締まった絹のようなタンニン。これは贅沢だ。。
◆『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス ゴー・ミヨ
/2011年版』掲載のコメント◆

 バンドールの象徴であるドメーヌ・タンピエは,とりわけ消費者に対し,モダンなスタイルに忠実であるという困難な挑戦に立ち向かっている。1968年にキュヴェ・スペシャルを造るまでの長年,たった1つのキュヴェしか造っていなかった。幾つかの困難の後,支配人としてのダニエル・ラヴィエの着任と,醸造への大規模な投資によって,果実味と複雑さのある豊かなマティエールがワインに再び表れた。

2008 バンドール 赤
 カシスやブルーベリー,いばらなどのジューシーな果実味が,スパイスの風味によって引き立てられている。本物の素晴らしさ!口中のタンニンの骨組みは,ワインの肉感を尊重し,アロマを長い余韻へと誘う。見事!

2007 バンドール 赤
 凝縮し,力強いこのバンドールは,時だけが手なずけることのできる熱情と若さに満ち溢れた模範である。ブルーベリーやカシスの風味が,強い香辛料のある野生のノートに引き立てられている。

2009 バンドール ロゼ
 このロゼは,力強い骨組みと豊満な風味を表現している。口中のテクスチャーは新鮮さとは対照的に豊満。苦味のあるオレンジやレッド・フルーツ,アニスなどの風味が広がる。フィニッシュはまろやか。
◆『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス
2017年3月号』掲載のコメント◆
《2017年に飲むべき本物のプロヴァンス・ワイン
:バンドール部門のトップ・ドメーヌ》
 2000年にダニエル・ラヴィエが社長に就任して以降,40ヘクタールがビオディナミに転換。大樽を新調し,特に赤ワインにおいて確かな名声を確立してきたドメーヌ・タンピエ。ムールヴェードルは大部分を除梗,かすかな樽香,タニックなフィネスのある深みが,タンピエの赤,とりわけリュー・ディの“ラ・トゥルティーヌ”,“ラ・ミグア”,“カバッソウ”の特徴だ。若いうちから近付きやすく(2013年はすでに見事),30年以上の熟成の可能性を優に呈している。市場が回復してドメーヌのスタンダードのロゼ(柑橘系ノート)の生産数が優勢となったが,素晴らしい赤のレベルには到達していない。需要の増加を補うため,ペイロー家は2015年に20ヘクタールのドメーヌ・ド・ラ・レディエールを買収した。今後大幅に増加するロゼの生産量に充てられる。


◆『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス
/2009年5月号』掲載のコメント◆

 「カベルネ対ムールヴェードル プロヴァンスの2つのビジョン」と題し,ドメーヌ・タンピエとドメーヌ・ド・トレヴァロンの比較試飲の特集が組まれ,先代のフランソワ・ペイローがエロワ・デュルバックとともに大々的に掲載された。
『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス/2009年5月号』の記事(抜粋)
 しばしば,ムールヴェードルが熟成するためには海に面していなければいけないと言われる。バンドールがまさにそれであるが,この品種は足元,つまり,地中にブドウの根のための水を必要とするため,栽培が難しい。ドメーヌ・タンピエの畑には南に面した貝殻混じりの石灰岩上に位置しているが,心土に密度の高い粘土層があり,これが生育期に湿気を保持するためムールヴェードルの栽培を可能にしている。バンドールのAOCでは,最低50%のムールヴェードルが必要とされるが,ドメーヌ・タンピエではカバッソウには90%,トゥルティーヌには70%ものムールヴェードルがブレンドされる。

 ドメーヌ・タンピエのワインによって,地中海沿岸に近い地理条件がもたらすものが何であるかを理解することができる。若いムールヴェードルの峻厳さが,長命なワインを生み出す長い年月とともに素晴らしい複雑さに変化している。ワインは常に魅力的なアロマを発散し,ブドウの成熟度によって,トレヴァロンと比較して肉付きは少ないが,より熱さのあるワインが生み出されている。トレヴァロンよりはすっきりしているが,偉大なヴィンテージにおいては目も眩むような並外れたエレガントさによって補完されている。


◆『ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス
/2009年4月号』◆

 「プロヴァンスの実力者たち」と題して,プロヴァンス・ワインの大々的な試飲を実施し,プロヴァンスを代表する50のドメーヌの格付け審査が行われた。その結果,ドメーヌ・タンピエがドメーヌ・ド・トレヴァロンやシャトー・ド・ピバルノンをおさえ,見事No. 1の格付けに輝き,雑誌の表紙にも大きく掲載された。

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