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◆ドメーヌの概要◆
ドメーヌ・タンピエは、ル・プラン・デュ・カストゥレ/Le Plan du Castelletに本拠を置いている。栽培面積は38ヘクタール。畑は複数の区画に分かれており、ボーセ=ヴュー/Beausset-Vieuxのコミューンにあるラ・ミグア、カストゥレ/Castelletのコミューンにあるラ・トゥルティーヌとカバッソウ、そして、ドメーヌの建物の周囲に広がるラ・バスティッド/La Bastideなどが主要な区画。なかでも、ラ・バスティッドは、ドメーヌ・タンピエとペイロー家の魂と呼べるもので、大きな糸杉が船のマストのようにブドウ畑になかにたなびいている。
栽培品種は赤ワインとロゼ・ワイン用が、ムールヴェードル74.5%、サンソー11.75%、グルナッシュ11.25%、シラー1.75%、カリニャン0.75%。白ワイン用は、クレーレット60%、ブールブラン19%、ユニ・ブラン18%、マルサンヌ3%。ドメーヌ・タンピエのシラーは、リュシアンの親友であるエルミタージュのジェラール・シャーヴ/Gerard Chave(ドメーヌ・ジャン=ルイ・シャーヴ)からもらった挿し木を植樹したもの。逆に、コトー・デュ・ラングドックのプリウレ・ド・サン=ジャン・ド・ベビアンは、ドメーヌ・タンピエからムールヴェードルの苗木を譲り受けて自身の畑に植樹した。
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ドメーヌでは、可能な限り自然なブドウ栽培を行っている。除草剤は一切使わずに、機械または手作業で伝統的に耕耘を行っている。また、殺虫剤も一切用いずに、リュット・レゾネの原則に則って監視を行っている。「自然は自然自身で有機的なバランスを維持することができる」との考えから、環境と調和した持続的農業に取り組んでいる。また、微生物環境の維持と土のすき返しのためにコンポストを用いている。ブドウはすべて手摘みで収穫され、選果台を使い傷んだブドウや未成熟なブドウはすべて取り除かれる。
発酵は野生酵母のみを用いて、温度管理機能付きのステンレス・タンク、またはセメント・タンクで行われる。ドメーヌは木樽による熟成と最低18ヶ月の熟成というAOCの規定(赤ワイン)を厳格に遵守している。したがって、新ヴィンテージの赤ワインは収穫の翌々年の5月まではリリースされない。このため、熟成庫は2ヴィンテージのワインをすべて保管できる広さがあり、湿度と温度は空調と加湿器によって完全に管理されている。品質の追求のために、定期的に異なる業者から新樽を購入するが、熟成に際し、新樽は用いられず、使用済みの樽(フランス産オークの樽の容量25-75ヘクトリットルまでの様々な容量の樽)が用いられる。無清澄・無濾過で瓶詰め。
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◆各キュヴェの詳細◆
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Bandol Lulu&Lucien AOC, Rouge/バンドール 赤 ルル&ルシアン
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Bandol La Migoua AOC, Rouge |
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Bandol La Tourtine AOC, Rouge/バンドール ラ・トゥルティーヌ 赤
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Bandol La Cabassaou AOC, Rouge |
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Bandol AOC, Rose/バンドール ロゼ
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Bandol AOC, Blanc/バンドール 白
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