HOME >> 生産者情報 >> ジャン=ルイ・ライヤール(フランス/ブルゴーニュ地方) 
↓INDEX↓
ドメーヌの概要
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ジャン=ルイ・ライヤール
所有区画図
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2017年作柄状況
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2016年作柄状況
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ジャン=ルイ・ライヤール
インタビュー
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各キュヴェの詳細
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創設以来,世界中のワイン愛好家たちを虜にするドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(=DRC)。そのDRCで40年間働いていた母(ロマネ・コンティの畑のブドウの摘み取りを任されていた最も優秀な収穫人の1人)と,同じく37年間働いていた父を両親に持つJean-Louis Raillard ジャン=ルイ・ライヤール。

DRCで数年働いたジョシュ・ジェンセンが創設したカレラをカリフォルニアのDRCとするならば,DRCで巡り合った両親の子に生まれ,DRCのセラーのすぐ裏手に住み,子どものころから両親の仕事(つまりDRCの栽培や醸造)を目の当たりにして育ったライヤールは,まさに“DRCで生まれ,DRCで育ったDRCの息子”と言っても過言ではない。

しかも,ライヤールは毎年DRCの瓶詰めに立会い,試飲も行う権利を持っている。自らもDRCで働き,さまざまなネゴシアンでも働いた経験を持つライヤールは,現在,著名なボーヌ醸造学校で教鞭を取る傍ら,自身のドメーヌでワインを造っている。

1968年に元詰めを開始。栽培面積3.5ha,年間総生産量7千本前後という超ミクロ・ドメーヌ。平均樹齢50年超という素晴らしい古樹の畑を所有するライヤールのワイン造りは,有機栽培(完全なバイオダイナミック方法に転換中),馬による耕作,遅い収穫,低収量,非除梗,高温発酵,澱引き回避,無清澄・無濾過,そして重力に逆らわない瓶詰めなど,正真正銘DRCから踏襲したもの。

温暖化の影響や世代交代により,ブルゴーニュではDRCやルロワ,プリウレ・ロック,ビゾらが実践していた全房発酵の導入が進んでいるが,ドメーヌでは1968年から(レ・パキエを除き)全房発酵にこだわる。ブドウの果梗の成熟を見極めてから手摘みで収穫,畑とセラーで2回に及ぶ選果の後,自然酵母のみで発酵。前半はオープン・トップで1日2回の櫂入れを機械ではなく足で行う(後半は1日1回)。5日前後の果皮浸漬(キュヴェゾンのトータルは約2週間)を経て圧搾,シリュグ社製のアリエ産バリックでシュール・リーの状態で熟成。その後,高気圧の時期に澱抜きを行い,さらに1ヵ月後の同じく高気圧の時期に無清澄・無濾過,重力を利用して直接樽から瓶詰めしている。

↓ジャン=ルイ・ライヤールの所有区画図は,別ウィンドウにてご確認下さい。
各キュヴェに呼応するクリマ(栽培面積・平均樹齢)の詳細をご確認いただけます。

ヴィンテージ2017は,《食通》のワインです。魅力的な複雑さと滑らかなタンニンを持ち,飲み口はフルーティーかつ爽やか。樽香も快く,アフターも長い余韻を残します。

 2017年1月の気温は非常に低く,真冬そのものでした。3月末になると平均を上回る気温が(適度に)急速な生長サイクルのスイッチを入れてしまいました。このため4/28の夜,寒気による大打撃を受けることになりました。ニュイ・サン・ジョルジュの畑の南部分と,AOC ブルゴーニュの畑では少なからず被害がありました。幸い,ヴォーヌ・ロマネの畑の被害は最小限にとどまりました。

 5月と6月の暑さが早期の開花(6/2)を促し,収穫時期が早まることを予想させました。続く7月,8月も暑く,雹を伴う嵐が来襲しましたが,幸運なことにニュイ・サン・ジョルジュやヴォーヌ・ロマネに被害が及ぶことはありませんでした。

 9月上旬にはブドウ果が熟したので,2017/9/7に収穫を開始しました。収穫中は涼しい天気が続いたおかげでブドウ果を健全な状態に維持しながら,快適な環境で収穫作業を行うことが出来ました。

 発酵の順調な進行とともに温度は上昇を続け,34度に達し,平均(27-34度/7-8日間)より長く活発な状態を維持することに成功しました。高温でのマセレーションを行うことにより,新鮮な赤いベリーのアロマが抽出され,熟してきめ細やかで滑らかなタンニンが得られ,鮮やかな赤いローブを定着させることができます。2018年2月のMLF終了後,熟成によってワインが得た快い樽香は,均衡しているタンニンと酸味とも,見事に調和します。

ヴィンテージ2016のワインはエレガントでバランスが良く豊かなアロマが特徴です。赤いベリーを基調に,ほのかな香辛料とかすかな森の香り,さらにトーストが香ります。飲み口は爽やかで,円やかさと肉付きの良さが感じられます。密度高く織り込まれたタンニンはしなやかで優しい感触を持ち合わせ,長期にわたる熟成の可能性を約束しています。

 2016年は平年よりもブドウの出芽が早く,良作年への期待が膨らみました。しかし,4月27日の遅霜はわれわれの楽観論に見事に終止符を打ちました。甚大な被害が確認されたものの,実際には局地的なもので,とりわけニュイ・サン・ジョルジュの南部,“レ・フルリエール”における被害が大きく,AOC ブルゴーニュ指定区域の丘の麓でも痛手を被りました。ヴォーヌ・ロマネの畑は,奇跡的に無傷でした。

 その後,ブドウ樹は低温と降雨の多い春のもたらす寒気によって,生長が遅れました。べト病発生のリスクを懸念し,厳重な警戒を片時も緩めることができませんでした。なぜなら,消毒が有効に作用する時期は極めて限られているからです。そこで,私は最初の3回の薬剤散布を,いつもより短い間隔で行いました。その結果,べト病の危険を完全に回避し,夏の終わりまでブドウ畑を健全な状態に維持することに成功したのです。
Vosne-Romanee 1er Cru Les Beaux Monts AOC, Rouge
/ヴォーヌ・ロマネ“レ・ボー・モン”1級 赤 2017 ==>> 詳細はこちら
Vosne-Romanee AOC, Rouge/ヴォーヌ・ロマネ 赤 2017 ==>> 詳細はこちら
Nuits-Saint-Georges AOC, Rouge/ニュイ・サン・ジョルジュ 赤 2017  
*次回入荷:2019年9月(予定)
Bourgogne Les Paquiers AOC, Rouge
/ブルゴーニュ“レ・パキエ” 赤 2017 ==>> 詳細はこちら
Bourgogne Les Chassages AOC, Blanc
/ブルゴーニュ“レ・シャサーニュ” 白 2017 ==>> 詳細はこちら

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