コート・デ・ブランとコトー・デュ・セザネの土壌に16ヘクタールのシャルドネを所有する、今世界で注目を浴びているシャンパーニュの造り手、J.ヴィニエ。全てのキュヴェはシャルドネ100%。厳選された区画で土壌や気候、シャルドネの特別な調和を反映した真のテロワールを追求するシャンパーニュを造っている。フランス国内だけでなく、ベルギー、オランダ、ドイツ等へも輸出しており、その評価は非常に高い。デカンター・ワールド・ワイン・アワードやインターナショナル・ワイン・チャレンジでの賞受賞や、アシェット、アンドレアス・ラーソンなど、数多くのガイドや雑誌で高評価を受けている。忍耐を要し、細心の注意を払って造られたブドウは、人工的な手を加えず醸造・熟成され、デゴルジュマン後のドザージュ量は最小限に抑えている。J.ヴィニエは、シャンパーニュが人々の友情を祝い続けられるよう、この素晴らしい冒険を次の世代へと伝えたいと考えている。
◆ドメーヌの歴史◆
シャンパーニュ地方の9世代続く造り手で、ヴィニエ家の歴史は1530年に遡る。20世紀初頭、ナタリーの祖父であるポール・ルブランは、父親のアンリ・ルブランから引き継いだ2ヘクタールの土地を所有した。ポールは、第一次世界大戦後にコート・デ・ブランで独立したブドウ栽培者になることを決心し、1931年にシャンパーニュ・ポール・ルブランを設立した。両親からドメーヌを引き継ぎヴィニエ家の9代目となったナタリーと兄弟のジャンは、ブドウ畑とセラーをナタリーが、ビジネス側をジャンが担当する。ナタリーの夫であるユベール・ソローは、エペルネーのル・クロ・ラベの生産者である。家族ぐるみの友人、セバスチャン・ニケルは醸造家で生物学者であり、1999年以降フランスの国内外でキャリアを積んできた。セバスチャン・ニケルの祖母の家族はセザンヌ周辺の土地を耕作し、1960年代にAOCシャンパーニュになった区画を所有していた。ナタリーとセバスチャンは、彼らの夢とビジョン実現のために人脈を構築していき、現在協力して事業を行っている。
◆立地とテロワール◆
16ヘクタールのシャルドネを所有する。1950年から2010年の間に植えられたブドウ樹は、コート・デ・ブランのグラン・クリュに分類される3村、Cramantクラマン、Oiryオワリー、Chouillyシュイィの白亜質土壌の斜面に深く根付いている。そこから南に約50キロの距離に位置するコート・ド・セザンヌは、豊かで肥沃な土壌と気候に恵まれている。
◆栽培◆
ブドウ栽培は農薬や除草剤を使用しない。収穫量を減らし、さらに収穫したブドウを厳しく分別することで、健康的で美味しいブドウを得ることがドメーヌの務めの一つだと考えている。2019年11月に、HVE(=Haute Valeur Environnementale:環境価値重視)認証レベル3を取得している。
◆醸造◆
J. Vignierの瓶詰めはすべて、最適な成熟度で手摘みされたブドウで、最初のプレスのみを使用している。清澄化のための澱下げと、厳選された酵母による低温での遅い発酵を実施。ベースワインはステンレスタンクで発酵し、マロラクティック発酵を経て、数ヶ月間のタンク熟成が行われる。二次発酵のための瓶詰めは春に実施。澱抜き前のボトル熟成は澱抜き前のボトルは、地下15mの白亜のカーヴで最低48ヶ月(平均4〜8年、一部のキュヴェでは8年または12年まで)熟成される。酸化防止剤の二酸化硫黄は、ブドウの純度を高めるために添加する。
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◆各キュヴェの詳細◆
Ora Alba Grand Cru AOC, Blanc
/オラ・アルバ グラン・クリュ 白・極辛口 NV
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Les Longues Verges Grand Cru AOC, Blanc
/レ・ロング・ヴェルジュ グラン・クリュ 白・極辛口 NV
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Aux Origines AOC, Blanc
/オー・ゾリジン 白・極辛口 NV
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Aux Origines AOC, Blanc
/ピュール・クラマン グラン・クリュ 白・極辛口 NV
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