HOME >> 生産者情報 >> ラファエル・パラシオス(スペイン/バルデオラス) 


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スペイン最高の
白ワイン誕生の軌跡
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◆スペイン最高の白ワイン誕生の軌跡◆

 スペイン最高のブランコが誕生した。プリオラートのカルト・ワイン「レルミタ」のアルバロ・パラシオスの実弟,ラファエル・パラシオス/Rafael Palaciosが造る白ワインだ。

 フランスでワイン醸造を学んだ後,オーストラリアに渡ったラファエルは,そこで白ワイン造りに開眼。スペインに帰国後,一時は兄のアルバロとともにリオハのパラシオス・レモンドで働いていたが,何かにつけ比較される兄とは違う道を歩むことを決断。2004年,バルデオラス/Valdeorrasにブドウ畑を購入し,スペイン最高の白ワインを造る夢への挑戦を始めた。



 スペイン北西部のガリシア/Galicia地方にあるバルデオラス(右の地図をクリックすると,拡大図をご覧いただけます)は高い山脈に囲まれ,シル/Sil川流域の渓谷にあるため,大陸性気候の影響を多分に受ける。すなわち,冬は厳寒で降雨量が多く,夏は高温である。このように,ブドウが成熟するための自然条件を備えているにもかかわらず,山岳地帯という地形や,1軒あたりの農家が所有する畑の面積が非常に小さいため,今までは自家消費用として少量生産しか行われず,地元以外では産地名を知られることがなかったマイナーなDOだ。また,多くの農家が標高の低い場所や渓谷の下にブドウ畑を所有している。しかし,ラファエルは標高600メートル以上で,白ワインにとって最高とされる花崗岩土壌の南向きの斜面にある段々畑を選んで購入。高樹齢のゴデーリョ/Godello種のブドウ樹からラファエルが造る白ワインは,衝撃の一言に尽きる。

なぜなら,“アス・ソルテス”と命名されたフラッグシップ・ワインは,2005年物から『ペニン・ガイド』で3年連続93点越え,『インターナショナル・ワイン・セラー(=IWC)』で3年連続して92点を超え,『ワイン・アドヴォケイト(=WA)』でも2年連続92点を獲得したからだ。スタンダード・キュヴェの“ロウロ”も『ペニン・ガイド』で2年連続92点越え,IWCで2年連続91点越え,WAでも2年連続90点越えという信じがたいデビューを飾ったからだ。

 弊社は2007年からラファエル・パラシオスのワインの輸入を開始しましたが,スタッフ全員が口を揃えて「まるでピュリニィ・モンラッシェ!」と絶賛する本当に素晴らしい白ワインです。スペインの白ワインに対するイメージが根底から覆される衝撃の味わいです。ぜひ,お試し下さい。目からウロコの美味しさです!
◆スペイン最良の白ワイン産地,バルデオラス◆

 バルデオラスのワイン産地としての復活には古くからある畑を再構築することと,ブドウ栽培と醸造技術を近代化させることが不可欠であった。オレンス/Orense地方の南西に位置するバルデオラスはガリシアへの入口である。シル川を望む深く肥沃な谷からなり,花崗岩と粘板岩の魅惑的な地勢に,主役のブドウ,クルミ,そしてオリーヴの木々が生い茂る。

 東から西に伸びるビア・ノバ/Via Novaと呼ばれるローマ時代の道が貫くバルデオラスは,ローマ帝国が金を求めて訪れた地であり,その通り道でもあった。この特有の地中海と大西洋気候が入り混じるバルデオラスの地にブドウを持ち込んだものもローマ人だ。ローマ時代が終わってから10世紀まで,この地でのブドウ栽培の痕跡はない。

 10世紀頃になるとブドウ樹に関する記述を見ることができ,それらの一部の樹は今も生きている。19世紀になるとフィロキセラの被害を受け,大部分のブドウ樹が倒れてしまった。これにより農家はフィロキセラに強いアメリカの台木を用いることを余儀なくされた。しかし台木の導入により収量は増えたが,果実味に溢れたバルデオラス・ワインの特質が奪われる結果となった。この状況は,高品質,競争力,利益のあるワインを造るために地場品種を復活,補強,活用することを目的とした畑の再構築計画の始まりである1976年まで続いた。伝統と近代テクノロジーの両方に力を入れたバルデオラスD.O. 統制委員会は,ゴデーリョやメンシアといった地場品種をゆっくりと時間をかけて回復し,洗練された舌を持つ世界的に有名な人々をも満足させる,バルデオラスの地に基づいた最高品質のワインを造り上げることに成功している。

 D.O. バルデオラスの栽培地域は,ルビア/Rubia,カルバリェダ・デ・バルデオラス/Carballeda de Valdearras,オ・ボルコ・デ・バルデオラス/O Borco de Valdearras,ビラマルティン・デ・バルデオラス/Vilamartin de Valdeorras,ア・ルア・デ・バルデオラス/A Rua de Valdeorras,ペティン/Petin,ラロウコ/Larouco,そしてオ・ボロ/O Bolo地区に存在する。これは,シル,サレス/Xares,ビベイ/Bibei川流域をすべて覆うもので,45のボデガが所有する畑の総面積は1,341ヘクタールを数える。気候はガリシアの他の地域より乾燥しており,大西洋からの影響と大陸性気候がバルデオラスを特別な産地にしている。平均気温は11度(最高気温33度,最低気温-8度)で,平均降水量は850-1,000ミリメートル。日照時間は長いが,降水量が多い。また,土壌は様々である。最も顕著なのは,粘板岩を基層とする表土が浅く,石が豊富で石灰質の土壌,花崗岩を基層とする表土が深く砂の多い土壌,そしてテラス式で巨大な石があちらこちらに見られる堆積物からなる土壌。

 品種は白ワイン用としてゴデーリョが最も適しているが,ドニャ・ブランカ/Dona Blancaとパロミノ/Palominoも植樹されている。赤ワインには最近注目を集めているメンシアを筆頭に,メレンサオ/Merenzao,アリカンテ/Alicante,グラオ・ネグロ/Grao Negro,テンプラニーリョ/Tempranillo,ブランセリャオ/Blancellao,ソウソン/Sousonが栽培されている。しかし,根本的には,バルデオラスでは2つの単一品種のワインが造られていると考えてよい。最も象徴的なものは,ゴデーリョの白ワイン。リンゴ,桃,グレープフルーツ,バナナの洗練された果実のアロマを持ち,黄,黄金,あるいは麦わらの色調を備えている。ワインはしっかりとした骨格で力強く,味わい深い。また,美味でバランスも良く,アルコール度数の平均は12.5%である。最も秀でている赤は,メンシアから造られる。強い紫の色調で,ブラックベリー,赤スグリ,クランベリーなどのエレガントな果実のアロマを持つ。軽やかでアルコールと酸のバランスが良く,食欲をそそる余韻の長いワインだ。

ゴデーリョ  バルデオラスD.O. 統制委員会が行った最近の調査によると,近年のワイン販売量は350万リットルほど。そのうち輸出は121,160リットルで,全体の3.46%。最も多く輸出されたワインはゴデーリョ単一のワインで,総輸出量の10%を占める。スウェーデン,ドイツ,イギリスがEUのなかの主な輸出国で,アメリカへの輸出額は著名なワイン評論家の高評価が手伝って著しく伸びている。←画像:ゴデーリョの果実

 総括すると,バルデオラスのテロワールの真髄となる厳選された質のワインを市場に送り出すため,生産者は伝統と近代技術を駆使し,一生懸命努力している。だからこそ,今,積み重なる調査の日々と栽培,そして醸造にかかわる新しい技術の導入により,バルデオラスのワインはようやくふさわしい評価が与えられるようになった。

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