HOME >> 生産者情報 >> ラファエル・パラシオス(スペイン/バルデオラス) 


↓INDEX↓
スペイン最高の
白ワイン誕生の軌跡
--------------------
スペイン最良の
白ワイン産地
バルデオラス
--------------------
ラファエル・パラシオス
--------------------
各キュヴェの詳細
--------------------
各種ワインガイドの評価
◆ワイン・アドヴォケイト
◆インターナショナル
・ワイン・セラー

◆ワイン・スペクテーター
◆ワイン・エンスージアスト
◆ジャンシス・ロビンソン
・ドット・コム

◆ギア・ペニン
(ペニン・ガイド)

◆シバリタス
◆ラ・ルヴュ・デュ
・ヴァン・ド・フランス

◆ヴィノテーク
◆料理王国
◆ヨミウリ・オンライン
--------------------
ラファエル・パラシオスの
ワインを取り扱う
著名レストラン&ホテル
◆ラファエル・パラシオス◆


 ラファエル・パラシオスは、その名前だけで人々を圧倒するほどの影響力を持つ名門ワイナリーの家系に生まれた。彼は1948年にリオハにワイナリーを設立したホセ・パラシオス・レモンドの末の息子で、スペイン・ワインの素晴らしさを世界に知らしめたプリオラートの伝説的ワイン「レルミタ」をこの世に送り出したアルバロ・パラシオスの実弟。家族が所有するリオハのワイナリーで育ったラファエルは、ワイン生産の真髄を学ぶためにはスペイン国内に留まらず、海外のマイスターたちの教えを受けなければならないと考え、1990年、世界中の著名な生産者のもとを巡る旅に出た。

 1990年から1993年まで、ラファエルはフランス、ボルドーの著名ネゴシアン、Dulong デュロンで修行。その後、モンターニュ・サンテミリオンに移り、2年間醸造学を学ぶと同時に、シャトー・ペトリュス、シャトー・ムーラン・デュ・カデ、そしてJP ムエックスで経験を積んだ。このとき、後のラファエルの人生に影響を与えることになるオーストラリア・ワインの発展の立役者であり、ヘイスティング・リバーの著名醸造家であるジョン・キャセグレインと出会った。1994年、キャセグレインに招待されたラファエルはボルドーを去り、オーストラリアで働き始めた。ここでラファエルはリオハとはまったく違うモダンなワインの生産法を学び、白ワインへの興味を深めた。オーストラリアにいる間、ラファエルはキャセグレインのワイナリーに加え、ペンフォールズなどでワインメーカーとして、また醸造家として技術を磨いた。

 1994年7月、海外での約4年間の修行を経て、ラファエルはリオハの家族の元に戻った。それまでに培った知識と実家での働きぶりが功を奏し、1996年にパラシオス・レモンドのテクニカル・ディレクターに任命された。この画期的な出来事はラファエルにとって大きな転機となり、またスペインのワイン業界にも世代交代の始まりとして新風を吹き込んだ。1997年頃、ラファエルは知名度の低いルエダやリアス・バイシャスといったDOに目を向けるようになる。各地で学んだワインの醸造の知識があれば、これらの地区の原生種であるビウラ、ゴデーリョ、そしてアルバリーニョから草分け的なワインを造ることができると確信していた。彼が初めてリリースした白ワインはビウラ種を用いたリオハのワインで、初リリースにして多くの高い評価を獲得した。

 そして2004年、ラファエル・パラシオスはバルデオラスで土着品種のゴデーリョが植わる成熟した畑を地元の農家から購入、新たにプロジェクトを開始した。それまでコンサルタントとしてこの地を見てきたラファエルは、O Bolo オ・ボロのBibei Valley ビベイ・バレー周辺地域でのワイン造りに興味を持つようになり、20ものクリマに分かれる合計14ヘクタールの畑を所有することになった。強烈な地勢と低い生産性の土壌が人を阻み、小規模ながら歴史あるこの地域でのブドウ栽培は、ほぼ完全に投げ出されていた。小さな区画の集まりは相続の際に割り当てられたもので、ガリシア語でソルテと呼ばれており、ここからアス・ソルテスという名前がワインに付けられた。

 畑はビベイ川の右岸の西部に位置し、標高は650-700メートルと高い。土壌は特徴的で、花崗岩の地層が削剥された砂質。また、有機物に乏しく、酸が強く風食されやすい。畑のすべての区画にゴデーリョが植樹されており、その樹齢は21-87年。ブドウ樹はもろい花崗岩の壁に支えられたテラスに植えられているため、特別に改良された軽い農機具の使用が不可欠。

 栽培は有機農法とバイオダイナミック農法を実践している。20のクリマのうち3つにバイオダイナミック農法を、それ以外については有機農法を導入している。ここでは長期にわたり環境を考慮したブドウ栽培が行われていなかったためブドウ樹に抵抗力がなく、バイオダイナミックや有機農法を導入することは難しい。しかし、ラファエルはバイオダイナミックに大きな可能性を感じており、今後、すべての区画をバイオダイナミックに転換する計画を持っている。

 畑は年に3-4回耕耘している。テラス状の地形に合った手押しの小さな耕耘機を使用しているが、区画によっては機械を入れることができないため、手作業で耕耘している。ブドウ樹の整枝法はゴブレ(古木)、あるいはコルドン・ド・ロヤで、植樹比率は1ヘクタールあたり平均5,000-9,000本。収量の管理は、芽かき、摘心、除枝、除葉、グリーン・ハーヴェストなどで、区画、樹齢、気候などを総体的に鑑み行っている。若木の場合1株当たり1-3房、中堅は6-7房、古木は3-4房の果実が実る。平均収量は30-35ヘクトリットル。ラファエルがワイン造りのすべてを管理し、土地の特長に最も重きを置くことにより、ピュアなワイン造りを心がけている。
◆各キュヴェの詳細◆
Rouro DO Valdeorras, Blanco  
/ロウロ(バルデオラス) 白 ==>> 詳細はこちら
As Sortes DO Valdeorras, Blanco
/アス・ソルテス(バルデオラス) 白 ==>> 詳細はこちら
Sorte Antiga DO Valdeorras, Blanco
/ソルテ・アンティガ(バルデオラス) 白 ==>> 詳細はこちら
Sorte O Soro DO Valdeorras, Blanco
/ソルテ・オー・ソロ(バルデオラス) 白 ==>> 詳細はこちら

Copyright@IZUMI TRADING CO., LTD. All rights reserved.