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苗木にはワインの造り手の用途に応じて、2つの形状がある。野外の苗床で栽培した苗木は、新しい畑や区画に一斉に植樹する場合に向いた苗木で、根から土を取り除き、先端の枝の部分が乾燥しないように、パラフィン加工を施して出荷される(画像右下)。他方、古くなって引き抜いたブドウ樹の代替として畑や区画の一部に植樹する場合には、既存の樹と競合できる強い根にする必要があるため、根が広く早く伸びるように腐葉土を混ぜた土を入れた鉢(ポット)に1本ずつ植えて、温室で栽培した苗木が土と鉢(ポット)付き(画像左下)のままで出荷される。
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ポット・スタイル(鉢付)の苗木には、さらに容量の大きなスーパー・ポット(画像左下)、品種や台木に合わせた土の配合栽培条件を整えたスタート・プラント(画像右下)などがある。
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これらポット・スタイルの苗木は、ガラス室やビニール・ハウスなどの温室で栽培される。
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