HOME >> 生産者情報 >> ドメーヌ・ド・ラ・パント(フランス/ジュラ地方) 
↓INDEX↓
■ ラ・パントの歴史 ■
--------------------
■ 土壌について ■
--------------------
■ 畑・蔵での仕事 ■
--------------------
■ ヴァン・ジョーヌに
ついて ■
--------------------
■ 『ゴー・ミヨー』
掲載記事 ■
--------------------
■ 各キュヴェの詳細 ■
ジュラのワイン産地は,フランス東部,スイスとの国境に近い標高400メートルの高原地帯に広がる。
この中心に位置するのが,ケルト語で“ar bos=terre fertile=肥沃な大地”を意味する“アルボワ”だ。アルボワからシャトー・シャロンにかけて“マルヌ・ブル”と呼ばれるライアス統の青い泥灰土が露出しており,

・アルボワ:13コミューンにまたがる栽培面積843ヘクタールを数えるジュラ最大のアペラション。年間生産量は,45,000ヘクトリットル。 ワ”は,フランスで最初(1936年)にAOCの認定を受けたアペラション。現在も ジュラ地方はスイスとの国境近く、ジュラ山脈の麓にある、ブドウの栽培面積が1,900haの小さな地方でそれほど有名ではないが、この地方特有のワインが造られていることは、ご存知の方も多いのではないか。この地方のアペラシオンの1つ、アルボワはケルト語で“肥沃な土地”を意味し、その名の通り、ここには海抜400mのところに青い泥灰土が露出しており、ヴァン・ジョーヌを造るのに最適であると言われている。そこに目を着けたのがドメーヌ・ド・ラ・パントをフィロキセラ来襲後に再設立させた地質学者のロジェ・マルタンである。ヴァン・ジョーヌの愛好家であった彼は、この肥沃な土壌を見逃さなかった。ラ・パントは初ヴィンテージとなった1957年を皮切りに、これまで上質なワインを造り続け、近年その実力は明らかになってきている。フランスのワインガイド『ゴー・ミヨー』には6年連続掲載され、2007年版ではジュラのトップドメーヌ、ジャン・マークルやティソと同様にラベルも掲載され、2008年版ではヴァン・ジョーヌ2000年物がティソと同一トップを獲得し、また最新版の『2009年版ゴー・ミヨー』では「ワインのレベルは上昇し続けている」と賞賛される、まさに今が旬のドメーヌである。ぜひご期待下さい。
ジュラの地図
■ ラ・パントの歴史 ■
ラ・パントの土地にブドウが植えられたのは19世紀のフィロキセラ来襲前のことであった。フィロキセラ来襲時、他の畑と同様ラ・パントも被害を受け、当時の所有者は意気消沈したためか、再びここにブドウを植えることはなく、牧草地と姿を変えてしまった。それはラ・パントのテロワールが卓越した資質を備えているだけに残念なことであった。
だがドメーヌがあった優れた土壌に目を着けたものがいた。アルボワ出身のロジェ・マルタンである。彼はここに再度植樹をすることを思いついた。ヴァン・ジョーヌの愛好家で、経験豊かな地質学者でもあった彼は、土地の状況をすばやく把握することができた。ラ・パントこそ彼の求めていた土地だった。彼は、ワイン生産者であり、ネゴシアンでもあったマルセル・プーに事業への参加を求め、20ヘクタールの土壌に植樹をし、半分以上はサヴァニャンが占めた。
残念なことに、マルセル・プーは早い時期に亡くなり、生前彼が所有していた畑はマルタン家が引き受けた。


■ 土壌について ■
ジュラ地方、アルボワからシャトー・シャロンまで海抜400メートルの高さのところに青い泥灰土が帯状に現れており、非常に深い層で構成されている。
この青い泥灰土こそがワインに「ジョーヌのアロマや味わい」を大いに与えるのである。
■ 畑・蔵での仕事 ■
定期的に耕耘をし、土寄せを行い、ブドウ樹の間を鋤く。土壌には非常に気を使っており、ビオディナミを採用することによって土壌のバランスを取っている。具体的には以下のものを畑に撒いている。

●牛糞を牛の角に詰め冬季土中に埋め、発酵・乾燥させたものを砕いたもの
(→根の育成を助け、同時に土中の窒素をコントロールする。)

●結晶化した石英や長石を牛の角に夏・秋季土中に埋め、粉末状に砕いたもの
(→珪素の光吸収効果による、光合成効果と土中の過剰な湿度のコントロール)

●ノコギリソウの葉  (→硫黄分の供給)

●カミツレ  (→石灰分の供給)

●樫の樹皮  (→生きた石灰分の供給)

●西洋タンポポ  (→珪酸の供給)

●カノコ草  (→リンの供給)

また、ブドウは畑で選別をし、収穫は手摘みで行い、運ぶときも丁寧に取り扱っている。
収穫したブドウは性能の良い機械で除梗をし、空気圧圧搾機で圧搾、醸造には温度調節付のタンクを使用している。そしてSO2添加量を最小限に抑えた醸造を行っている。
■ ヴァン・ジョーヌについて ■
ヴァン・ジョーヌには、ある栽培者が蔵の中で忘れられていた樽の中に黄金に輝くワインを偶然見つけたのが始まりだという面白い言い伝えがある。
サヴァニャンという品種で途中までは白ワインと同様の醸造方法で醸されるのだが、熟成がこのワイン独特の技法をとる。
大樽で熟成させ、その間ウイヤージュ(目減りの補充)を行わず、シェリー酒のように表面に産膜酵母の膜を張らせ、最低6年3ヶ月熟成させる。この酵母が、クルミやアーモンドの香りをつくり出す。長い熟成を経た後、ワインは620ml入りのクラヴランというボトルに詰められる。これはワイン1リットル分が6年間の熟成期間中に減量し、最終的に残った量を表している。
■ 『ゴー・ミヨー』掲載記事 ■
■2008年版
ヴァン・ジョーヌ2000が19/20点、サヴァニャン2002が17.5/20点で、それぞれトップを獲得しました!


■2007年版
ヴァン・ジョーヌのラベルが掲載されました!
■ 各キュヴェの詳細 ■
Arbois Savagnin (AOC), Blanc
/アルボワ サヴァニャン 白  ==>> 詳細はこちら
Arbois Pupillan Chardonnay (AOC), Blanc
/アルボワ ピュピヤン シャルドネ 白  ==>> 詳細はこちら
Arbois Les Grandes Gardes Pinot Noir (AOC), Rouge
/ アルボワ “レ・グランド・ガルド” ピノ・ノワール 赤  ==>> 詳細はこちら
Arbois Terre Rouge (AOC), Rouge  *参考品*
/ アルボワ “テール・ルージュ” 赤 ==>> 詳細はこちら
Arbois Poulsard (AOC), Rose  *参考品*
/ アルボワ プルサール ロゼ ==>> 詳細はこちら
Arbois Les Genevrets (AOC), Rose
/ アルボワ “レ・ジュヌヴレ” ロゼ 2002 ==>> 詳細はこちら
Arbois Vin Jaune (AOC), Blanc  *品切れ中*
/ アルボワ ヴァン・ジョーヌ 白 ==>> 詳細はこちら
Arbois Vin de Paille (AOC), Blanc
/ アルボワ ヴァン・ド・パイユ 白 2002 ==>> 詳細はこちら
Cremant du Jura Brut (AOC), Blanc
/クレマン・デュ・ジュラ ブリュット 白 NV ==>> 詳細はこちら

Copyright@IZUMI TRADING CO., LTD. All rights reserved.