HOME >> 生産者情報 >> ドメーヌ・シェルメット(フランス/ボージョレ地方)
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ドメーヌ・シェルメットの概要
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所有畑
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ジュール・ショーヴェの
哲学
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各キュヴェの詳細
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◆ドメーヌ・シェルメットの概要◆

 ボワ・ドワン/Bois d'Oingt寄りのボージョレACの南端、サン・ヴェラン/Saint-Verandに位置し、ボージョレ地区全体でわずか8生産者のみに贈られたパーカー5ツ星生産者であるドメーヌ・シェルメットの当主ピエール=マリー・シェルメット(写真→)はディジョン大学醸造学科で、ボージョレのエミール・ペイノーと呼ばれるジュール・ショーヴェ博士に師事した。彼は1982年に父からドメーヌを継承すると同時に、博士の提唱した可能な限りの自然なワイン造りに着手した。それは化学薬品と化学肥料、除草剤の全廃に始まり、短梢剪定、芽かき、グリーン・ハーヴェスト、極端な低収量、完熟したブドウ果のみを収穫する遅摘み、僅かでも痛みのあるブドウ果を全て取り除くため、3回にも及ぶ厳格な選別、そして当時アンリ・ジャイエやDRCも導入していた選果台を導入。加えて醸造では培養酵母の無添加、無補糖・無濾過はもちろんのことSO2の添加を最小限に抑えた。カルボニック・マセレーションに独自の改良を加えたルモンタージュを行う伝統的なボージョレ古式カーボニック・マセレーションを採用。これはロマネ・コンティ同様、人工的な介入を排除することによって確立されたワイン造りの精神に通じるものがあった。これらの長年の努力により、フランスの権威あるワイン評価誌『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス(旧名クラスマン)2007年版』ではボージョレ生産者として初めて★★(2ツ星)を獲得し、「シェルメットが造ったワインの品質には、もはや並ぶべきワインは存在しない。ヴィスーのワインはそれほどまでに、深み、明確さなど全てのボージョレ・ワインを凌駕する位置にある」と最大級の賛辞が贈られた。最近では、ヴィノス/Vinousがドメーヌの造るワインは「1989年以来、常にボージョレのトップレベルをキープしている」と、そしてワイン・アドヴォケイトもドメーヌの造るワインは「フランスワインの中でも、飲むべき最高に価値のあるワイン」と絶賛。ドメーヌは2019年、テラ・ヴィティス/Terra Vitis認証を取得。  


◆所有畑◆
 ドメーヌ・デュ・ヴィスーが拠点を置く、ル・ヴィスーの集落の最高の場所にヴィスーの南西側に面したブドウ畑がある。ほとんどの南ボージョレ地区の土壌が粘土石灰質の土壌であるのに対し、ドメーヌ・デュ・ヴィスーの土壌は花崗岩質である。この土壌がワインによりストラクチャーを与え、ここでレ・グリオット、キュヴェ・トラディショネル、そしてボージョレ・ブラン用のブドウが栽培される。
・ サン・ヴェランのヴィスーの集落に位置する14ヘクタールのガメイ畑。南西に面した花崗岩土壌、樹齢は25〜100年。
・ サン・ヴェランのヴィスーの集落に位置する0.5ヘクタールのシャルドネ畑。南西に面している。樹齢は25年。
・ サン・ヴェランのナンドリー(Nandry)の集落に位置する0.5ヘクタールのシャルドネ畑。南西に面している。樹齢は25年。

≪その他の所有畑≫  

@ オワン − ル・ボワ=ドワン コロンジュ(Oingt - Le Bois d'Oingt Collonge):
ピエール=マリーの祖父が所有していた6ヘクタールの畑。ガメイが植樹されていたが現在、シャルドネを植樹中。シャルドネはこの地の粘土石灰質に完璧に適している。これらのシャルドネはボージョレ・ブランやクレマン・ド・ブルゴーニュを生産するために使用する予定である。

A ブルイィ ピエルー (Brouilly Pierreux):
マルティーヌの祖母が生まれ、少女時代をすごした畑。そのためブルイィ山の麓に位置する小さな畑をどうしても手に入れたかった。青い石が混じる花崗岩質の1.5ヘクタールの土壌であり、ガメイが植樹されている。樹齢は40年。

B フルーリー レ・ギャラン (Fleurie Les Garants):
フルーリー・ポンシエより若干低い地に位置する傾斜のある畑。フルーリーのアペラシオンで最高のテロワールのひとつ。南西側に面するガメイが植樹された2.7ヘクタールの雲母と石英が豊富な花崗岩質の土壌。樹齢は35年。

B フルーリー・ポンシエ (Fleurie Poncie):
このフルーリー・ポンシエの高台では、フルーリーの畑を見渡せる。サオーヌ川平原、日によってはモンブランまでの素晴らしい景色を見渡すことが出来る。鋭い傾斜のため、ほとんどの機械は使用できない。結果ブドウ樹のケアは手によって行われる。南東側に面する雲母や石英が豊富なピンク色の花崗岩質土壌からなる4.5ヘクタールのガメイ畑。樹齢は35年。

C ヴォー・アン・ボージョレ ロッシュフォール (Vaux-en-Beaujolais Rochefolle):
ボージョレ・アペラシオンに位置する古樹を植樹した畑。ガブリエル・シュヴァリエの一代センセーショナルを起こした小説と同じ名前である「クロシュメルル」として知られるヴォー・アン・ボージョレのコミューンに位置している。ここで生産されるブドウはクール・ド・ヴァンダンジュの原料となる。1.2ヘクタールのガメイが植樹された花崗岩質の土壌。樹齢は120年。

D ムーラン・ア・ヴァン レ・トロワ・ロッシュ (Moulin a Vent Les Trois Roches):
シェナの高台、ロッシュグレとロッシュ・ノワールと呼ばれる地域で有名なムーラン・ア・ヴァンの風車が見渡せる。風車の近くにはラ・ロシェルと呼ばれる塀に囲まれた小さな畑がある。これらの3つのアペラシオンはムーラン・ア・ヴァンに位置しており、キュヴェ・レ・トロワ・ロシュの原料になる。ロッシュグレは南東に面するマグネシウムを含む花崗岩質土壌の1ヘクタールのガメイ畑。樹齢は35年。ラ・ロシェルは南東に面するマグネシウムを含む花崗岩質土壌の2ヘクタールのガメイ畑。樹齢30年。ロッシュ・ノワールは東南西に面する花崗岩質土壌の1.5ヘクタールのガメイ畑。樹齢35年。


◆≪自然なワイン造りにこだわる:
ジュール・ショーヴェの哲学≫◆

 …化学と醸造学を独学で学んだバイオダイナミック農法の先駆者、ジュール・ショーヴェ/Jules Chauvet。化学肥料と除草剤を投入することで殺されてしまった酵母の変わりに、人工培養の酵母を用いるワイン造りが進む中で、ジュール・ショーヴェは早くからそのようなやり方を批判し、土壌のポテンシャルをワインに生かすべきと主張、その調査と実験に一生を捧げた。
 彼によれば、除草剤を用いた畑では1mlあたりの土に40,000の酵母しか見られないのに対し、除草剤を用いずしっかりと耕された畑では24,000,000もの酵母が生息しているという。さらにこの酵母の種類は50種にも及び、そのひとつひとつがワインに異なった香りのニュアンスを生むというのである。バイオダイナミック農法で造られたガメイ・ワインは、昨今のボージョレの後味に残るような「厚み」はないが、シャプタリザシオンを一切行わないその味わいは極めて素直、鉱物質を含んだ土地のニュアンスがはっきりと感じられる。
 今でこそ自明の理となった事実だが、彼はまた人工的介入を全く行わず、自然な味わいのワイン造りをいち早く提唱した人物としても知られている。これらのワインの長所として、二酸化硫黄を抑えているため飲み過ぎても頭痛になりにくく、アルコールも控えめなので飲んでいる最中やその後も頭や胃がはっきりとした心地よい状態でいられること、そしてノン・フィルターなのでより良い味わいを楽しむことが出来ることなどが挙げられる。
 このショーヴェの教えを実践して、「自然派ワイン造り」に励んでいる生産者として、ヴィリエ・モルゴン村Villie-Morgonのジャック・ネオポールをはじめ、アメリカのワイン情報誌ワイン・アドヴォケイトで「ギャング・オブ・フォー(4人組)」として取り上げられたマルセル・ラピエール、ギィ・ブルトン、ジャン・フォワヤール、ジャン=ポール・テヴネなどが知られている。
 栽培から醸造に至るまで除草剤や補糖など、自然でないものは一切使わず造った全く自然のワイン…。これらは、現代のワイン醸造の産業化の流れに逆行していると思われがちだが、これらは逆に現代的なワインと言える。

 ピエール=マリー・シェルメットやフィリップ・パカレ、シリル・アロンゾたちは、ジュール・ショーヴェの哲学に立脚してワイン造りを行う。
 「シャプタリザシオン(補糖)も、フィルトラシオン(ろ過)も、二酸化硫黄の添加すら行わない造り手たちに敬意を払いたい。(中略)ノン・フィルターのワインは澱が沈殿するため、無知な人間は未だそれらが欠点であると思い込んでしまう。昔ながらの、そして真に自然なワインを造ること…、彼らはこれがリスクに晒されることを十分に承知している…。」(仏ガストロノミー専門誌『ゴー・ミヨ』より抜粋)

◆各キュヴェの詳細◆

Beaujolais Les Griottes
/ボージョレ・レ・グリオット 赤 2020 ==>> 詳細はこちら
Beaujolais Origine Vieilles Vignes/ボージョレ・オリジン・
ヴィエイユ・ヴィーニュ 赤 2020 ==>> 詳細はこちら
(旧ボージョレ・トラディショネル・ヴィエイユ・ヴィーニュ)
Beaujolais Cuvee Coeur de Vendanges/
ボージョレ クール・ド・ヴァンダンジュ 赤 2019 ==>> 詳細はこちら
Fleurie Poncie/フルーリー・ポンシエ 赤 *参考品 ==>> 詳細はこちら
Fleurie Les Garants/
フルーリー・レ・ギャラン 赤 *参考品 ==>> 詳細はこちら
Moulin-a-vent Les Trois Roches/
ムーラン・ア・ヴァン・トロワ・ロッシュ 赤 *参考品 ==>> 詳細はこちら
Brouilly Pierreux/ブルイィ・ピエルー 赤 *参考品 ==>> 詳細はこちら
Beaujolais Blanc Chardonnay Collonge/
ボージョレ・ブラン・コロンジュ・シャルドネ 白 2020 ==>> 詳細はこちら
Cremant de Bourgogne Brut/
クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット 白 *参考品 ==>> 詳細はこちら
Beaujolais Rose Les Griottes/
ボージョレ・レ・グリオット ロゼ 2019 ==>> 詳細はこちら

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